インターン記録レポート 川戸 裕美子 第5日目
町田市議会議員 吉田つとむ    2003/8/9 作成
 川戸 裕美子 3年 2003/8/7 到着
主要研究項目
 インターン感想文 2(平成15年8月7日)
  記 事 

<見だし>
● 川戸裕美子さんのレポート
● 吉田つとむの回答

● 川戸裕美子さんのレポート
インターンシップ 第5日目(H15 8.7)レポート
                     川戸 裕美子

 吉田さんのもとでインターンを始めて5日目を迎えました。毎日それぞれに新たな発見があり、また様々な分野の立場に立つ方との出会いがあります。初日の頃に比べると落ち着いて回りを見られるようになってきましたし、徐々に気持ちに余裕ができてきました。そんな中でインターンの魅力をひしひしと感じ始めた今日この頃です。

 今日のインターンの日程はというと、まず午前中に毎日新聞社の記者の方との対談、午後は9月の議会質問のための情報収集をしました。午前中の毎日新聞社の方との対談は、先日吉田さんが出版した著書を毎日新聞のネットの記事で取りあげることになり、その聞き取りのための対談でした。記者の方はITや情報、インターネット関連の記事を専門に書いていらっしゃる方なので質問はとてもスムーズなものでした。

 吉田さんと同じくホームページを通して情報の発信に力をいれているという田中康夫さんの取材も以前にされたそうで、「田中知事のホームページには本当に感心しました。自分のスケジュールを何分・何時間単位で細かく載せているんですよ。」と話されていました。そのことがすごく気になっていたので、家に帰ってすぐ田中康夫さんのホームページを開いてみました。記者の方がおっしゃっていた通り、田中知事のスケジュールは細かい刻みで書かれていました。これは他の政治家のホームページと比べてみると、本当に新鮮なものとして映りました。私自身は吉田さんのところでインターンをするようになってから、自然と政治家のホームページを気にするようになりました。手をかけているサイトにはそれだけその人の個性が表れてきますし、個性が強いと言われる政治家ならなおさらです。その個性をうまく表現している議員のホームページは以外におもしろいものだと最近気付いたわけです。

 午後は先に述べたように9月の議会質問に備えての情報収集です。以前のインターン記録で少し書きましたが、住民票に関連することです。これについては市民課に行き、予め連絡をしておいたので担当の方に時間をとっていただきました。区画整理、地番変更などなじみのない言葉に頭を悩ませながらも話の大枠は理解できました。吉田さんもこれについては「現実問題としてこのような問題が新しく浮上してきたという事実を提起したい」とおっしゃっていましたので、いまのこの現実をきちんと整理することが私のすべきことだと思っています。その後は都市計画課におじゃましました。市民課はメインの窓口なので1階に広々とありますが、都市計画課は4階にありしかも他の課がフロアーに密接しているのでとてもごちゃごちゃした感じでした。初めての質問作り、まだまだわからないことだらけです。役所の方々には再び質問に行くことがあると思いますが、その時はどうぞよろしくお願いします。

● 吉田つとむ

 その日は、毎日新聞の記者さんから、今回の出版に関する取材を受けました。川戸さんが書いている「対談」ではなく、相手の方が私に質問をする取材という形でした。このときの取材の結果、記事になるかそれとも取りやめになるか、それは保障の限りでないというのが、メディアの特徴です。こうした取材を受けて、記事にならなかった例が数多くあります。たとえば、以前に写真週刊誌の取材を受けましたが、没になって、それ以降に音信が途絶えたこともありました。こうしたものは気長に待つほかありません。

 さて、今回の取材では「政治家のインターネット活用」がテーマでした。インターネットというと主要なツールに、「メール(メーリングリスト)」と「ホームページ」の二つが挙げられますが、記者さんは長野知事選でメーリングリストが活用され、それが有効に働いたことを説明されていました。大きな選挙では、人を動員するとことがもっとも大切な仕事になるのでしょう。また、ホームページもそのための連絡手段として、巨大な情報発信を持ったスタイルが要請されている様子がわかります。

 逆に、一般の自治体議員の日常活動では、そうした情報の物量作戦を用いることは困難です。基本的には議員本人が個人で書く記事に限られています。当然、内容を絞り込んで情報発信するのが、当然のスタイルになります。いずれにしても、自分が置かれている状況、取り得る手段や道具(ツール)を考慮しないで、政治家HPのあるべき姿を論じても、それほど実りある成果を生み出すことは不可能です。(今回の著作<=地方議員のための支持者をふやすホームページの鉄則>で、そのことに触れています)

 いよいよ、川戸さんは、議員質問の準備に取りかかりました。その質問では、「住民票の記載内容に関して」を取り上げようとしています。取材をする関係部門は、「部・課」が複数のポジションにまたがり、内容が難しいことになりそうです。一度に結論を出さず、材料をそろえて十分に吟味してください。
 このお盆の間は、インターン期間をお休みとしています。しかし、この質問の資料整理の作は、その期間も宿題として残しますので、課題を持ち帰りとしてください。

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