インターン体験レポート 林 啓子 電子投票システム

町田市議会議員 吉田つとむ    2006/08/10作成 
 
主要研究項目 都市計画審議会

林 啓子 大学2年 インターンレポート
8月 7日分  2006年8月9日作成  

8月7日(月) インターン4日目

●実習内容
 午前中は、吉田議員パソコンで今までのインターン生が作ったパワーポイントの作品を見ました。そして、ホームページ作りについて吉田議員に教わりながら、参考書をめくりながら勉強しました。
 そして午後もそれを続け、15時から町田市都市計画審議会の会議を傍聴させていただきました。私は会議を途中で抜け、17時から行われる電子投票に関する勉強会に参加するために横浜に向かいました。勉強会は、19時半頃まで行われ、その後吉田議員と食事をして今日の実習は終わりました。

●学んだこと
ホームページ作りは、先日買った新しいホームページビルダーを使いこれから進めていく。吉田議員は、現在のホームページがすでに第6版となっており、今までにさまざまな形式のホームページを作ってきている。その経験からのホームページとはなんなのか、どういう仕組みなのかいろんなサイトを参考に見ながら学ぶことができました。
そして、町田市都市計画審議会傍聴では、20人前後の会議だったが、初めてそのような場を見てどのように話が進んでいくのかを知ることができた。傍聴には何人かの市民の方がいらっしゃっていたが、熱心に話を聴いていた。しかし、彼らは発言することはできない。そこで、市民の代表としての議員がいるのだと改めて実感することができた。その場には各会派から1名ずつ議員が参加していたそうだった。
電子投票の勉強会は、教授や研究者の方ばかりのものであったが、実際の投票の機械が用意されていて体験しながら進められていたので比較的内容はわかりやすかった。電子投票は、ブラジル、インドなど海外の国では採用されているが日本では特例法によって地方自治体で何箇所かで実施しているに過ぎない。その地方においても失敗が起きたことがあり、国としては歯止めがかかっている状態だそうだった。私は、電子投票の経費削減や開票の迅速性などのメリットは知っていたが、平等性のメリットについては初めて知った。
平等性とは、障害者の方が健常者と同じように投票できたりと、平等に皆が投票できるということである。今の投票方式では、目の見えない方は代理人による投票しか行われない。これが、電子投票によれば音声投票によって自身での投票が可能になり社会参加ができるようになる。また、ネットでつなげられるようになれば投票所に行かなくてもまた海外でも投票ができる。電子投票については、まだまだ論議の余地がありこれからも勉強会が続けられていくそうだが、私自身多くのことを学ぶことができた。

●感想・意見
 今日は、会議と勉強会がありいつもより長い時間だったのでとても疲れました。
しかし私以上に、会議や勉強会に主体的に考え、質問・意見を積極的にされている吉田議員は本当にすごいなと思いました。議員は、選挙の時はとても忙しいイメージがあったが、普段もこれだけのことをやっているのかと議員の仕事を知ることができてとてもよかった。
 また、電子投票については、活発な論議が行われていたがぜひ日本でも行われる日が来ることが大変待ち遠しく感じた。電子投票が行われるようになれば、投票率はあがるであろうしコストが削減されることから、より多くの問題について選挙を行うことも可能になり国民の意見が反映されやすくなる。情報の流失や正確性など問題は、徐々に解決されてきている。私たち国民がもっと電子投票について理解していける場を設けられていけたらと感じた。

● 吉田 つとむ
 この日は、林さんはかなり遠くまで出かける日程となりました。しかも、私が務める都市計画審議会の会議が午後の時間帯から始まった為、先行して出向いてもらいました。会議を終了してから横浜の会合に出向いても、その会議には遅刻をするだろうと考えての手当をした次第です。なお、会議の開催日程については、自分が失念していただけで、開始時間等を間違えていたものでした。危ういところでした。
 さて、電子投票のことですが、私は今から6年ほど前からそれに興味を持ち、今までささやかに関わってきました。全国で行われた13回の電子投票選挙に全て出向いて、それらを観察してきました。もちろん、学者や研究者でもありませんので観察に際しても分析 的に行うではなく、単に観察者としてあるのみでした。
 そもそも電子投票の導入目的は、その経済性にあるのでなく、投・開票数値の正確性ではないか、と思っています。つまり、電子投票は疑問票を解消できるので、有用だと思っているわけです。

 例えば、自署式投票では文字の判読の不明な場合でも、なんとか投票者の考えに添うとして、誰かの得票に入れています。その方法は、決して客観的に行うことは難しく、KO試合でないボクシングの判定みたいな作業を開票立会人が行うことになります。
そうした両者の違いを前提に、それから電子投票機の操作を見ると、また対象がなじみやすいものになるでしょう。

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