●  5期生インターン体験記録 
坂本 修司
2001・夏
 2001年夏に、5期目のインターン生を受け入れました。大学3年生の坂本修司さんです。その体験記を、質問と吉田の答えのスタイルにまとめました。


インターン記録レポート                                          町田市議会議員 吉田勉

                                              作成 学生氏名  坂本修司 
H13年8月7日  

主要研究項目
  8月7日(2日目)
活動内容…消費生活センターにて会議の傍聴
記 事
  その2 議員は何のために行動する仕事である?
コメント

 私は、議員とは「票のために行動するもの」だと考えている。吉田さんは、議員は「義理や人情のために行動するもの」だと言っている。
● 吉田の回答
 「あなたは、票のために行動するのか」と問われると、坂本さんにかぎらず、「(日常の行動原理は)義理や人情に基づく行動をする」と言う主旨の返答をしたいと思います。最も、私の場合は住民にこのように問われたことはなく、インターネットの世界で「議員は、票のために行動する!」はずだと主張されたのみです。詳細は、後で関連内容を書きますが、直に住民から見て、私の行動が、票になっていると判断する行動・態度が極めて少ないことによるものだと思います。
「票のために行動する」と言う言葉は、通常、具体的な行動において、行動・態度の判断基準を問うものであって、他者の批判か、自分の納得の場合にもちいるものだと考えます。
例えば、私の場合に、自分の考えや態度・行動をインターネット上に詳細な記事として、オープンにしています。この膨大な作業を、「票のため行動だ」と主張した人は聞いたことがありません。むしろ、「そんなことに時間を費やして、票になるの」といわれるのが、関の山です。
では、この膨大な作業はなんのためかと問われると、自分は、情報公開のエキスパートと自称しており、自分の政治家としての考えと活動・態度を自己開示する義務があると考えているためです。この単純な積み重ねが、<吉田つとむはインターネット武器とする!=「日本一の政治家自己開示記録」>であると考えています。

今日は町田市の市民フォーラムにおいて、吉田さんの所属する「消費生活センター広報部」の広報作りと、会議(広報部以外にテスト部、学習企画部、などが出席)に同席させていただいた。午前10時から午後4時過ぎまで同席したのだが、吉田さんの発言は数えるほどであった(2時間半ほどあった会議においては、5分位しか発言していない)。何故かと訊ねると、「あの場では発言する立場ではないから」という答えが返ってきた。確かに、ボランティアで構成される消費生活センター内の会議で、市議会議員という色をもった吉田さんが発言をしすぎるのはいただけない。では、『何故そこに半日以上座っている必要があるのか』という疑問が出てくる。吉田さんは「私は皆がなかなか発言しないときや、うやむやになりそうな時に発言するのだ。」と言っていたが、それは市議会議員としての吉田さんでなくてもできることではないだろうか?せっかく半日使うのであれば、「市議会議員としての吉田」をアピールするために使ったほうがいいのではないかと思うのである。つまり、(長期的に見て)票につながるように行動するべきではないのだろうかと考えるのだ。
● 吉田の回答
 自分の個人的なスタンスからすると、その事柄に関心を持つが、不得意なフィールドの情報収集の時間と考えています。確かに、議員にとって、最もアッピルするのは議会で発言することと、それを情報発信することですが、自分の意思に基づいて情報収集をすることも同様に重要なことと考えます。つまり、消費生活センターにおいて提起される問題「情報」に、価値があると判断しています。

 ここに於いて、吉田さんとしては、上記の「義理と人情」が出てくるのである。市議会議員という仕事は、人と人("有権者"よりはこちらの表現の方が適当であると吉田さんを見ていて感じる)との信頼関係から成り立っていて彼らとの約束や信頼を裏切ることはあってはならない、というのである。う〜む、なるほどと思うのだが、そこで納得しないのが私である。
● 吉田の回答
 義理にしろ、人情にしろ、自分の行動原理は、「あえて、少数派の選択をし、その立場にそった発言をする」として表すことが多いようです。緊迫すると、余計に、そうした態度をとっています。なぜ、そうした戦いの行動を取らざるを得ないのか。ささやかですが、人生50年間の経験がそのようにさせるということでしょう。

―――以下は、私が歯痛のために、吉田さんに言いそびれたことです。(インターン記としては不適切かも知れませんが、一応書きました。)
結局、「票のため」ということを、長期的なものとして見るか、短期的な目的としてみるかの違いではないかと思うのである。株式会社にたとえると、雇われ経営者が吉田さんで、株主が有権者である。株主は自分の利益にならない経営者を株主総会で解雇できる権利を持つ。経営者は、株主の利益を考えながら経営行動をするが、結局は自分が株主から解雇されずに、おまんまを食いつなぐというのが究極的な目的である。議員という仕事も、普段は目の前の市民の意見を吸い上げたりする役目をもち、人に自分が有用な存在であることを見せるために動くが、結局選挙の票数によって評価を受けることになるのである。―――
そう、そういえば、インターンはまだ始まったばかりなので、あまりさっさと結論を出そうとせずに、これからの活動の中で確かめていこうと思います。なんか、書いていて自分が吉田さんを神経質に責めているような気がしてきたので、今日は以上です。
● 吉田の回答
 個々の企業が、企業の理念を有しているかどうかは判りませんが、経営者と言う人たちは、自分の経営理念を実現しようと言うのが、究極の目的ではないでしょうか。たしかに、株主が経営者を選出するので、経営者は「企業利益」を生み出すことが必要なことですが、それは自分の存在基盤にとって必要条件にしか過ぎません。経営者は、自分の経営哲学が満たされない時、自分の考えを主張するし、株主と戦うこともあります。その結果、自分がその企業から放逐される家も知れないが、一方で、別の企業に迎えられこともあるし、自分で創業することも可能です。

 では、議員の場合は、どうなのか。

 坂本さんが言うように、早急な結論は出さず、せっかくのインターン体験ですので、様々の機会に確かめてください。インターンの役割は、議員の活動を内在的に体験できることです。

インターン記録レポート第3回                                        町田市議会議員 吉田勉

                                              作成 学生氏名  坂本修司 
H13年8月7日(第3目)  

主要研究項目
  委員会傍聴(行政報告: 南地区におけるプラスチック資源化施設の公募について。町田市下水処理場の名称変更について。)

タイトル
(未記載)

本文
  10時3分、テレビドラマで出てくるような会議室、の半分ぐらいに議員さん行政の方が向かい合って座り、
その間に議長と副議長さんが着席して、唐突に委員会は始まった。 
―余談であるが、行政側は、ジャケットを着たままの人が多く、議員側は、ほとんど全員がジャケットを脱いだシャツスタイルであった、
行政側の人の、これから議員の質問から身を守らなくてはならないという気持ちの現れであろうか?―  
傍聴には、おば(あ)ちゃんが5人ぐらいと、おじ(い)さんが4人ぐらい来ている、おばちゃん達は
プラスチックの再資源化施設についてあーだこうだと言っている。
● 吉田
 坂本さんには、唐突に始まったと感じられたのでしょうが、極自然に会議が始まった状態です。中央に、委員長、その左に副委員長が座りました。議長は、当委員会ではオブザーバーで委員長の右に座っていました。(ちなみに、議長は自分の関心がある議題があったために、そこに座っていて聞いていた次第です。町田市では、議長も自分の担当委員会があり、そこでは1委員として参加します。副議長さんは、委員の後ろの方で、一般傍聴にそう形で座っていました)
 スタイルは、省エネの為にノーネクタイとなっているのですがね、・・・・
 傍聴席にいた人たちは、利害関係人(市が廃プラスチックの処理を、一箇所に建設しようとしていた地域の人たちです)の人が来ていました。会議の時間には、私語はしていなかったのではないでしょうか。

◎ 坂本さん
 今日の議題は2つで、町田市下水処理場の名称変更について、と南地区におけるおプラスチック資源化施設の
公募についてである。前者については、名称を委員会で話し合うのかと思いきや、名称はすでに決定しているそうで、
とりえず報告だけのようである・・・、  と、そこに噛み付いたのが吉田さん --- 「そんな報告は紙面か何かですればいいことで、
わざわざ委員会の席で時間を取ってすることではないではないか!」  確かにそうである。そのままにしておけば、「はいそうですか」
で終わる話をそれで終わらせない、しかも質疑応答の開始2秒でこれを言うのである。この瞬発力と言うか、納得のいかないことに対する
こだわりが吉田議員の持ち味であると思う。
● 吉田
 こうした態度が、行政職員などによけいな反発をもたらしているのかもしれません。自分ながら、損をするタイプです。

◎ 坂本さん
 2つ目の、南地区におけるプラスチックの再資源化施設については、なかなか議論が白熱していた。行政側は「PFI的な総合評価競争入札
により、民間の資本を活用して、南地区でプラスチック再資源化施設のモデルを作りたい」というようなことを報告している。行政としては
最近、国の方でも話題にされている「PFI」の手法を用いて公共事業をしたいらしいのだが、議員の皆さんのほとんどは、「PFI」自体
よくわからない人が多いらしく、また、「PFI的」とはいかなる意味か?というところで更に、謎が深まっているようである。行政側の
資料の用意不足もあり、傍聴している側としても、言葉ずらだけの、わかりにくい報告であった。議員の中では、一人の女性議員が主に質問している。
彼女は、市のプラスチック再資源施設(要はゴミ処理施設)を民間に作らせて大丈夫なのか危惧しているようで、頻繁に、かなり言葉を選びながら
PFIによる民間企業の採用と、市の監督力をどれだけ発揮できて、安全性は確かなのか?という主旨のことを10回ぐらいに分けて質問している。
また、今回のプラスチック再加工施設に関しては、法的には周辺住民に許可を求める必要がないそうである。このことについて、行政の人が、
「このような施設を造る時には、周辺の住民に報告して了承を得るのが筋ではないか」 と発言したのだが、それに対し議員側から、「法的にその必要が
ないのであれば、そんなことをあんた達が勝手にするべきではない!自分の首をしめることになるぞ!」 と言ったのは印象的であった。市民の側に立つであろう人から、このような発言が出るのは意外であったし、なるほど大人な考え方だも思う、また、現場に立つ行政の人と、それをチェックする役目を持つ議員の人との、「違い」を感じる発言でもあった。
● 吉田
 議員は、PFI自体が判らないといったのではなく、PFIの中でどのような手法を取ろうとしているのか、という考えでたずねていた斎藤稔などは、よく承知してたずねていました。議員としては、自分が質問をして、行政に自分の考えにあった方向に持っていこうとしているわけです。
 確かに、女性議員の質問方法はまどろっこしい状況でした。結果的に、この細野竜子議員の質疑で、PFIの期間を7年間と考えていることが、判りました。細野議員は、建設計画予定地の近くに住んでいるし、共産党の議員です。この問題では、かなり反対の立場を取っています。また、行政の手法をなまぬるいという主旨で批判した議員は、建設促進派と言っていい、立場の議員です。

 吉田の発言に対して、坂本さんからは、意見がありませんでしたね。
 この問題に関して、吉田は重要な質疑と提案をしました。
1 今回の施設を造ることで、当初予定している施設は縮小される可能性がでてきた。
2 今回の建設予定地を、地域的にあまり絞り込まないほうがよいのではないか。
  内容については、議会の委員会に関する記事で取り扱う予定。

◎ 坂本さん
 この委員会の最後では、「ヤジ」も飛び出した。先の女性議員に対する男性議員からのもので、「〜さんは、PFIについて勉強不足だよ」 とのことである。吉田さんによるとこれは傍聴している我々へのアピールだそうで、「〜さんの属する〜党はこんなものだよ」 というなかなか味のあるヤジであるそうだ。
傍聴している私も、その女性議員の質問はまどろっこしくて、少しイライラすることがあったので、これは効果的な「ヤジ」だと思った。
● 吉田
 自民党席委員から、ヤジが飛びました。何度の質問の手をあげ、比較的に平凡な問いかけをしたため、ヤジが起きたものです。ヤジに関して、一般的には反対意見が多いのですが、議論を聞いていた坂本さんには、効果的な「ヤジ」ときこえたわけですね。
(8月31日訂正 コメント指名が間違っていました。坂本さんでした)
第4回 インターン記録レポート                                        町田市議会議員 吉田勉

                                              作成 学生氏名  坂本修司 

 
主要研究項目
  8月14日(4日目)

活動内容 
 主にポスター貼り同行と収支報告書(吉田議員HP)編集

記 事 コメント 本文
 ◎ 坂本
  「コンニチワ〜」 と言われた人が、相手の名前を必死に思い出そうとする顔をしてこっちを見ている。 そう、この相手とは吉田議員の事で、言われたほうは、焼肉屋さんでたまたま吉田さんと目が合ってしまった女の子である。私が同行していた間だけで、20回以上道行く人や目が合った人に「コンニチワ〜」とやっているのだが、そのうちの半分以上の人は「この人、誰だったっけ?」と言う顔をしてこっちを見ていたように思う。
 私は「よくそんなに知らない人に声をかけられるなぁ、きっと吉田議員は若い頃にナンパでもしまくっていたからあんなにへこたれずに、声をかけられるのだ、」「そういえば、一緒に歩いていても、すれ違う若い女の人をちらちら見ているような気がする」と思い出して、吉田さんに、その旨聞いて見ると、取り繕ったような顔をして「そんな事はない。」と言う答えが返ってきた。顔を見る限り、どうやら動揺しているが、ナンパ師だったわけではないようだ。そういえば今朝、吉田さんは「街頭演説は意味があるのか?」ということについて「その時だけをとったらそんなに意味はないかも知れないが、私のようにそれを10年も続けていると、今では挨拶してくれる人や、(演説を)休むと心配してくれる人がいる」と言っていた。
 なるほど、そういう事が自信になっているのかなぁ、と思った。
● 吉田 
 たしかに、私を困惑させた質問であった。この世界で、「あなたは、ナンパしたことがあるか」の問いを受けた政治家はいないのではなかろうか? ましてや、「しまくっていたか?」の質問には、少々閉口したしました。しかし、インターン生がどのような質問をしようと、それに応えるのがせっかくインターン生を受け入れた責任であり、答えを出すのも義務でしょう。そういった経験が歩かないかと問われる質問に是非答えよ、と言われれば、「YES」と応えることになります。
 「すれ違う若い女の人を、ちらちら見ている」の評価・判断には、一体どうなのか?、ほんとはそうかもしれない、と思い返します。<きれいな人だなー。前にあったことがある人だなー>という、感情が起きているのでしょう。この文章を、わが、吉田妻(しずかさん)に見られると、しかられるかもしれません。幸い、彼女の場合は、インターネットと無縁です。(よかったですね)
 しかし、最も自分にとって困惑するのは、相手が自分を知っていて、私に声をかけられることです。相手から、「あなたをいつも応援して、選挙ではあなたに投票しているが、自分のことを覚えているか」と言われると、大変ありがたい反面、少々返答に困ってしまいます。他の政治家は、どう応えているのでしょうね。

◎ 坂本
 今日は吉田議員のHPに載っている収支報告書の編集作業をやった。収支報告書をみていると、収入の半分以上を自分で自分の後援団体に寄付して、生活費と政治資金を分けようとしているの所に、なんとなく生活感を感じた。議員と言うとすごくお金が入ってきそうな感じがしたが、これを見る限りそんな事は無さそうだし、実際議員以外に副業をしないければやっていけないような状態だそうだ(吉田議員の場合奥さんが働いている)。
● 吉田 
 政治家は、自分の政治活動の収入・支出を選挙管理委員会に提出します。方法は、「後援会」の収支と言うことになっています。自分の「後援会」に、本人が寄付をするというのはなじみにくいのですが、政治世界では自分がその費用(一般経費や、広報費用)を負担する常識です。話がそれますが、芸能人でも、よほど有名な人以外は、自分の芸を磨くこと、衣装などの支出はもちろん、いわゆるファンクラブの会報などに随分と費用が さて、その政治資金ですが、何かイベントをやった場合もその収支に含めます。そうしたイベントでは、当然のことですが、参加者全員に会費を負担してもらいます。その他に、
「会報=議会レポート」の郵送購読料を送ってくれる人が増えてきました。実費負担&個人寄付の感覚が、応援者の中に少しずつ生まれてきました。
 それでも、現実には、相当の自分で政治活動費の負担をすることになります。吉田の場合、収入でなく、所得の半分位の金額を、政治活動の広報発行の為にために支出します。その他に、様々の会合に「顔出し行為」をやり、会費を負担することは、大半の政治家にとって、
必須用件ではないでしょうか。
 吉田の場合は、妻が普通の勤労者務めをして家計を支え、日常的には夫婦で慎ましやかな生活をしています。こんな生活感覚をもった政治家が、本当は増えていくべきではないでしょうか。そのような考えで、楽しく活動しています。

第5回 インターン記録レポート                               町田市議会議員 吉田勉

                                              学生氏名  坂本 修司      H13年8月21日提出ー28日回答  

主要研究項目
  8月21日(5日目)
  活動内容
都市議員フォーラム、都庁に同行
記 事

◎ 坂本さんコメント
 今日は、吉田さんに意地悪な質問をした。
 私:「吉田さんは、何かをするときに考えているよりも行動してしまうタイプですよね?」
吉田:「そんな事はないですよ、結構考えてますよ。ただ、やらなくちゃいけないことは、どんどんやっちゃうから、あつかましいと思われてますね〜。」

何故このような質問をしたのかと言うと、今日の午後だけで予定のキャンセルが2つあったからだ、簡単に言うと「無駄足」である。
午前中に(吉田議員が自分のポスターの作製についてアドバイスを求めるために)行った都市議員フォーラムにおいては、吉田さんは、自分のポスターをどのように作るのか、まだ具体的に考えていなかったようで、あまり身のある話がされているとは思えなかった。もう少し考えをまとめてからくればいいのでは、と思うのだが…  午後に行った都庁では、質問をしようとしていた教育委員会が、質問内容と関係ないところであったため門前払いをくったり、尋ねようとしていた人がいなかったり、いずれも現地まで行ってしまってからわかったようだ。電話で確認してから現地に行けばいいのに、と思うのだが、吉田議員は、現地まで行ってから電話で確認しているようだ。
● 吉田の回答 
 ◎ ポスターなどの製作について
 基本的には、ポスターなどのデザインは、自分で作るのです。但し、自分より優れた人が、私がそれなりに満足できるものを準備してくれるなら、それでOKというのが、私のスタンスです。今回は、その事じたいを始めて話していたのです。しかも、ボランティアの条件を提示しようと言う、まことにあつかましい話でした。
 結果はどうか??まだ、判りませんねー。
 ◎ 調査の対応と、東京都職員
無駄足を踏んだのは間違いないことです。しかし、実際には、担当部署は最初に照会したところでした。資料として、坂本さんに渡したものです。
<東京都の場合、こちらがほしいものをきちんと説明しないと必要なものがそろわない。用語が少し違っても、そんなものはありません。私のところではありません。こんなことは私だけでなく、何度も聞いたことがありました。>
 ◎ キャンセルの件
 1件のキャンセルは、当初の面談の件だろうと思いますが、これは不可抗力です。お会いしたこともない相手の人が、急に病気になられたようです。代わりに日程として、ポスターの検討をいれたものです。

◎ 坂本さんコメント
私:「無駄足を踏む事についてどういう風に思われますか?」
吉田:「私は無駄足と考えないね。失敗の中から教訓を得る、成功の中に教訓なしっていう哲学が私の中にあるんでしょうね〜。」
私のインターン記録(7月分)に対する吉田議員の答え
――「議員というものは、効率的に自分の意志を伝達する」―――なるほど。自分の行動がいかに非効率か、たしかに疑問に思う時がありますね。単純に、「倍」のエネルギーをかければよいのだ!と言う「かんがえ」が頭をよぎっているのでしょう。――
● 吉田 
 言いにくいことですが、相手は東京都です。都議会議員に頼むと、もっとスムーズに行きますが、自分でやると簡単に作業は進みません。どちらの方法を取るかの問題です。都議会議員に頼むと、その代わりにこちらに余計な借りが出来ます。絶対、自分で出来ないことであれば、なんとしても頼むのですが、そうでない時は自力でと考えるわけです。
 
◎ 坂本さんコメント
上の発言2つを比較すると吉田議員の矛盾と一貫性が見て取れる。
● 吉田 
 上記を、再度考えてください。

◎ 坂本さんコメント
以下は、細かい事なのですが、吉田議員がエレベーターに乗るときに、降りる人を待たずに乗り込むこと。人が降りるときに(その人が降りる前から)ドアの「閉まる」のボタンをあからさまに構えていることが気になりました。「私が降りる人が先なのでは?」と言ったら、「合理主義です。」と答えられましたが、なんか違うような気がしますが、いかがでしょうか?
● 吉田 
 東京都庁のエレベーターは、形が大きなものです。どこででも、そうしていたでしょうか。そのときは、また言ってください。

● 吉田
 今回は、吉田の回答が遅くなりました。事前に話したように、週末に日程が集中していることと、ホームページに「掲示板」を設置したため、閲覧者の書き込みに、お礼と返事を出す時間に費やしていました。
 内容は、そちらをご覧下さい。


第6回 インターン記録レポート         町田市議会議員 吉田勉

学生氏名 坂本修司                     H13年8月25日  
主要研究項目
  議員の週末に同行(6日目)
活動内容
 子供の集会場同行、町内夏祭りに同行、盆踊りに同行
記 事
ソニーの新型ロボット「YOSHIDA」
コメント

◎ 坂本
今日は今までのインターンで一番「吉田勉支持者」に会った。行く先々で吉田さんに「男前だ」「頭がいい人だ」「一生懸命だ」という人に会い、どういうつもりで言っているのかは量りかねるが、こういう言葉が議員さんを支えているのだろうなぁ〜 と思った。そして、そういう言葉に対して、もう言われなれているのか、吉田さんは「いえいえ」や「まだまだですよ」もちろん「当然ですよ」等とは言わずただ黙って聞いていた。
● 吉田 
 議員は単純な性格の持ち主が多く、誉められると嬉しくなります。私のその一人です。

◎ 坂本
夜は盆踊りをはしごした。吉田さんは、盆踊りとなると血が騒ぐのか、車をとめると凄い速歩きで会場に向かい、息つく暇も無く盆踊りの輪に入って踊りだした。ここで想像してみて欲しい、――カッターシャツに、スラックスを穿き、微妙に男前な長身の中年男性が、あの盆踊り特有のヘンな色のちょうちんに照らされながら、壊れた機械のように舞う姿を…  私はそんな人に、あと1ヶ月ほどインターンとして同行します――  
● 吉田 
 <壊れた機械のような踊り>と表現されたのが、吉田の踊りです。お世辞にも上手くは無いようです。坂本さんが表現した、ちょうちんに照らされながら、無心に踊るとなんともいえない気分になってきます。踊りが上手な人には、自然についていきたくなります。

◎ 坂本
閑話休題、吉田さんは盆踊りを一日に三軒もはしごしてしまうからといって、盆踊りをこよなく愛する人というわけではないようである。訊くと、カラオケをするよりも盆踊りのほうが、簡単で自分に合っているし、手っ取り早いのだそうである。確かに、盆踊りの曲の合間に、吉田さんは、浴衣に身を包んでやたらと気合の入ってしまっているオバちゃん達となにやら話していたし、私が隣にいた時にも、オバちゃんが「盆踊りをする人に悪い人はいないわよ!!」ぐらいの勢いで、吉田さんに話し掛けてきた。う〜む、吉田氏なかなか考えている…。
● 吉田 
 あまり会話がうまくない吉田は、会話の代わりに踊りで対話する。そのように考えて下さい。

◎ 坂本
議員さんは、飲み屋に顔を出して見たり、興味のない勉強会で眠い目をこすって見たり、盆踊りを習いに行ってみたり、なかなか大変である。
● 吉田
 確かに、議員は大変な仕事です。興味の無い勉強会に出ていたのでしょうか。そうだとしたら、そのようなものは出なければよいでしょうに!

<書き送ったメールの一部>
  坂本さんを見送って、最初の盆踊りの会場に戻りました。
踊りの一人の方以外に挨拶していないことが、気になっていました。

現地の盆踊りは終了しており、身の回りの片づけが進んでいました。
当日は、盆踊りの閉会が早めに進んだようです。
役員の皆さんが、自治会の集会所に集合し、「反省会」をされるところ
でした。「役員の数人の人から、「なんで(受付に)声もかけずにいなくなったのか、
皆さんに紹介を出来たのに」言われました。
そうこうしながら、お菓子やジュースを頂きながら、1時間ほどの時間を過ごしました。
私のことを知らない人も幾人もありましたが、有意義な時間を過ごしました。


第7回インターン記録レポート                               町田市議会議員 吉田勉

学生氏名 坂本修司                     H13年8月28日  
主要研究項目
 インターン8月28日分(7日目)
 活動内容…HP記事作成、資料作成、ポスター貼り同行
 記 事

◎坂本コメント
今日は一日、市役所内の図書室でパソコンに向かい合っていた。というのも、今日は吉田議員にオフレコの話、会議が、3件あったため、インターン生が同行しておくわけにはいかなかったようである。3件のうち2件は私の知らない間に終わったようなのだが、1件は私と吉田議員が居る所に、お客さんが来て、吉田議員に向かってなんとも言えない顔をしていたので "オフレコ" となった。やはり何処の馬の骨ともわからない若者が一緒にいたのでは、話しにくい事があるのだろう。オフレコ状態の間に市の職員の方と話をしたり、国民の汗と涙をブレンドしたコーヒーを2杯飲み干したり、血税で沸かしたお茶を一気飲みしたり、と貴重な体験ができた。吉田議員いわく「議員とオフレコの話は切っても切れない関係」だそうだが、インターン生としては、貧乏くじを引かされた気分である。
● 吉田 
 このT日は、坂本さんには、実際には長い1日だったでしょう。
 そういう意味では、インターン1期生が来ていた時期は、オフレコ会議が続き、かなりの時間を部屋から締め出された状態で過ごしました。だから、我慢してと言うわけではありませんが、秘密の話し(オフレコ)は様々のレベルであります。
(注:最初の方の、市役所内の図書室は議会図書室です。地方自治法で図書室を持つことになっています)
 ざっと、次のものがあります。
1 会議の内容が、その参加者以外に知れてはいけない時。
2 あるいは、そうした会議をしたこと自体が、知れたくない時。
3 会議の参加者の行動が、第三者に出し抜かれてはいけない時。
4 個人との面談も、上記と同様です。

 こうしたことは、今度の議会の中でもあるかも知れません。「吉田はどんなことを話しているだろうか、・・・。会議で窮地に陥ってはいないのだろうか。」そんな風に推理をして考えて見てください。他の会派では、こんな秘密の時間は少ないと思いますが、人間も多いと多数の意思を確認する作業があり、第三者(インターンに限らず、誰でも自民党市議以外は、第三者です)を会議に入れるわけにはいかない時もある。そう思ってください。

 今日の自体は、坂本さんが「何処の馬の骨ともわらない」から、面談から外れたのではありません。その両者の人間関係を、知っていれば知っているほど、遠ざけておく必要があったためです。
 <オフレコの会議や面談から排除されるのは、その人に人格と存在感があるためです>