インターン記録レポート(6)土屋 洋 質問作成のために外部に取材活動

町田市議会議員 吉田つとむ    2004/8 /19 作成 
 土屋 洋 3年生 2004/8/18 到着 
主要研究項目  質問作成のための取材活動

インターンシップレポート6   土屋 洋

2004年8月17日(火)
<今日の流れ>
マンションの取材(撮影)
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昼食(パスタ)
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市役所分庁舎にてマンション計画(IBMグラウンド跡地)の取材
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会派室にてパワーポイント試作品の作成
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海野くんと相談
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地中海料理

● 土屋 洋
・これから一般質問の準備が本格的に進められていくことになる。3つのうち一つを私が担当することとなった。
それが、現在大きな反対運動の起こっている、元IBMグラウンド跡地へのマンション建設問題である。
マンション建設問題は町田市において度々起こっていたようで、現在はマンションが完成しているところもいくつかあるようだ。
建設計画のある現場と、すでに完成したマンションを実際に訪れ、写真に収めることから今日の活動は始まった。

実際のマンションを見た中で一番驚いたのは、やはり工場跡地に建設された巨大なマンションだ。
一戸建て(主に二階建て)の住宅街が整然と立ち並ぶ中で、突如、丘の上に巨大なマンションが建てられていた。
マンション周辺の地形は、小さな丘がいくつもあって、その一つの頂上に建てられている感じだったように思う。
マンション自体の規模が巨大であるのに、丘の上に建てられているので一層迫力がすごいというか、圧倒的な存在感があった。
工場跡地ということで、建築法からあのような規模のものを作ることが可能だったそうだ。
しかし、どのように住民の納得を得たのかがとても不思議に思った。
その疑問は、現在あるマンション建設問題の中で住民が主張している不満と通じるものがある。
それは、「自分の家の近くに、いきなり大きな壁ができるのは嫌だ。」「景観が壊される。」などの不満を無視している程大きなマンションだったからだ。
あれだけの物を住宅地のど真ん中に完成させることができるのならば、現在あるマンション建設計画もどんな形にせよ、マンションは建つのだろうなぁと思う。
 計画段階の方の現場を見に行ったが、グラウンドはあまり見なかった。
しかし、自然公園がその近辺にあり、緑豊かな印象をうけた。
現場はあまり見ることができなかったが、周辺住民の反対運動がさかんに行われていて、本当に建設中止を切に願う気持ちは充分見られた。
なぜなら、「マンション建設断固反対」などの幟や、住民の主張を書き綴った板などが、これでもかと並んでいたからだ。
そこを吉田さんが街宣車で走っているときに、「イラクの中を走っている気分だ」と冗談めかして言っていたが、内心も実際に窮地に立っていたようだ。
● 吉田 つとむ
 いよいよ、9月議会に向けて、その質問の準備を始めました。大きな問題となっている民間マンション建設の動向に関するもので、その事前取材を始めました。インターン生の二人を、自分の宣伝カー(「街宣車」というと、なにか黒装束の車を想像されるので、あくまで宣伝カーと称しましょう。なお、私はこの愛用車しかもっていない)に乗せ、すでに建設されて人が住むマンションを2箇所と、まさにマンション建設反対の運動が起きている分のところを見学しました。

 私は、マンション建設反対運動に対して、従来から、その距離を保つ、あるいは賛成できかねるスタンスを取ってきました。そのため、そうした反対運動の人からは、「マンション業者の回し者」呼ばわりをされることもあります。(決して、そうした事実はありませんが、感情的な反発を持たれるのでしょう)

● 土屋 洋
 昼食は、このインターンシップを始める前に面接を行ったパスタ屋さんにて食べた。
● 吉田 つとむ
 この場所は、初めてと思って案内しました。

● 土屋 洋
 その後、分庁舎に移動して、マンション計画がどのように進められていて、現状はどうなっているか。という話を吉田さんと都市計画部長の神蔵さんがしているのを聞かせていただいた。
その話から計画の詳細を知ることはできなかったが、次回詳しい資料をいただけるという話になった。
しかし、住民と長谷工、そして役所の立場がどのようにあるかを知ることはできた。
自分が今まで少ない資料から推し量っていた三者の関係とは大分異なっていた。
関係だけでなく、住民の言い分も、自分が受けたイメージとは若干異なった内容であることもわかった。
話が漠然としているが、しっかりと詳細まで把握し、自分の考えが定まるまでは具体的に述べることは避けたいと思う。
 こういった事実を段々知っていく中で、自分の疑問はどんどん増えていく。考えも多角化し、複雑になっていく。
混乱しないようにするため、整理したり、新たな意見を聞くために、海野くんにマンション計画の話をした。
言葉に出すと自分の中でまとまったものと、そうでないものがはっきりして、新たな疑問も生まれたが、とてもスッキリさせられた。
海野くんの担当している問題についても話してくれて、今まで何をしているのか全く分からなかったので、自分も一緒に考えることができるようになったのが嬉しく感じた。
●  吉田 つとむ
 インターン生にとって、その時々の状況や問題の把握段階で、自分の考えを持つことは大事です。そのときも言いましたが、私の考えを必ず支持する必要はなく、現に、過去のインターン生で、こうしたマンション問題で私に批判的な見地を持って、そのことをそのまま、レポートに書いた学生もいました。私は、その内容自身をありのままに掲載しています。

● 土屋 洋
 最後は地中海料理屋での夕食だった。メニューがたくさんあって、どれも初めて目にするものばかりだった。香草を使った料理が多いようだ。
食事中に社長インターンシップが話題になった。これから再び面接を行い、本格的に始動するらしい。
 吉田さんは「社長インターンシップ」という言葉を定着させたいと言っていた。そのためにこれから不断の努力を続ける決意をしたようだった。
言葉を広める方法はいくつかある。それは、HPを充実させる、メールをできるだけ多くの人に送る、ビラを配る、などなど挙げればたくさん出てきそうだが、効果はどれもやってみなくてはわからない。
 インターンシップという言葉自体は、今現在ありふれたものとなっているだろう。その中でどれだけ「社長」にインパクトを持たせられるかがポイントだ。
 私が考える所で最も効果的だと思うのは、このインターンシップに参加した当事者達が口コミで広げていくことである。
 口コミには自分の体験という背景が含まれるので、説得力が絶大にある。
したがって、どれだけ印象的で、有意義なインターンシップを体験してもらうかが鍵となるので、当事者への段取りが今最も力を注ぐ所ではないかと思った。
●  吉田 つとむ
 今期のインターン生は、夕方のお祭り手伝いが多く、毎回、模擬店の焼きそば・焼き鳥を夕食としてきました。たまにはとの考えで、吉田つとむのインターン生に人気度が高い、店で夕食をとりました。時間が早かったために客席に余裕があり、その場で会話ができました。
 その話題は、私が今現在取り組んでいる「社長インターンシップ」にかかわる内容でした。なぜか、自分らのことでなく、自分達が手伝う対象の話になったのでしょう。インターン生の仕事である、質問作りのめどがついてきた、私にはそのように思われました。そうした中で、土屋さんは、この「社長インターンシップ」について、大胆予測をしています。現実の私が準備する際には、もっとささやかに進展して行くイメージです。しかし、期待を多く持つのは、結構な考えです。日曜日には、しっかりと手伝いをお願いします。

(注: タイトルは吉田がつけました)
 
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