● 会派の幹事長人事

   (吉田は留任ー地道に雑巾がけ)


 自民党は、2001年2月26日、定例議会前の総会を開催しました。主要議案に対する態度、請願・議員提出議案の動向調査、あるいは議員一般質問の発言順等の調整で、会議を行うものです。(一般に、他の会派でも同様の行動となります)

◎ 幹事長の辞任申し出

 本来であれば、上記の次第について、喧喧諤諤と議論をやります。ところが、開催直前の段階で、黒木一文幹事長より、任期途中ですが突然の辞任申し出がありました。聞いてみると、体調が良くないとのことでした。このところ、病院が通いが多そうで、気になっていたところでした。
 もちろん、生命に関係することで無く、養生すれば回復でき、何の問題も無いことです。必要な議会の会議に出て、1ヶ月ほど大事を取っていただき、会派の戦列に戻っていただくことになります。
 
◎ もうすぐ、定例議会が開催されるため、緊急の結論

 幹事長の「辞任願」を会議にかけて、事をはかりました。もう1年間継続していただくのが最良ですが、<3月の定例議会を控えている、翌年には改選を控えている>と言うことで、幹事長の辞任を全員で認めました。(ここらが、自民党のやさしさなのでしょう、住民の皆さんには信じがたいでしょうが、・・・・)

◎ 次の人事を決める

 直ちに、次の人事に入りました。暫定期間の人事であり、かつまた、改選時期の幹事長となります。
 経験者が担当する。現在の執行部からだす。このように、両方の考え方があります。実際にも、その「主旨」のことが議論されました。何度も膠着状況があり、未経験の2期生(執行部の2名)から出すことを決定しました。4名の2期生がいますが、2人は常任委員長を務めており、その2名は議会役職を優先してもらおう。議会役職のない、2名の副幹事長から選出されることになりました。対象者は、長村敏明議員、吉田つとむの2人です。
 
◎ 結論は、吉田は「副」で留任

 当事者の2人は、部屋を退席しました。当事者を除いた議員の協議があり、その結果が発表されました。長村敏明議員が幹事長に押されました。吉田つとむは、副幹事長を留任し、そのまま「政調担当」と決まりました。合せて、その補充人事等は新幹事長に一任となり、それぞれ決定しました。

 会派幹事長職は、言うまでも無く重職です。しかも、他の会派との交渉ごとが多く、幅広い人望が必要となります。その面で、吉田つとむは「考えや行動」が短絡的であり、「そのようなポジションにつけるのははや過ぎる」と言う結論であったのではないでしょうか。自民党流に考えると、「吉田はもっと雑巾がけが必要」と、言うことになるのでしょう。この残りの期間を、長村敏明幹事長を補佐することになりました。

 こうした経過で、4年目の議会に入っていくことになりました。さて、この1年は、どんな1年になるのでしょうか。少なくとも、議会の人事で活躍するには、日ごろの行動が肝心なことです。それにも増して、万全の体調がもっと大切だと言うことが、今回明らかになりました。