インターン記録レポート 川戸 裕美子 第10日目
町田市議会議員 吉田つとむ    2003/8/27 作成
 川戸 裕美子 3年 2003/8/26 到着
主要研究項目
 インターン感想文 (平成15年8月25日)
  記 事 

<見だし>
● 川戸裕美子さんのレポート
● 吉田つとむの回答

インターンシップ 第10日目(H15 8.25)レポート

                        川戸 裕美子

今日のインターンは、一日中市議会での作業となりました。これまでは何かしら外出をしての用事があったのですが、昼食も議会の中にある職員食堂でとったので外に出ることはありませんでした。もっとも、今日やるべきことは予め決まっていたのでこうなることは推測できました。この日私に課せられていた仕事は、9月に開かれる市議会での一般質問づくりに向けてこれまで集めてきた資料や情報を整理し、実際文字におこすというものでした。そしてここで思いもよらないお言葉が・・・「この作業の進展いかんによっては、映画を見に行くことにしましょう。」 これを聞いた私の心に、ふつふつと湧き上がる闘志が湧き出していたことを吉田さんはお気づきになられたでしょうか。

 そうは言っても、実際は文章がすらすらと流れるように浮かんでくるわけでもなく、ひとつひとつの情報を正確に記すため慎重にならざるを得ません。何しろ本番に市議会で質問をする人は、私ではなく他ならぬ吉田さんなのです。案の定、集めた資料には理解の浅い箇所もあり、再び市民課に行って尋ねたり電話で専門の方に聞いたりしました。

 作業は5時を目処に行い、その時点で映画に行けるかを判断されることとなりました。事実と問題点、解決策の提案など一通りまとめました。ここから質問の構成については次回までに考えてくることにし、念願の映画鑑賞は決定しました。この時は安易に喜んでいましたが、これから市議会に向けて忙しいということで今回は事前の穴埋めということだったのかもしれません。ともあれ、映画を楽しく鑑賞しこの日はインターンを終えました。ちなみに映画は「踊る大捜査線2」を見ました。

● 吉田

 今日の回答は、川戸さんに書いているではなく、インターン生に向けて書いています。特に、過去のインターン生を意識して書いています。何はともあれ、スタート!

 インターン生の仕事(実質的には勉強を意味する)は順調な時もあれば、そうでない時もあります。川戸さんの質問作成作業は、順調に準備が進んでいると思っていました。すなわち、「問題設定は確実である、取材も着実で、質問原稿の完成ももうすぐだ」と、私は思っていました。ところが、いざ問題点を定めてみようとすると、それほど順調というでも無い状況が明らかになりました。

 さて、その日の話ですが、私の考えは次のようでした。インターン生の役割である、「1件の質問質問づくり」が順調にこなせるのであれば、それはその報奨(=勤労に報いる)の対象と考えられるし、順調で無いのであれば気分転換の時間を持とう考えました。このような時間設定をして、苦難を乗り切ってくれるのであれば、それは結果オーライと考えられるという次第でした。 そうした時に、私が、「今日は、映画にいこう」という話をしました。その根拠は、川戸さんの趣味が映画鑑賞であったためです。(個人の趣味に関する記載は、本来プライバシー領域の話ですが、本人の上記文章を読めば、そのことを自己証明されます)

 川戸さんが上記に書いているように、質問事項がどんな内容であっても、本会議で実際に質問をする自分であり、発言者の代替は一切ありません。全て、自己責任となります。後で悔やんで見ても、助けるものがまったくいないのが議員の本質です。そうした意味では、インターン生に一旦任せた質問づくりは、後は、その本人に全てを託するのが最良の方策と考えています。

 かくして、その日の一般質問作り作業は、タイムリミットを迎えました。質問作りの進展具合は、後者に近い気がしますが、「政治家に、二言は無し」ということで、「映画鑑賞」に出向きました。思うに、映画のタイトルのように、「踊る一般質問」にだけにはなってほしく無いものです。

 過去のインターンの皆さんへの説明(1)

 今回の川戸さんのレポートを見て、過去のインターン生の中には、次のようなクレームがでるかも知れません。すなわち、「私の時には、そんな時間帯がまったく設定されなかった。質問つくりのための取材と、原稿書きばかりであった」、「いや、そんな時間があったら、本人の議会レポート配りに同行させられた。しかも、夏祭りの手伝いまでさせられた」等などです。

 そうしたことに対する私の見解は、「インターンの体験は、その時々の状況によっても異なる。また、受け入れた人数にもよっても、カリキュラムが増減することがある。自分に余裕がある時など、勉強の時間だけでなく、オプションで「遊び」の時間も取り入れる」という答えになります。さらに、「そのインターン生がどの頻度で参加するか、それを見極めるのが最優先であり、参加日数が多い人には、オプション日程を増やすのは当然のこと」と答えます。

過去のインターンの皆さんへの説明(2) (映画について)

過去のインターンの皆さんへの説明の続きは、(映画について)としました。

 私は従来より、趣味のことを余り書きませんでした。しかし、映画は、この際、好きな対象であったことを明らかにしておきます。具体的には、下記のような種別のものを気に入っています。

 ATG(アートシアターギルド)作品には、特に関心がありました。中でも、「戦艦ポチョムキン」セルゲイ・M・エイゼンシュテイン監督作品(ソビエト映画)には、少年期にその構成のすばらしさにいたく感動したものでした。それ以外にも、一般の話題作を年に数回は見てきました。その後、私は25歳中盤頃から多忙になり、映画と接する機会もなくしました。その結果、私が映画の分野に興味があることを、それ以降の友人や、「妻」さえ一切知らない時代になりました。しかし、今日では、時間さえあれば二時間ドラマ(船越栄一郎さんなどが出る番組)を見ているため、家庭ではよほどの<TVドラマ>好きと曲解されています。東京に出てきて多忙になったため、自分自身が、このように変化をしてきました。

 このように説明しても、過去のインターン生の中には、自分の扱いとは違って不公平だという見解があるかも知れません。 

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