インターン記録レポート(9)土屋 洋 一般質問作成のスタンス

町田市議会議員 吉田つとむ    2004/8 /29 作成 
 土屋 洋 3年生 2004/8/28 到着 
主要研究項目  一般質問の原稿作成


2004年8月28日作成  インターンシップレポート 9
           土屋 洋

2004年8月27日(金)

<今日の流れ>
「マンション問題」についての資料に目を通す
 ↓
市役所の食堂にて昼食
 ↓
会派室にて一般質問作成
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吉田さん主催の後援会に参加

● 土屋 洋
・親不知を抜いたため、25日に予定していたインターンシップを休ませていただいて、今回をお昼から夜までの参加にしていただいた。
 12時少し前に会派室に到着し、吉田さんの用意してくれた「台東区のマンション問題」
に関する資料のコピー(これは、吉田さんのHPにある掲示板に、僕の一般質問作成の資料となればと、情報を提供してくださった方からの資料を吉田さんがコピーしてくれたもの。情報を提供してくださった方、ありがとうございます。)を海野君とともにしばらく目を通していた。

 この資料は、今回僕の担当している「旧IBMグラウンド跡地へのマンション建設計画問題」と非常に類似した内容で、読んでいくうちにこれが台東区で起こったものではなく、今あるマンション計画の話ではないかと思って読んでしまうほど似ていた。
具体的には、吉田さんのHPとは別のサイトで、議員の方と住民の方がマンション建設計画について、解決策を討論しているものであった。マンション建設の根本にある問題を解決する策を解決しようと提案する議員に対し、住民の方は今目の前にある問題に対して抵抗しなければ、業者の計画通りにマンションが建ってしまうから、多少の無理はやむをえないんだ、ということを主張しているのが中心となっていたように思う。
 こういった当事者の考えと、客観的な意見を表してある資料は今の僕にとって、とても必要としていたものだった。なぜなら、自分の中でマンション問題の表面は明らかになってきても、その背景は自分自身で推し量ることはできなかったからだ。

 資料に一通り目を通してから、市役所の地下にある食堂にて昼食をとった。今日も僕はあまり噛む必要のないもの中心にした。(卵豆腐と、ざるそば、ヤクルト。)
そばを食べることができたが、歯を抜いたばかりの歯茎はまだふさがっていないようで、食べ物がその中に入り込むのが気になった。

 昼食が終わった後は再び会派室に戻り、一般質問作成に入った。一般質問の内容は全部で二回作成した。一回目は、完全に自分主体で問いかけたいこと、こうすべきではないかという提案も含めたものを作成した。二回目は、吉田さんの意向を中心としたものを作成した。一回目の物は、調べ始めてからまだ日が浅いのと、一般質問がどういったものか分かっていないため、理想論や問いかけても仕方のないものばかりだったようだ。
今現在自分のすべきことは、吉田さんの行う一般質問を作ることで、現実性のあるものを作る必要がある。しかし、一回目に作ったものが間違いだからやり直すという事ではないと自分では考えている。

 なぜなら、自分の出した物はこの先必要とされていると思うからである。理想論なくして現実の問題を解決する糸口は見つからない。また、問題を根本的に解決することを、対症療法のように毎回していたのでは、同じことが何度も繰り返される。
問題の根本を考える事と理想論を考えるのとは違いがあるが、密接な関係があるだろう。
したがって自分の作ったものは自分にとっては必要なものであった。
決められたレールの上を行くのと、ルールを守るのは違うと思う。前者をずっと続けるのであれば、議会の必要性は段々なくなってくるのではないかという疑問が、一般質問作成をしながら浮かんできた。

一般質問の形を取り敢えず作って、その後に吉田さん主催の後援会に、僕も出席させていただいた。そこでは、吉田さんを応援する多くの方々や、吉田さんの奥さんにもお会いすることができた。
成瀬が丘のお祭りでお会いした方も何人か出席していて、僕のことを覚えていてくれたのには驚いた。東京大学大学院の教授とのお話もとても面白かった。
様々な人とお話できたのは良かったが、僕の頭の中の半分は、またしても親不知で満たされていた。先日抜いた方とは逆の歯が生え始めたようである。

● 吉田 つとむ
 9月の議会が迫ってきました。議会で(一般)質問をすることは、吉田が毎回続けてきたことです。今までに取り上げてことが解決したこともあれば、そうでないこともあります。ただし、自分が議会で主張したことがなんにも現実に反映されないでは、議員としての意味がないといえます。

 そのことを前提として、今回のマンション問題のように、現実をどのようにとらえるか、どこに問題があるか、自分はどのような視点に立っているかなどを毎回検討しながら、提案するわけです。土屋さん自身の考えるところ、理想論はあるかも知れません。ただし、それは、自分が政治的な主張を行う状況に応じて考えるべきことです。土屋さんが、私のマンション問題に関する考えがおかしいと反論することは可能ですし、このHP上で意見をして書き残すことも保障できます。現に、以前のインターン生で、過去の請願審査に対応して、私のスタンスにかなり批判的な意見を表し、このインターン体験記に記録を残しているケースも存在します。

 この一般質問の作成に関しての考えですが、今回作成しようとするものは、議員本人(吉田 つとむ)がこの課題はどのように解決されるべきという、そのスタンスを明らかにするものです。ということで、議会の質問では、議員本人の考え(理想論もあり、現実論もある)が表されるべきものとなります。

 久しぶりに、私のことを中心的に応援していただく方々の会合を開きました。かといって、議論の場を設けたのでなく、いわゆる懇親会を開きました。こうした会合に、インターン生が参加したのは、久しぶりのことです。年間に2回程度の開催ですので、皆さんがそれに遭遇する機会はめったにありません。インターン生が参加するにしても、通常は「新春の集い」と言う年中行事の開催時においてのことです。そうした意味で、後援者の皆さんは、インターン生に注目しています。
 ただし、「親知らず」の歯が生えた時期に遭遇した、土屋さんには、飲食が十分に出来なかったという意味で気の毒でした。

(注: タイトルは吉田がつけました)
 
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