インターン記録レポート オリエンテーション
町田市議会議員 吉田つとむ    2002/8/21作成
 嶋川 亮  
主要研究項目
 オリエンテーション
 記 事 

 第8期目のインターン生として、嶋川 亮さんが、新登場しました。嶋川さんは、一橋大法学部2年です。この8−9月の期間、議会の見学・資料の整理や議会の一般質問つくりを行います。また、時折、地域に出て、後援者まわり等にも同行します。
 特別コースとして、「長野知事選」を本人に同行してきました。その現地レポートは、その県知事選挙後に、アップします。

<日時未記載日>
◎ 嶋川 亮 さん

 第一日目の今日はオリエンテーションだった 市役所に吉田さんの後を着いていくと、五階に会派室なるものがあった 議場も市役所にあるらしい 権力分立だからといって中央のように建物まで分かれていないのは、ちょっと驚きだった 金がないから?

 会派室は各会派にその人数に応じて大小の部屋が割り当てられているものだ 自民党のはやはり広かった そして日の丸があった ところで今思い返してみると、無所属はどうなるんだろう?
 吉田さんが共産党の部屋を訪ねて、共産党議員の方と話をしていた 自民と共産はその議員同士も仲悪いに違いないと思っていたので驚いた

これはどういうことなのか、いくつか仮説を起てた

1)そもそも議員はGENTLE 国会議員、地方議員とも、会派を越えて親交する 職業上立場が異なって論争することはあっても、それは仲の良さとは別

2)地方議員だけがGENTLE

3)会派が分かれるのは、おもに国政上の大きな問題についてであって、地方ではそのような問題が話合われることは少ない よって地方議会では会派があまり大きな意味をもたない

4)議員は会派や立場の異なる議員とも、部分共闘を求めて親交する

● 吉田

 インターン活動がスタートしました。オリエンテーションと言いながら、結構インターン生を図書室などに置き去りにすることがあります。
 少し慣れれば、自習をしてもらって、一般質問の原稿をどんどん進めてもらうのが最良なのですが、まずは「議会の探検」やとにかく「なにがおきるのだろう」と言う感覚で、周りを見つめてください。たくさんの疑問を吸収してください。

 では、早速、今回の質問にお答えしましょう。

 市議会の建物が、市役所の中に埋没している!嶋川さんが感じたように、本来は別棟にあるべきでしょう。市議会議員は、市長から雇われた社員と言うわけでは有りません。仮に同じ建物内にあったとしても、市議会という看板をくらいはきちんとあるべきでしょう。
 建設当時の発想の中に、「議会」という意識がどのようにあったか、なにぶん昔のことなのでそのことは不明です。

 これまた、珍しい質問のようです。ある人は当然と思っていますし、訪問者には「やはり、・・・」の感がするのかもしれません。現在では、「自民党」と言う名称は会派名からなくなり、「まちだ新世紀」と言う名称になりました。ですが、部屋の日の丸は変わりませんでした。議会の本会議場に日の丸が置かれる時代になると、これまた考えも変化する可能性があります。
 また、会派の部屋の大きさは、決して広すぎず、人数分としては狭いほうです。これに全員が席につくと、狭ま苦しくなります。

 他の会派議員との関係について

 この8月になると、全員の議員が、毎日議会に来るわけではありません。その日は、あまり議員が来ていない日でした。

 私自身、以前はあまり他の会派の人と会話をすることが少なかったと思います。どちらかというと、「ぎすぎす」タイプでした。会議でも、非難の応酬をした議員もいました。当選当時は、自民党の立場で激しく討論したこともありました。当時と、会派の対立・協調という相互関係もかわり、議員も変化してきました。議会の中での対立と言うと、その主導権争いです。どのグループから議長や副議長がでるか、また、地方議会でオール与党の時代には、どのグループがより市長と一体に市政を進めていくか、と言うことが大きな課題になってきました。

 そうした見地で見ると、自民×共産という構図は、議会の争点として主要な対立とはいえないと言う面が主流です。

 さらに、私は今期、議会運営委員会の長を務めています。早々に、委員会としては、議会のルールを改善しようとするルールなどが数多くあります。そうした面でも、多方面の意見を知っておく必要があるためです。
 合わせて、会議で議論を交わしても、その他の時間は親しく会話をするのが、本来の役割度とも考えられます。

 取り急ぎ、スピードをもって回答を出しました。
 次のレポートの提出を待ちます。長さは、この程度もかまいません。次回では、自分がなにをした。させられた。こんな場面も入れてください。


インターン記録レポート 文章校正=姑の気分
町田市議会議員 吉田つとむ    2002/8/24作成
 嶋川 亮  
主要研究項目
 文章校正=姑の気分(無題のため、吉田がつけました)
 記 事 

● 嶋川 亮 さん
 ビラの原稿を読んで校正をさせられた。誤字脱字や文法上の誤りが多くて、仕事のやりがいがあった。重箱の隅をつつきまくって、しばし姑の気分になれた。

 ビラの内容で、「インキュベート(卵を孵化させる)事業」なるものを吉田さんが提唱している部分があったが、「インキュベート」の意味がさっぱりわからないので質問して、「説明を書かなくていいんですか」と聞いたところ、流された。「分かる人が読めば分かる」との答えだった。市内の一般の人に読んでもらうビラなのに、これでは誰に読ませたいのか分からないのでは?

 次に吉田さんの車に同乗して印刷屋さんに原稿を渡しに行くところへ同行した。いやもう派手な車だった。これなら否が応でも名前を覚えずにはいられないだろう。自家用車を使うのかと思っていたのでびっくりした。

● 吉田 つとむ 回答
 ようやく発行できた「議会レポート Vol.115 の最初の校正を、嶋川さんが担当しました。嶋川さんは、このコメントをみると、この種の作業は元来が好みなのかもしれない!

 さて、今回の議会レポートの発行での考えるとは、次のセンテンスで!
 このレポートの記事については、インキュベート(卵を孵化させる)事業と言う用語が、理解不能の用語と解された。他にも、後援者の方で同様の疑問が発せられた。思うに、最良の策は、インキュベート(卵を孵化させる)事業と言う言葉の説明に、そのひとこまを割くべきであったか?現実には、そうしたことを欠落させて余波が、文章の「分かりにくさ」をさそったのであろう?

 が、現実には、そうした文章のものを既に印刷したわけである。後は、配布をして回るときに個々に説明するとしよう。政治家は、むしろ自分の言葉と態度で考えを示していくものだと、自分に言い聞かせるのでした。

 実は、町田市を自立した産業・ビジネス都市にする!というのが、3回目の選挙を通じた私の唯一の政策です。今後も、様々の機会にこの問題を継続して取り上げることになります。
 9月議会の質問でも、その分野の内容を予定しています。そのことを、嶋川さん自身、すでに担当していることです。

 吉田の愛用車(自家用車)は、あの宣伝車だけです。自分が移動する時には、あの車しかありません。また、あの車は、特別派手で名前がどでかく書いてあるようですが、よく観察するとわかることですが、一切(吉田つとむという)名前はないのです。
 あの車が、(吉田つとむ だ!)一目でわかるかどうかは、果たしてどうでしょう?


インターン記録レポート 単純作業で退屈
町田市議会議員 吉田つとむ    2002/8/24作成
 嶋川 亮  
主要研究項目
 単純作業で退屈(無題のため、吉田がつけました)
 記 事

● 嶋川 亮 さんレポート

 今日は吉田さんが打合せということで、一人資料室(といっても何も無い)にこもって、自習と称して質問のための資料作りをしていた。町田市の工業、農業の発展について工場数、従業員数、出荷額などの推移を調べるというものだった。単純作業で退屈だった。

 それにしても、資料室にこれだけ何も無い(大きな机が一つと、パソコンが3台、うちネットが繋がるのが1台だけ、それから資料がごくわずか)のは、不思議だった。今日調べ物に使った資料も吉田さんが他所から取り寄せたものだったし。議員が不勉強だから資料室に何も無いのではないかと勘ぐってしまった
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● 吉田 つとむ 回答
 議会の質問つくりは、化学や工学の実験作業みたいなものでしょう。一つの仮説にもとづき、目的とする資料の収集と分類することがスタートになります。そうした結果、分析を加えて、その仮説を検証してみる。適応できない課題があれば、その仮説は間違いであると考えます。そうした、仮説をたてる→検討材料を収集し、分類をする→論理的な分析を加える、と言う作業が仮説をさらに発展させていくことになるのでしょう。

 上記の第2の段階に相当する課題をやってもらっているわけです。一見単純な作業のようですが、その収集した資料がただしく移し替られているか、この種の仮説実験にはもっとも重要な段階です。

 議会図書室について

 図書室として、その部屋はせまいことは間違い有りません。その狭さのため、そもそもそれほど配置が出来無いのが実情です。

 あそこにあるパソコンでは、インターネット接続ではありませんが、議事録検索用のものが1台あります。それは、議員の過去の発言が検索して使用できる関係で、相応の使われ方がしています。(自分が質問しようと考えるものが、他の議員の過去の質問ででていると、新規に質問する価値が問われます)
 それにもう1台のパソコンが、ネットに接続のものです。回線は、ISDNの回線で相当に接続が遅くなっています。

 資料については、昔からの議会議事録や町田市議会資料、地方自治体(議会)に関する図書、他市を視察した資料、周辺自治体議会の「議会とより」や資料、あとは若干の書籍といったとこでしょうか。
 図書館自体は別にあるので、議会から少し遠いのが難点ですが、その図書館を利用すル野が通常です。と私は考えています。それより、パソコンが多機能に利用できるタイプを置く方法が優先課題だと考えています。
 パソコン自体は、自前のものを持ち込んで利用している状況です。