インターン記録レポート(2)  西野 孝佑 「お祭りへの参加」


町田市議会議員 吉田つとむ    2005/8 /4 作成 
 
主要研究項目 「お祭りを数多くいくか、少ない場所でこまめに」


2005年8月1日作成
インターンシップレポート(2) 西野 孝佑(大学2年)
(2005年7月31日)

●西野 孝佑
 今日はインターン2日目。吉田議員について、インターン同期の川合奈美さんとともに、成瀬が丘フラワーフェスティバルに参加した。神輿を担いだり、水風船を膨らましたり、カメラマンをしたり、金魚すくいを手伝ったりと、普段のお祭りではやることができないことを、いっぱいやらせていただくことができた。そして、その中で市議会議員である吉田さんがどのようにお祭りにかかわっているのか、知ることができた。家に帰ってから、今日のことを振り返ったとき、特に考えさせられたことがある。

 それは、吉田さんのお祭りへのかかわり方が、自分の中で思っていた政治家のお祭りの参加の仕方と著しくかけ離れていたことだ。吉田さんのお祭りでのスケジュールは、交通整理に始まり、金魚すくいの店番、お祭り後の夜回りの仕事、そしてその合間に盆踊りの輪に入るなど、自治会の係りの人のよう(もしくはそれ以上)に、忙しく動き回っていた。僕は、政治家がお祭りに「参加する」とは、お祭りが盛り上がってきたころに、ひょっこりあらわれ、一言あいさつをして、すぐに次の会場へと行くことだと想像していたので、非常に驚きだった。1つのお祭りに深くかかわることは、それだけその地域の方と深い交流をすることができる。一方、1つのお祭りにいる時間は短くても、たくさんのおまつりを回ることは、それだけ自分の顔を売ることができる。どっちのほうがいいか僕にはわからないけど、吉田さんは前者のスタンスをとっているようだった。

 次回は、ブラジル大使館でお話を聞けるのが、とても楽しみだ。

● 吉田 つとむ
 西野 孝佑さんのお祭りに関して、私が過ごしたお祭りの参加状況とは少し違った参加状況となりました。私にとっては、一つの役割が終了することに前後して、次の担当が決まっているということでした。そのため御神輿の時間帯では、子どもの御神輿に続いて、大人が担ぐ御神輿では西野さんだけに参加してもらいました。その時間帯には、私の役割は人通りの多い交差点で交通整理をすることでした。2時間もそこで張り付けになるので、その間に、御神輿がどうなっているか、あるいはその後の内容がどうなっているかわからないでいました。すぐに帰ってこなかったので、最も心配したのは、間違って「お酒」を飲まされたのではないかということでした。お茶をごちそうになったということで、ほっとしたところでした。

 ところで、「お祭り」と「政治家」の関係で言えば、西野さんが書いているように、通常の政治家は、いくつものお祭りの会場を駆けめぐって挨拶して回るというのが、一般的な姿です。

 それは、政治家は顔を売るのが商売と言われている関係で、出来るだけ数多くの場所に出向き、大勢の人の前で紹介されたり、挨拶することで数多くの住民に知られるはずだと考えられているからです。しかし、私はそうした考え方は真実だろうか、本当にそうしたことで、住民はそれらの政治家を記憶したり、支持をしたりするのであろうか、そのように考えてきました。

 それぞれは仮説にすぎない、もし、自分がそこに身を置くのであれば、ここのケースにおいてその仮説の不合理生を排除しておく必要がある、このように考えてきました。と言うより、「多くの場所に顔を出す行為は、実質的にかなりの出費を伴う可能性を否定できない」ことを排除できないと言う考えにこだわってきました。そのことが、私を多くの場所には行かせず、限られた場所に限定して出向き、役員や顔役のみへの挨拶にとどまらず、出来るだけ一般の住民の人と交流をすることを求めたスタンスで通してきました。これが私の場合には、合っているのでしょう。

 ブラジル大使館は、新鮮な感覚を持って、受け止めてもらったものと思います。レポートを大使館の方を含めて、期待しています。

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