インターン記録レポート 記念すべきインターン第一日目
町田市議会議員 吉田つとむ    2002/10/29 作成
 都筑 美好  中央大学1年 2002/10/28 到着
主要研究項目
 道路の開通式
  記 事 

◎ 都筑美好さん
記念すべきインターン第一日目。吉田さんとはJR町田駅の緑の窓口で待ち合わせをし、今日開通されるという道路の開通式を見学することに。11時開幕のところを一時間近くも前に到着してしまい、一番乗りするのは恥ずかしいという吉田さんに、ルミネの中を案内していただいた。開通式には市長や国会議員の方がいらしていて、祝辞では当道路が町田に占める存在の大きさを繰り返し語っていたが、パリのシャンゼリゼ通りやニューヨークの五番街が引合いに出された時には少し戸惑ってしまった。
● 吉田
 いよいよ、都筑さんのインターン体験がスタートします。
 待ち合わせの時間を10時としたのは、開通式が午前10時30分の案内になっていたためです。なぜなら、市の担当部が、人に誤解させる情報を流していたためです。(おかげで、知り合いのグループから誘われたボウリングのゲームを途中で中断してきました)出席者から指摘され、司会者が謝って済まそうとしました。私は指摘した一人であり、制裁措置として、私はそのことを正確に表現して、マイホームページに記しました。これが、「吉田流」と称される手法です。
 市長や来賓が、その場所を「パリのシャンゼリゼ通りやニューヨークの五番街」に喩えていたのは、「そこ等にいる人は、パリやニューヨークには行ったこと」が無いと考えているためでしょう。一般に、あの方々は大げさに言っていますが、そうした特長は政治家の全部とは思わないで下さい。

◎ 都筑美好さん
来賓の皆さんの挨拶が終了し、待ちに待ったクス玉の登場である。「いよいよクス玉です!写真撮影の皆さんはご準備を!」盛大な音楽が流れ、住民の人たちはこれから何かすごい物を出してくれるのであろうクス玉に注目し、市長らがボタンを押したその時!・・・クス玉が、実に普通にポンっと割れ、『祝 道路開通』と書かれた中途半端に短い垂れ幕が静かに下がっただけであった。身を乗り出して見ていた住民の人たちは、口に出さずも気が抜けた感じが顔に出ていた。写真撮影を任されていた私は、シャッターチャンスを逃すまいといささか緊張し気合を入れて待っていたが、かなり期待はずれであった。それにしても、デパート街を貫く当道路に寄せる来賓の方々の熱心さには、町田をファッションタウンにしたいという吉田さんの考えに通じるものを感じた。将来はモノレールの開通も予定されているとかで、沿線に住む私は町田でのショッピングが便利になる、と内心喜んだが、後で吉田さんが「完成するのは20年後かもね。」と教えてくださりかなりがっかりした。そういえば現在のモノレールもかなり完成予定より遅れたとか。しかし何はともあれショッピングが楽になる計画は、女子大生の私にはどんなものでも大歓迎である。吉田さんはファッションショーの開催も進めているらしいが、次にやる時はデパートとタイアップして、いろんなブランドの流行を発信し、地元の人々だけでなく近隣の人たちも見学したいと思わせるようなものにしてほしい。コンサバ系のチョイスなら私にお任せである。
● 吉田
 この通りを、「パリのシャンゼリゼ通りやニューヨークの五番街」と喩える人たちですので、アトラクションだって、どんな代物が登場するか、楽しみにしていた人もいたでしょう。私は、何度かそういう光景を見てきていますので、「あんなものだろう」と、さほど気になりませんでした。少なくとも「白バト」くらいは、登場したほうがよかったでしょう。
 都筑さんはインターンとして、あの開通式をよく観察していました。私は、招待客側の座っていましたので、遠巻きにとりまく観衆の皆さんの表情まで伺えませんでした。こうしたレポートを提出してくれると、全体の様子が良く分かってきます。
「多摩モノレール」の開通を、町田市住民はだれしも待ち望んでいますが、実際には町田市まで開通することは中々困難です。しかし、私達の自民党議員団は東京都への主要な要求として、「町田市への多摩モノレール開通への取り組み」を最大にテーマに掲げました。
こうした交通手段の拡大によって、町田市が一層この周辺地域の中心地となり、ショッピング客が集まりやすくなるでしょう。そうした意味では、魅力ある「お店」が中心部に集積することが必要です。

◎ 都筑美好さん
開通を祝うお祭りを見学する途中、吉田さんの知人の方々をご紹介いただいたので、私は吉田さんが作ってくださった名刺をできるだけ自然に渡そうと努めたが、やはりうまくいかなかった。しかしおおそれながらも『研修生』という肩書きをいただき、名刺の持つ不思議な力を初めて感じさせていただいた。
109の中にできたという町田市役所の出張所を見学。町田に住む大学の友人が、「町田市役所は109の中に移動になったんだよ。デパートの中に市役所なんて、町田もユーモアあるよね。」と言っていたが、実際109の中にあるのは出張所で、買い物のついでだと住民の人たちも寄りやすいだろうという予想から実施されたらしい。109のような、いささか入るのに気が引ける中高生向けのファッションビルに、ちょっと寄ろう、とお年寄りが足を運ぶところは想像できないが。
● 吉田
 早速、都筑さんにとって、名刺を使用する機会が出てきました。しかも、最初に渡した相手がお役人でなく、一般の住民の方であったことは、ごく普通の対応をする意味で重要であったろうと思いました。
 さて、109(若い人は、09というらしい)の中に町田市役所が引越ししてきた!町田市はユーモアを持っている。これはさすがに学生の発想でしょうか、我々に地方政治の関係者には仰天させられる話でした。
 さらに、この施設は「公民館」と言って、社会教育(生涯学習)施設です。市役所の出張所というより、一つの部門の施設と考えたほうが適切です。

◎ 都筑美好さん
お昼にはイタリアンのお店に連れて行っていただき、そこでランチコースをご馳走になった。中央大学に入ってからというもの、日本一と称される学食で安価な食事を毎日とっている私にとっては実に久しぶりのイタリアン!本当においしかった!吉田さん、感謝します。そこではお互いの家族の話に花が咲いたが、過去のインターン生の方も書いておられますが、吉田さんの奥さんに一度お目にかかりたいと思った。
● 吉田
 どんな昼食をとるか、自分だけでであったら、店屋物かファーストフードで済ましますが、せっかくインターン生が登場したのですので、たまにはそうした食事もゆるさせるでしょう。私も用があって、中大の学食を利用したことが2-3回ありましたが、その施設の大きさと学生数にはびっくりしてしまいました。
 「家族の話し」と言う件では、インターン生から、妻の事を聞かれることが何度かありました。デパートでアクセサリーを販売している関係で、売り場の中では結構華やかなところです。本人も、あまり地味なほうではありません。日常は、遠方まで通勤をしており、帰宅も遅い時間です。インターンの期間中に、一度は出会う場面を作りましょう。

◎ 都筑美好さん
市の図書館を見学。吉田さんによると、本は充実しているがインターネット回線がほとんどつながっていないらしい。情報公開のエキスパートを自任されている吉田さんには、公共施設へのネット普及を推進することが次なる課題でもあるのだろう。
● 吉田
 他の自治体では、住民の「情報収集の場」としてとらえており、図書館や公民館には積極的にネットパソコンを配置しています。町田市は、なぜかこうしたものを置くのが好きでないようです。
 国が手当てした数少ないパソコンでさえ、消費生活センターのものは「鍵をかけた箱」に収まっています。なるだけ、住民に利用されたくないと、住民から判断させてもしかたありません。

◎ 都筑美好さん
インターン一日目は慣れないせいもあり少々疲れたが、吉田さんの親しみやすいお人柄のおかげでかなり救われた。大学のスケジュールや宿題がかなり大変な私は大学の勉強を第一優先に考えてくださる吉田さんに感謝である。 吉田さん、二ヶ月間、どうぞよろしくお願いいたします!!
● 吉田
 早速、インターンレポートの第一報が、メールで到着しました。せっかく書いてもらったレポートですので、その回答をできるだけ詳しく書きましょう。