●  5期生インターン体験記録 
坂本 修司
2001・夏
 2001年夏に、5期目のインターン生を受け入れました。大学3年生の坂本修司さんです。その体験記を、質問と吉田の答えのスタイルにまとめました。
7月31日



インターン記録レポート                                          町田市議会議員 吉田勉

                                              作成 学生氏名  坂本修司 
H13年8月1日  

主要研究項目
  7月31日 水曜日(初日)

活動内容…自己紹介、インターン内容説明、市役所見学、ポスター貼り、地元住民宅挨拶廻り、スケジュール作り

記 事
  その1、議員とはアピールする仕事である。

坂本コメント
 「議員とはアピールする仕事である。」
こんなに自己紹介をしたのは人生で初めてだと思う。議員は「顔を出す」という行為を何度も繰り返しながら自分の存在をアピールしていくそうだ、自己紹介もその第一段階なのであろう。今日は、主にポスター貼りをしたのだが、ただその辺にぺたぺたと張るわけにもいかないので、貼らせていただく家の方に挨拶をしなければならない(いや"しなければならない"のではない、戦略的に"する"のである)。また、ポスターを貼れるスペースを探す間にも道行く人に挨拶をしまくるのである(小学生にまで挨拶するのには驚いた、小学生のリアクションが薄いのが切なかった)。ここでまた、自分のアピールをしているのである。コミュニケーションを密にすることで、自分のテリトリーに他の議員が入ってくるのを防ぐのである。「俺たち議員は皆おやまのサルで、どいつも自分をボスザルだと思ってるんだ(はハハッ)」と吉田さんが言っていたのを思い出す。
● 吉田 勉
 いやー、よく観察してくれました。今日、お願いして廻ったのは、「自民党演説会―自分と伊藤公介代議士の弁士セット」ポスターの掲示です。こんな大胆な構図のどでかい歩スターを、その人の自宅に貼っていただくわけですので、きちんとお願いするべきものです。特に目立つところを意識して、ポスター掲示の予約も依頼して廻った次第です。

坂本コメント
ところで、吉田さんは「俺は論理的に話すのが下手だ」とか「うまく趣旨を伝えられないんだ」と言っておられたが、なんとなく「俺はできないのだから仕方ないじゃないか」というような、開き直った印象をうけた。議員という仕事はきっと、効率よく自分の思いを伝えることが必要な職業だと思うし、もっとも強力に自分の存在をアピールする手段だと思う。吉田さんはうまく話すための努力などはされているのだろうか?
● 吉田 勉
 「議員というものは、効率的に自分の意志を伝達する」―――なるほど。自分の行動がいかに非効率か、たしかに疑問に思う時がありますね。単純に、「倍」のエネルギーをかければよいのだ!と言う「かんがえ」が頭をよぎっているのでしょう。会合等では、自分が話す機会が少ないので、人の話をじっと聞いています。本来は、そうした話のなかで、これはと思う話を、自分の頭の中で「反芻」するべきものでしょう。

坂本コメント
また、吉田さんは私と話しているときや、時には有権者の方と話しているときにごく稀にではあるが、上の空になっているときがあったように感じられた。せっかく住民の方とコミュニケーションをとる機会をつくるのであれば、その方にできるだけ好印象を与えるように、こいつは話せるやつだと思われるように相手と向き合われたほうがよいのではないかと思った。 思い過ごしであれば、大変失礼しました。
以上が今日の感想及び、気付いた点です。
● 吉田 勉
 スポーツ等で「集中」と言う言葉を使いますが、私が対面者の発言に集中せずに、後の時間のことを、あれこれ思い巡らしていたのかもしれません。当初、説明したように、インターンは、「イン」です。こうしたことを躊躇無く指摘することが、「インターン」に相応しいし、そうでなければ、「アウトサイド」の人物でしょう。