インターン記録レポート 川戸 裕美子 第12日目
町田市議会議員 吉田つとむ    2003/9/5 作成
 川戸 裕美子 3年 2003/9/5 到着
主要研究項目
 インターン感想文 (平成15年9月4日)
  記 事 

<見だし>
● 川戸裕美子さんのレポート
● 吉田つとむの回答

インターンシップ 第12日目(H15 9.4)レポート

                       川戸 裕美子

川戸 裕美子さん
 前回のインターンシップの後、大学のゼミ合宿に参加していたため今日は約1週間ぶりのインターンシップとなりました。ちなみにゼミ合宿は二泊三日、場所は河口湖で行いました。また町田市では、今日からが今年第3回目となる定例会の招集日でありました。本日から9月29日まで26日間の会期日程となりますが、その間できるだけ多くの過程に立ち会いたいと思っています。
● 吉田つとむ
 週2−3回のペースでやってくるインターン生が、急に1週間もいないと、張り詰めた緊張感がぬけてしまうのが実感です。しかし、そうも言っておれない、実は定例議会開催を目前に控えた時期でした。

川戸 裕美子さん
 午前中は10時から議運があったのでこれを傍聴しました。内容は般質問の日程や本日の日程などについてで、特に審議事項は含まれていなかったために15分程度で終了となりました。その後は会派内で話し合いが持たれているようで、私はロビーのほうで別の作業をしていました。
● 吉田つとむ
今の議会運営委員会では紛糾していませんが、前期の時には、議会の開催事項の件でも、細かい点で結構もめた記憶があります。当時、私は委員を務めていましたが、会派間の抗争が激しい時でした。今は、その議運委員長を務めていますが、会派間で殺伐とした空気は、一掃された感じを持っています。ただし、こうした役目は、委員の人達の協力があってこそのポジションだ、と日ごろから認識しています。

川戸 裕美子さん
 午後は1時から本会議の傍聴をしました。初めての本会議場は国会の会議場をモデルとしているようで、つくりはまさに国会のミニ版といった印象を受けました。しかしそうは言っても、かなり立派な議場でした。議長が最も高い位置につき、その左には事務局長が座っていました。国会であればさらにその横には国務大臣の方々が座っていると思いますが、市議会ではあの位置にどういった方々が座っておられるのでしょうか。また速記がいたのにも驚きました。このように、過去国会見学をしたことがあった私はそれとつくりを比較しながら見ていました。
● 吉田つとむ
 基本的には、本会議場の構成はよく似ています。9日からは、本会議の一般質問が行われ、寺田市長を始め、必要に応じて答弁にたちます。川戸さんが傍聴する日にじっくり確かめてください。なお、あの配列を一般には「ひな壇」と言います。本当の「お雛様」の配列とは異なりますが、それぞれの役割があります。
 次回は、その発言を見ながら、それを確認してください。

川戸 裕美子さん
 この日の本会議は淡淡と進められていきました。議案の内容が報告され、その後質疑も討論もなく、採決を採ったものは皆可決となっていました。事前に議案事項については、委員会で審議にかけられているからでしょうか。本会議ではあのようにスムーズに可決されることが多いのですか。それと、議案では補正予算についてもそれぞれ説明がされていました。私は当然、説明を聞いていてもその金額がケタ違いであるため、果たして妥当な額であるのか見当もつきません。情報の公開という観点からは重要であると思いますが、議員さんは何を思いながらあの説明を聞いていますか。このような質問で恐縮ですが気になったので・・・
● 吉田つとむ
 川戸さんのレポートで、ようやく感想・質問らしくなってきました。川戸さんが見たものが、自分の常識や知識と異なっている。それはなぜなのか、どちらが正しいのか、そのことを見極めてほしいと思っています。そうして、解っても・解らなくとも自分の解釈や感想を述べてください.間違っていても、それはかまいません。そのためのインターンシップです。いや時として、インターン生は、私に対してきびしい視線や評加を下してきました。

 さて、この日の本会議の議案では、その日に提案されて、その場で可否を決するものがありました。 「それは、なぜか」これが、川戸さんの疑問であり、川戸さんの解釈は、「事前に委員会で審議したのか」というものでした。経過は、次の通りです。その議案のことを良く聞いていると、市長が提案(実際には、助役が演壇で説明)して、その説明を行っていました。議長が、質疑はありませんかとたずねました。議場の議員は「無し」と答えています。続いて、議長がこの案件は委員会に付託せずに、この場で決することを計っています。その時も、議員が「異議無し」と答え、その場で採決したものです。

 内容は、既に整理・統合する決定している農業共済の解散に関するものと、土地の買い入れ契約に関するものでした。内容的には、3月の当初予算で購入予算が計上されていたものです。この日は、その予算に基づいた土地購入の契約事項が、議会の議案として審議されたものです。その契約内容自体に異議があれば、議員から質疑がでて、反対の討論が行われることもあります。行政は、こうした事例を最も避けたがります。
 9月12日の本会議を見てください。そうすれば、またこの日とは異なった印象を持つでしょう。
 
 文頭に戻る  インターン記事の見出し HPメイン 吉田つとむHP全体