インターン記録レポート 井尻 智 第7日目

町田市議会議員 吉田つとむ    2003/11 /13 作成
 井尻 智 4年 2003/11/12  到着
主要研究項目
 インターン感想文 (平成15年11月9日)
  記 事 〜海老名市電子投票後編

<見だし>
● 井尻 智さんのレポート
● 吉田つとむの回答

インターン7日目 〜海老名市電子投票後編〜
井尻 智

 11月9日、今日から海老名市電子投票の始まりです。なんと今日は朝の6時に、前日行った体育館に集合となりました。体育館に来てみると、すでに今回の選挙の関係者の方々が、たくさん集まっていました。電子投票の機械を作っている会社の方も来ていました。7時から投票が始まりました。早い時間帯でしかも雨が降っていたので、有権者もまばらで、寂しい感じでしたが、電子投票は順調に稼動しているようなので安心しました。関係者の中には、カメラで撮影したり、ビデオカメラで撮影したりしていました。(これが後々問題になるのですが。)9時になったので、朝ごはんを食べに行き、そのまま町田に一度戻りました。市役所で吉田さんはパソコンに向かって何かを打ち込んでいました。自分は死んでました。すいません。そしてお昼ごろにもどっで来て、小川さんに(今回の候補者の一人)開票所のある体育館まで案内していただきました。体育館の場所を確認した後、また投票所のある中学校まで送ってもらいました。時間帯的に有権者が多く来る時間帯だったので、たくさん来ました。ふと周りを見てみると、ビデオカメラで撮影している人が独りもいなくなっていました。「撮影するのなら前もって教えてほしい」と有権者の方が言ったそうです。また選挙管理委員の不手際です。8時に投票が終わり、片付ける所をすべてみて、開票所に向かいました。

 開票所では、更に関係者がたくさんいて、投票所で知り合った方もいました。21時10分、開票の開始となるはずでしたが、集まりが遅いみたいで30分延長となりました。40分になりましたが、まだ届かないみたいで、さらに10分延長です。5分ぐらいたって、ついにすべてが集まり開票になりました。ここからが長い。電子投票の方は終わっていて中間発表するのかと思いきや、何かもめてる。22時45分になって新聞記者?に報告するも、こちらには何も伝わらず、吉田さんついに発言。(何を言ったかは吉田さんの感想で。)55分ごろ、フロッピーを持った男が走ってどこかに・・・。そして23時やっと中間発表が行われました。しかし、ここでもおかしなことが。吉田さんが外の掲示板には、22時9分に発表されているようなことが書いてあったそうです。
終電の時間が近づいてきたので、知り合いの方に駅まで送っていただき。帰ることができました。

 今日の感想。きょうは電子投票の意義が問われた形になったと思います。時間を掛けずに、なおかつ正確さを重点に置かれているはずなのに、今回のを見る限りでは、それが微塵も感じられなかった。電子投票の行く末が心配されるが、今度どこかで電子投票が行われるときは、今回のことを踏まえ、電子投票を成功させてほしいです。次は町田市だったりしないですかね、吉田さん?

● 吉田つとむ

 投票所の見学の開始は、午前6時40分でした。井尻さんの到着は、ちょうどその時間でした。私は、もう少し前の時間で来ていました。同業他社メーカーの社員が、幾人の来ていました。サラリーマンは、こんなに朝早くから、大変です。ましてや、自分の会社が納入したのではなく、ライバルメーカーが納入したものが、どのように運用されるか、それを見守りに来たのです。

 特に、今回は国政選挙が同じに行われ、市長・市議・衆議院選挙区・衆議院比例・裁判官国民審査と5回の投票を行います。前の二つが電子投票、次の二つが、手書きの書きこみ、最後が記号になるわけです。

 投票者が、戸惑ったり、間違いを起こすことは十分考えられることです。総した時の対応を度のようにするか、選挙管理委員会の職員が、電子投票のやり方をさまざまに熟知する必要でした。

 会場内の様子や、投票光景をビデオやカメラで、見学者は、毎度のように、それぞれに撮影していきました。ところが、私たちが会場から引き上げていた時間に、ビデオカメラの撮影は禁止となっていました。投票者から、撮影に関してクレームがでたため、そのような状況になったようでした。(この件は、別途の電子投票記事で、詳報します)

 メーカーの見学者にとっては、撤収がどのようにおこなわれるか、それも選挙の種類が多いため、見学の中では重要なポイントであったようです。開票所に早く、投票箱、投票記録媒体を持っていかねばならないからです。

 会場では、開票作業が進められましたが、大幅にその作業が遅れました。市長・市議選は電子投票で行ったわけですので、より早く開票結果が出るはずでした。経験上、そのようになります。

 しかし、実際には、そう順調に行きませんでした。時間の結果は、進行状況をメモした、井尻さんのレポート部分の通りです。時間の記載は、私はその場の状況を見て、業務内容と、時間をメモするよう指示をしたものです。それぞれ、正確に記録していてくれました。

 どこに手違いがあったか、発表数字の違いもあったようですが、場内発表の形式がなっていません。お粗末です。

 午後の10時30分を過ぎてしまいました。既に、電子投票の記録は紙の形で出ていました。それが、なかなか発表の形になりませんでした。ようやく、新聞記者に印刷物が提示されましたが、なにか言い争っているようでした.大きな体育案が投票会場で、われわれは2Fのスタンド席で見ていました。さっぱり、職員と記者とのやり取りは、なかなか話がつかないようでした。(この課題の分析は、別途の項で記述します)

 皆さん、井尻さんがここに書いた内容にご注目してください。選挙管理委員の行動は、なにかと不自然でした。「わかりづらいことは、より細かく説明する」、そうしたスタンスが微塵もありませんでした。

 私がスタンド席から叫んだ声は、「会場にも状況を説明しろ」、「電子投票の開票作業が遅すぎるよ、等など」であったろうと思います。本来、そうした声をあげることは、禁止されているはずですが、状況が状況であり、場内からも、観覧席からも、誰一人として、その行為にクレームをつける人はいませんでした。
 
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