インターン記録レポート 3月中旬

町田市議会議員 吉田つとむ    2003/3/29日作成
インターン記録レポート (3月上旬
                   インターン生 石田寛和    
                      (2003年3月18日制作)   

● 石田寛和さん
 インターンを始めて、1ヵ月半が過ぎた。大体のインターン時の雰囲気や役割が分かってきたこの頃である。そんな中、3月6日と7日は市議会の一般質問が行われた。吉田さんは、初日の6日に質問を行った。これは、私自身のわがままな都合に合わせてくれての日程だった。本来は、吉田さんと同じ会派の熊沢あやりさんの質問日だったのである。熊沢さんのご好意で、質問日を変更していただいた。
 生まれて初めて議会というものを生で見た。議場正面にある議長席は、高く大きかった。多くの議員の方は、あの席を虎視眈々と狙っているのかもしれない。たった1日でも一般質問を見学すれば、議会の雰囲気や色々なタイプの議員がいることがわかると吉田さんは、前もっておっしゃっていた。本当にそうだった。原稿を棒読みの人、論理的に話す人、緊張からで声がぶるぶる震えていた人、ジェスチャーだけ大きくて声には感情がこもっていない人、話し方は下手だったが若々しい人、1年生議員でも完璧な答弁をする人などなど…。SMAPのメンバーがそれぞれキャラクターを持っているのと同じように、各議員もそれぞれキャラクターや個性、癖を持っていた。吉田さんのキャラクターは、SMAPのメンバーだと誰に近いのだろうかと無駄なことまで考えてしまった。
● 吉田 つとむ
 発言の順番では、熊沢あやりさんのお世話になりました。せっかくのことのため、石田さんのスケジュールに質問日を調整した次第です。
 私の質問スタイルは、前に話した通りです。自分をだれに例えるか、世代的に有名なSMAPの全員を知っているわけでもなく、あれほど格好よくもありません。

● 石田寛和さん
 質問内容は、都市計画、教育問題、市庁舎建設など良い意味で市議会らしい地元密着的な内容が多かったと思う。ここが市議会の最も重要な部分だと思った。地域住民が一番身近で関心を持っているのではないかという内容だ。中でも、初日6日の市町田市内における大型マンション建設問題についての質問の際には傍聴席が満員になった。市民の関心の高さを感じることができた。しかしその質問が終わるとほとんどの傍聴者はサーっと退席したのは、正直どうかなとも思ったのだが。
● 吉田 つとむ
 議会の傍聴というものは、中々きてがいないものです。自分たちに生活利害があるか、その議員を特別に応援しているか、そのいずれかでないと傍聴はありません。私は、どうも気恥ずかしく、インターン生以外に、人に対して傍聴に来てくださいとお願いしたことがありません。9年間にそうした要請をしてきませんでした。

● 石田寛和さん
 吉田さんの質問は、@米軍機の騒音対策A東京都の銀行税の徴収における町田市への影響B監査委員の監査内容のネット広報化C公民館の保安、避難体制についての4つだった。吉田さんは、今回もノー原稿だった。原稿を棒読みする多くの議員より、感情がこもっていたし、イントネーションの変化もあって聞いている方もわかりやすかった。これは何も私自身が、吉田さんのインターンだからという身内びいき的な発想であったり、お世辞ではない。
● 吉田 つとむ
 これは、石田さんのインターンとしての身内びいきです。吉田つとむの特徴は、毎回、質問に立つ。野球で言うと、三振の振り逃げでも塁を狙うのが心情です。


● 石田寛和さん
 私が住む神奈川県座間市も多くの米軍関係施設があるし、上空には米軍機が爆音を日々鳴り響かしている。そのため私自身も@は大きな関心を持って答弁を聞くことができた。答弁の中でも聞かれたが、米軍機が飛ぶのが悪いのではなく飛び方が悪いのではないかと思う。現在のアメリカとイラクの現在の関係を含めて、今後に不安が残る。寺田市長やその他関係者の方々の働きかけを期待したい。
● 吉田 つとむ
 この問題では、地元に伊藤公介代議士を言う人材がありながら、その人に協力を要請してこなかった、国政の人士にその力を発揮していただかなかったために問題が先送りされてきました。いよいよ、その伊藤代議士の出番です。

● 石田寛和さん
 その次のAの質問には、私も質問作りに携わることができた。税に関する問題であり、内容が難しく完全に理解することはできなかった。しかし東京都は、23区内に比べて多摩地域には目をあまり向けていないという印象を持つことはできた。
● 吉田 つとむ
 そうなのです。この税制に関しての吉田つとむの言い分は、単純なことで
す。なぜなら、銀行税の是非を問うのでなく、その適用が町田市にとっては、税金を持っていくだけ、その恩恵は都区部の23区の固定資産税の減免と言うことで、その不公平さを問題として取り上げました。

● 石田寛和さん
 議会の一般質問は、議員の方々にとっては最大のアピールの場であるだろう。ただ議員1人につき最大1時間という時間は、私には長く感じた。これでも時間は短縮されたようだが、7人いたら最大7時間。やはり長いと思った。眠りたくなくても眠気に誘われてしまった。確かに、時間ぎりぎりまで質問と答弁が続き、物足りなそうな議員もいたのも現実だった。時間を1時間という長時間のままにするなら、質問の時の質問方法にもう少し工夫をした方が良いのではと思う議員もいた。例えばイントネーションを上手く上げ下げしたり、冗談を少し混ぜるなどである。量より質の問題だ。この問題は、今後予定されている議会のTV中継で改善されるかもしれないと思った。
● 吉田 つとむ
 石田さんが聞いた一般質問は、ほぼ同じスケジュールで4日間続きます。(最終日は、少し人数が少なかった)
 質問の時間に関しては、往復1時間にすることにしましたが、幾人かの議員からは、質問時間が制限されると受け止められ手いるようです。石田さんのような立場の人からは、その「1時間」自体が、長すぎると感じるでしょう。何はともあれ、2003年3月19日の議会運営委員会で、この質問時間を往復1時間とすることを会議で決定しました。次回の質問からは、正式に往復1時間で一般質問を実行します。
 TV中継の時代に入ると、これまでの質問風景がこれまた変わるでしょう。自分が導入促進をしたのですが、よりパフォーマンス性が強い質問が増える可能性が強くなるかも知れません。そうした時は、また新しい「議運」の課題が出来てくるでしょう。

● 石田寛和さん
吉田さんの質問が終わった夜は、吉田さんお勧めの二人で地元の多国籍料理の店に行った。吉田さんと食事をともにするのは何回目だろうと思った。結構な回数を数えていると思う。インド料理、馴染みの定食屋さん、とんかつ屋…と毎回ジャンルは変えて地元町田を中心に毎回色々な所に連れて行ってもらっている。毎回、会計は吉田さんであることには変わりがないが…。本当に感謝しています。今後も何を食べられるか楽しみだ。今後もインターン頑張ろうと思う。
● 吉田 つとむ
 せっかくのことですので、食事は毎回違ったところで頂こうというのが、私の考えです。贅沢はしませんが、少しでも気に入ってもらうとうれしいことです。