インターン記録レポート(12)土屋 洋 議会の1日・一般質問

町田市議会議員 吉田つとむ    2004/9 /11 作成 
 土屋 洋 3年生 2004/9/09 到着 
主要研究項目  議会を丸1日見学・全員がそろった会派室

インターンシップレポート 12
           土屋 洋

2004年9月8日(水)

<今日の流れ>
市役所にて、9:20から会議を傍聴
 ↓
10:00より本会議を傍聴
 ↓
12:00で昼食
 ↓
18:00頃まで引き続き本会議の傍聴
 ↓
会議後の職員との対談
 ↓
夕食

● 土屋 洋
・9:20から議会運営委員会の行った会議を傍聴した。会議の内容は「新庁舎建設に関する事柄」「議会だよりについて」「議会の録画放映について」などであった。
 これらの事柄は、会議の後半にいただいた資料からわかったが、資料が何種類も置いてあり、今どこを話し合っているのかなど、傍聴していても分かりづらかった。
 分かりづらかった理由のひとつに、マイクの音量が非常に小さいのか、使用していないのか、とにかく一番奥に座っている議長の声すら聞こえない状態だったのが挙げられるだろう。
 傍聴者に対して、会議の進行がわかるように配慮する必要はあまりないと思うが、見ていた限り、一番端に座っていた議員の方は、議長など離れた人の話が非常に聞き取りづらい状況にあったように見えた。これは会議の進行上で改善すべき事柄だと感じた。

● 吉田 つとむ
 議会運営委員会は、会議のルールにもとづいて、必要に応じて、規則の解釈をおこなうことや、その判定をおこなうことを主な仕事にしています。そこで、会議の次第を承認することもその役割の一つです。

 そのため、そこに出席している議員は、本来会議の原則を知っていることが原則です。会議のことを何も知らない傍聴者にとっては、その内容がわからないことは仕方ない面があります。なお、音声が聞きにくいのは、あの会議室の特徴のようで、様々に改善点を施してきたのですが、十分にはならないようです。

● 土屋 洋

 最初の会議が終了し、本会議の行われる場所へ移動した。この会議場は、国会議事堂を小規模にしたようで、気の引き締まる雰囲気が漂っていた。 
 ここでは今日から四日間、一般質問が行われる。その様子もインターネットで放映されているそうだ。
 議員の一般質問の内容で感じたことも多いが、量が膨大なので今回のレポートでは、本会議の様子で感じたことを書こうと思う。
 最初に、特に意味はないが印象的だったのは、議員のイスには白いシーツがかけてあって、そのイスがものすごく座り心地が良さそうだったのと、マイクが光っていることだ。この電気系統は、どうやら真ん中あたりに隠れた席に座っている職員が操作しているようだった。
 自分自身のいる傍聴席と本会議場とは、入り口のある階が違っていて、傍聴席から議員などの席のある側とは隔離された状態にあった。しかし、階がちがうはずなのにすごく距離が近くて、傍聴者席からは会議場の様子が見やすい良い構造だった。
 一般質問の形式は、質問する議員一人と、答弁者の何人かが持ち時間の1時間内で何度か質問と受け答えを繰り返していて、他の議員がその中に割って入ることがないのが以外だった。話を円滑に進めるためにはいいと思うが、想像していた本会議は意見をぶつけ合うものだったので、以外に感じた。

 ● 吉田 つとむ

 土屋さんは、本会議場に始めて入りました。その日は、一般質問の最初の日でした。それが、通しで4日間あります。この間、その会議を全部見たインターン生はいません。大半の人はその会議の全部を見ると、くたびれて腰が立たないくらいになることでしょう。
 なお、議員に椅子はかなり豪華ですが、決してすわり心地は良くありません。ややふかふかしすぎです。1日まるっきり座っているわけですので、もう少し硬めの椅子のほうが良いと感じます。

 なお、議員の席のマイクが光るのは、発言を指名された人のマイクがオンしている状態です。他の席のマイクで話しても、声が拡大されることはありません。また、そのスイッチを入れているのは、土屋さんがその人が操作していると思った人ではありません。その人は、速記さんです。マイクのオン・オフを操作しているのは、ひな壇の後方にいる職員の一人が操作しています。

 また、議会の会議のあり方は、本会議、委員会で異なっています。両方を見てからの判断が良いでしょう。

● 土屋 洋
 
 昼休みになって会派室へ行くと、当然だがみなさん勢揃いだった。こんなに揃ったところは初めてだったので、会派のみなさんの雰囲気を見ることができて楽しかった。
というのは、本会議の場とは打って変わってとても和やかな雰囲気で話していたし、仲間なんだなぁと感じた。
 中でも印象的なのが、以前海野君のレポートにも登場した、熊沢あやりさんだった。この会派の中で歳が離れて見える熊沢さんだが、話し方はとてもフランクで、友達のように話していた。最初の会議を報告する際も、堅い表現はせずにとてもわかりやすい話し方をしていた。
 熊沢さんは今日一般質問をしたのだが、そこではさすがは議員という様子で、質疑をこなしていた。
 昼食を終え、傍聴席に戻ると、そこには石田恵子議員のインターン生、杉山さんが座っていた。海野君がいないので、話し相手の欲しかったのと、一般質問を一人で聞き続けるのは辛いものがあったので、この後は一緒に傍聴することにした。

● 吉田 つとむ
 質問、質疑、報告と発言にはいろいろあります。それらの用語を違って言葉を使っているケースもありますが、その訂正はまたの機会としましょう。

 なお、以前には、会派の報告時間帯は、インターン生に退席してもらい、ロビーで待機の状態でした。今でも、特別の時には退席してもらうこともあるでしょう。最近になって、インターン生への対応が代わってきたと言えるでしょう。なにせ、土屋さん・海野さんは、吉田つとむインターンの15期生です。

 さて、熊沢あやりさんの登場です。その熊沢さんは、とても元気な明るい議員です。その熊沢さんと他の議員はだいぶ変わっていますが、会派の中では気さくに話すのが特徴です。決して、他の場所ではそうでもありません。そのことは、私の対応を見てもわかることでしょう。

 今回は、

● 土屋 洋

 会議中に退席する議員が何人かいる。僕自身もトイレや、冷房が寒かったので時々外へ出たので、同じような意味合いだと思っていたが、後に吉田さんから聞いた話では、議員の退席するのには、休憩以外にも意味を持っているようだった。
 会議場に過半数の議員がいないと、会議自体が成立しない。退席した議員が過半数を超えると、その時点でその日の会議はすべて無効となるそうだ。そうした意思表示が含まれているとは気づかなかった。
 しかし、議員は自由に退席できるのに対して、答弁者側にはそれが許されていないようだった。休憩まで二時間程あるのに、大変ではないかと思った。
 その外にも、会議の時間が17:00で終了する前提があって、それを質問している途中で過ぎてしまっても、会議が無効になるそうだ。見ただけでは気づかない、意味の含まれた行動を議員はとっているようだった。
 一般質問が終わって、会派室に戻ってきても、吉田さんはずっと忙しいようだった。その中で、職員との対談を横で聞かせていただいた。内容はよくわからなかった。

● 吉田 つとむ

 議会本会議は、午前10時から正午まで会議を続けます。次に午後1時に再開し、午後3時まで会議を続けます。30分の休憩の後、午後3時30分から終了まで、およそ午後5時半か6時ころまで会議を続けます。それ以上にかかりそうな時は、30分の休憩を入れます。(なお、最も大変なのは、速記さんです。全部の発言者の記録をとっています。早口の人の言葉を速記の文字にするのは大変なことでしょう。)さて、話を戻しましょう。上記の時間帯で会議に出ているので、何か連絡を取るのは休憩時間となります。あるいは、様々の会議に関する事項に関して、議員や会派間の調整をするのは、会派の幹事長(=代表)ですので、部屋に帰ってきても、絶えず打ち合わせをしている次第です。

 なお、私は会議の途中で離席することは、ほとんどありません。土屋さんが見たときもそうでしょうし、本日も一度も離席することはありませんでした。前の議会運営委員長を務めていた間、その癖がつきました。自分が発言しない時も、じっと、会議の進行を見つめています。

● 土屋 洋

 最後に回転寿司をご馳走になって、今回は終了となった。

● 吉田 つとむ
 海野さんを同行したとき、以前に5分もかけずに食べたと言う回転寿司です。おそらく、店に入る前に足がひるんだでしょう。私は、全て仕事に食事を合わせています。仕事の区切りがついて昼食と言うのが、本来の吉田つとむ流です。結果として、次の仕事に移る前に食事となるため、通常の食事時間が果てしなく短くなります。この日は、食事が自宅に戻る前の最終日程でした。なお、吉田はインターン生を同行していない時は、大半が自宅で食事をしています。そこで、自宅に戻るのは人と比べ、かなり早めと思います。

(注: タイトルは吉田がつけました)
 
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