インターン記録レポート 森 洋邦 取材で単独出張 町田市議会議員 吉田つとむ 2006/05/22 作成 主要研究項目 「議会質問のための取材出張」 2006年05月19日作成 インターンシップレポート 森 洋邦(大学3年) 今日は吉田議員が所用により僕一人で八王子市役所へ行き、「 いきいき企業支援条例」についての資料を受け取り、説明を伺 ってきました。 最近は地価も下がって、都心へと移る企業や、安価な労働力を 求めて、工場の海外移転などが増えています。それは、八王子 市でも例外ではなく、企業の跡地が見られるようになって来て います。そこに住宅地を建設するのではなく、工業地や準工業 地をそのままの形で残していくために、企業の誘致を目指して いるそうです。 つまり、八王子市としてはベッドタウンとしてではなく、産業 都市として発展していくことを目標にしているようです。その 目標を達成するための手段の一環としてこの条例を用いていま す。 具体的には、ものづくり産業・商業・物流系企業・事務所の4 部門に関しての支援を行っています。それぞれに企業立地促進 地域を設け、そこに移転や新設、拡張をする場合、一定の条件 を満たし、審査に通れば固定資産税・都市計画税及び事務所税 相当額を「企業立地奨励金」として3ヵ年に渡って交付すると いうものです。 八王子市は、企業の側に立って考え、条件の設定を中小企業で も中堅クラスであればクリアできるようなものにしています。 また、従業員の居住地域を八王子市内に指定をすることもなく 、長いスパンでこの取り組みを行っています。 この条例は、今のところ平成20年までの時限条例ですが、こ の条例の成果によって、永続的なものにすることも考えている とのことでした。 このプロジェクトをより広めるために、企業とのつながりが深 い金融機関への働きかけや企業との相談での呼びかけなどを積 極的に行っているようです。また、八王子市には企業立地サポ ートネットというものもあるので、企業の理想とする土地の提 供を目指して、宅建業者と立地希望企業の仲介役もしています 。 成果としては、特にものづくり産業の中小企業がこの支援を多 く受けています。これからの産業を引っ張っていくのは、独自 の製品や技術を売りにする中小企業であると僕は思っているの で、かなり有効活用されているのではないかと思います。今年 度も既にいくつかの企業が審査を受けている状態だそうです。 今のところ八王子市はNGOやNPOなどのコミュニティー産 業に対する支援は考えていないようでした。まずは、ものづく り産業を中心とした産業都市を目指し、企業育成や企業誘致を 行っていくということでした。 ● 吉田つとむ 次回の議会で質問する準備に、取材をすることにしました。ただし、今回はインターン生の森洋邦さん一人で行ってもらうことにしました。私もこのところは多忙(いずれ、その意味は記述する機会があるでしょう)であり、かつまたこれから先に予定している一般質問の取材先が複数あるためです。 ともあれ、森洋邦さんには、訪問を予約していた八王子市役所に出向いてもらいました。この記事を呼んでみると、取材の趣旨を良く把握しているようで、八王子市政の考え方が伝わって来ます。後で分かることですが、こと産業育成施策に関して、町田市は見るべきものがほとんどなく、なんとか他市の先例をならい自前の産業を持っていきたいと願っているわけです。そのために、今回は八王子市に出向いてもらうことにした次第です。 次は、月曜日に打ち合わせを行い、次回の予定を検討することにしたいと思います。では、月曜日に。 文頭に戻る インターン記事の見出し HPメイン 吉田つとむHP全体 |