インターン記録レポート(3)小滝 恵理 新春の集い

町田市議会議員 吉田つとむ    2005/2 /17 作成 
 
主要研究項目  新春の集いの参加とその取材

2005年2月13日作成
インターンシップレポート 3 小滝 恵理
2月14日の記事

  〜インターンシップレポート〜

2月12日(土)。新年会に、研修生として、お手伝いということで参加した。15時にJR町田駅改札で集合し、会場となるホテルに向かった。着いてすぐ、吉田さんに携帯電話を預けられた。代理だと名乗って用件を聞くように、とのことだった。大変緊張した。そんななか、一度だけかかってきた電話に、少しあわてながらも一応の対応はできてほっとした。開場が迫るなか、大急ぎで出席者の名簿表づくりをした。お手伝いという名目であったが、実際に関わったことはこの名簿表づくりくらいで、主に、普段体験できないことを体験させていただいているという一日だった。

 スタッフのための部屋で、16時半からお弁当をご馳走になった。その後、シンポジウムの講師の方との打ち合わせに同席した。急遽来られなくなった講師の代理として前日に講演を依頼したという山下さんと、吉田さんのインターンの一期生だという出雲さんの二人が講師として来場した。講演について、同期インターン生の黒後さんと役割分担をしたので、私は出雲さんの講演について書きたいと思う。出雲さんの講演内容は、自らのインターンや起業の経験についてのお話を通して、現在の日本のインターン・雇用・起業の実態についてであった。出雲さんは大学在学中19歳で起業、銀行で一年間経営について学んだのち、独立し、いまではライブドア子会社の副社長もやっておられるという。大変パワフルな方だ。現在、日本では「第二新卒」という言葉が流行しているが、それは学生と企業とのミスマッチによるものである。会社説明会やOB訪問だけでは、学生は企業の本当の姿を理解できず、入社して3年以内に他の企業に転職する、という事態が増えているのである。そこで有用なものが、インターンシップである、と言う。インターンシップをすることで、入社前に、学生も企業も、お互いの相性がわかる。また出雲さんは、起業に興味のある学生を集めて、社長インターンシップを推奨する、経済産業省のドリームゲートという活動をしているのだと言う。こういったお話を聞くなかで、何よりも出雲さんのエネルギー、バイタリティの溢れる姿に、私自身も感化される思いであったし、また参加者の皆さんのインターンに対する理解度も深まったのではないかと思う。

 続いて別の部屋で懇親パーティーがあり、来賓の方のご挨拶や、民謡や踊りなどの催し物のあと、私たちインターン生は、壇上にのぼり紹介された。時間がないため頭を下げるだけであったが、少し緊張した。パーティー中は会場のうしろの方で見学していたが、時折声をかけてくださる方もいて、多くの方との交流をもつことができた。懇親パーティーで新年会は終了であったが、私たちはそのあとのスタッフの皆さんのための二次会にも出席させていただいた。そこでも社会における心構えなど、いろいろなお話をした。

 最後に、会計の様子を見学させていただいたが、会計の係の方が、銀行にお勤めしていたということで、お札を数えるものすごい手さばきを拝見した。領収書の常識なども解説していただき、大変勉強になった。帰りは遅く、22時半頃に解散となったが、とても有意義な一日だった。

● 吉田 つとむ
 いよいよ、インターンシップの中心的な日程である、新春の集いの始まりです。私は、その日は多くのお客様に接するため、携帯電話を自分では使わないことにしました。携帯メールは一切使用していないため、実際にはそれほど電話がかかってくることはありません。それでも、かかってくれば、その時は、「インターンの小滝です。本人の代理で携帯を持っています」と話せば、相手がその意味と状況がわかるはずです。

 その日の仕事で、会場の受付名簿の作成がありました。前日までに作成しておればよいのですが、毎年のようにその日に作成しています。そのためによけいにばたばたする羽目に陥った次第です。

 出雲君、いや出雲さんは、吉田つとむのインターン第1期生の一人です。有名会社に入ったのに、さっさとやめて、自分で仕事を切り開いていこうとしています。新しい分野への挑戦も鋭く、事業とインターンシップ活動を両立させた展開を考えているようです。
 こうしたインターン生の先輩と話しあったり、出会うのも、みなさんに経験させたい取り組みの一つです。なお、小滝さんが「山下さん」と表記した方は、幼稚園の園長をされている方です。過去には、小学校の校長先生も務めておられる人物ですので、ここは山下先生という表現の方が良いと思っています。なお参考ですが、私に先生と言う表現もありましたが、あらゆる意味で、「先生」は望ましくないでしょう。なぜなら、その日の主宰者ですので、それが関係者から「先生」呼ばわりされれのは、最も不釣合いの言葉だと思っています。

 インターンの期間中でこれほど遅くなる日は、実績的に他に無いでしょう。最初の説明で話したように、この日のイベントは自分に取って、もっとも大係りな事業です。そのためにも、大勢の人たちの応援をいただいての行事となっています。

 大人社会の人たちと、かなりの時間を割いてお話する経験をしてもらいました。そのため、私と直に接する時間はかなり少なかったと思います。ともあれ、新春の集いは終了しました。黒後さんのレポートを併せて、2本立ての報告としたいと思います。
 
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