未決着の廃プラ処理施設建設
(2000年度補正予算、都市環境常任委員会審査)
◎ 要旨
委員会審査で、一番の議題は廃プラスチックの中間処理の建設問題でした。2000年当初予算に組み込み、建設見直しの内容を含む請願審査をへて強行しようとした廃プラ処理施設の建設でしたが,全面削除の方針となりました。(当初予算にも計上されていません)町田市は、2000年度の目玉施策の一つを実施できませんでした。
◎ 見出し
1 主な議案審査と結果
2 主要な問題点
3 吉田が取り上げた問題
4 3月補正予算は、質疑討論無しが大半
1 主な議案審査と結果
議案番号 | 議案名、及び説明 | 吉田 | 全体 | 備考 |
第1号 | 2000年一般会計補正予算 | ○ | ◎ | 本会議にかける。質疑多数で、下段参考 |
第3号 | 2000年下水道事業会計補正予算 | ○ | ◎ | 本会議にかける |
第5号 | 2000年鶴川駅北土地区画整理事業会計補正予算 | ○ | ◎ | 本会議にかける |
第7号 | 2000年受託水道事業会計補正予算 | ○ | ◎ | 本会議にかける |
第39号 | 土地の買い入れ | ○ | ○ | 公団からの市営住宅用地買収、旧学校予定地。2名反対 |
委員会審査で、一番の議題は廃プラスチックの中間処理の建設問題でした。実質的には、昨年の12月、吉田が特に質疑を提起したものです。内容的には、街頭予算を削除したものです。
2 主要な問題点
委員会審査で、一番の議題は廃プラスチックの中間処理の建設問題でした。積極推進派議員は、翌年度に繰り越せないのか、建設反対派を勢いづかせるのではないか、と言う意見が相次ぎました。
吉田は、建設強行に問題ありの見地で、下段の点を強調しました。
他に建設部関係は、「耐震補強工事見積もり」で、質疑が相次ぎました。減額が多かったためで、当初の計画に比べ、低コスト化したとのことでした。「調査が足りない」と言うのが、質疑した委員の言い分でした。
3 吉田が取り上げた問題
1 剪定枝の資源化事業
(質疑)
当初の見込みにくらべて、剪定枝を持ち込み処理を依頼する人が増え、手数料が増加したと言うものです。吉田は質疑で、現場の処理機能に問題はないか。過重な処理となっているのではないか。作業場を盛り土にして、小さな機械で動かしているが、事故が心配ではないか。
(答弁)
「委託事業にだしており、来年度(2001年予算)の予算では改定する。施設は、いずれは別の場所に移したい」
2 南リレーセンター施設の遊休状況
(質疑)
廃プラ事業が進んでいないので、施設や人が余っていないか。
(答弁)
確かに,施設は空いており、電気などの無駄がないようにしている。一部、地元利用をしてもらっている。
人はまだ配置しておらず、素の点の無駄はない。
3 廃プラ処理施設
(質疑ー(提案))
1) 分散配置の方向を見出す
2) 議員は、作動している施設を見ていない
他の委員から廃プラ建設問題の指摘があり、吉田は請願主旨の「他の地域への分散配置の取組をどの程度、研究しているか」と、たずね、「議員視察では、視察先の廃プラ処理施設は稼動していなかった」と指摘した。
4 3月補正予算は、質疑討論無しが大半
全体としては、年度末の減額を主体とした内容であり、質疑もないものもあった。珍しく共産党さんも、委員会で賛成。
(2001年3月1日の委員会記事)
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