インターン記録レポート(7)小滝 恵理 本会議の傍聴

町田市議会議員 吉田つとむ    2005/3 /14 作成 
 
主要研究項目  

2005年3月12日作成
インターンシップレポート 7 小滝 恵理
(3月10日)

 3月10日(木)。議会傍聴をした。14時前に市役所に着き、傍聴券の交付を受けてから6階の傍聴席に向かった。入ると、傍聴席には10名ほどの人がいた。あとで聞いたところによると、目当ての議員・質問があったのではないかということだった。15時〜15時半に休憩が入り、再開直後からが吉田さんの質問となった。吉田さんは、壇上では原稿は読まずに話すようにしているということで、たしかにその方が自分の考えをしゃべっているという感じがするし、説得力がでると思った。二つの質問のうち、コールセンターが私の担当だったが、私の作った原稿では、資料と疑問点(箇条書き)という形式であったものが、吉田さんの口から質問という形となって発せられていた。自分の言葉でしゃべるということは、自分が本当に理解していないとできないことであるし、話す順序もある程度事前に組み立てておかなければならないのだろう。

 吉田さんのあとにも2名の方の質問を傍聴したが、市長さんがかなりの事柄に対して答えている(把握している)ことに驚いた。一般質問の形式は、まず議員の方が壇上で質問の趣旨を述べ、それに対する回答を行政側がしたあと、そのことに関して突っ込んだ問答が繰り返される、というものだった。その内容について、他の自治体ではほとんど事前に決まっているところもあるらしいが、町田市はその場でのやりとりがある方だという。いつどんな予測していなかった質問がでるかもわからないということは、行政側の、担当分野に対する普段からの意識の高さが問われ、いい影響を与えるのではないかと感じた。最後の質問者の前に、15分間の休憩が入った。これは一人しかいない速記者を休ませるためのものであったらしい。

 18時半頃終了し、その後、歌謡ショーのチケットを売りに一軒のお宅にお邪魔した。10枚の昼の部のチケットが売れ、初めてチケットが売れた現場を見ることができた。夕飯は民芸でおうどんをご馳走になり、21時半頃解散した。

● 吉田 つとむ
 議会の傍聴席には大勢の人が詰めかけるときもあれば、閑散としていたり、あるいは全く人がいない時もあります。その傾向は、ある人の発言が終わると、どっと傍聴者が傍聴席から出てします。その意味では、議会の請願審査の際には、その請願に関わる人たちが傍聴席を満席にすることもあります。

 ところで、この日は私が議会の壇上で発言する一般質問の日でした。私の発言ぶりを見てもらって、内容のレポートを作成してもらいことにしていました。その目的も加味した、議会傍聴の日程でした。

 私は以前に説明したように、その発言では作成した原稿を読まずに、自分の言葉で話しています。小滝恵理さんの原稿では、資料と疑問点(箇条書き)となっていたものを、資料の読み上げが困難なので、主に、疑問点を提起する手法で質問を構成しました。それがどう映るか、すべてはインターネットの中にあると考えています。(町田市議会は、本会議の生中継とその録画放映を、オンデマンド方式でインターネット中継しています)あるいは自分の発言が議事録の文字に成ったときに、話し言葉の文章がそのまま表現されるのを、その閲覧者がどう見てくれるかと考えています。

 この質問の形式は、それぞれの議会によって異なります。町田市議会は、質問と答弁の合計でその所要時間制限を1時間としていますが、その質問回数は、無制限としています。細切れに質問を行うことも自由です。実際に、この1時間の質問の中で、10回くらいの質問をやりとりするケースもあります。

 ただし、多くの議会では全部で2回の発言を持って「質問」とするところがあります。そうしたところでは、議会前に完全に文章でそのやりとりを交わしているところもあるようです。確かにできあがった発言は完璧かもしれませんが、アドリブこそ質問の質問たるところではないか、そのように考えています。

 この日の夜は、議会を出た後に、さらに、党の行事案内も行いました。歌謡コンサートの案内に回りました。幸い、10枚もまとめてかっていただいた方がありました。カラオケのグループで参加していただくとのことでした。その後は、心地よい気分で夕食の時間をくみました。場所は、「味の民芸」という「うどんや」さんでした。

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