□ 子ども優先の政治

 今の子どもたちになにが必要を、私は議会で問い続けていきます。とりわけ子どもたちは、自分で自分のことを主張し得ない立場にあるわけですから、子どもの声に耳をそばだてる姿勢を保ちたいと思います。

<吉田つとむのスローガン>
子どもたちがのびのびと、
自由に過ごせる、
場所と条件を整えることが、
21世紀を迎える町田市政の必須課題です。
「遊と勉」の環境作りに励みます。

取り上げるテーマ
○大地沢青少年センターの「利用率向上」論理に反対する(H11.5)

(以下、平成11年5月31日作成)

○大地沢青少年センターの「利用率向上」論理に反対する

<問題点の提起>
 この大地沢青少年センターは、緑豊かな自然に囲まれた施設ですが、地の利が悪いこともあって利用率の低さが問題とされることがあります。
 市議会の決算委員会などでも、宿泊施設を改善して、(酒なども飲めて)大人も利用できる施設に変え、利用率の向上を計るべきだという意見がたびたび出ています。
<私の考え>
 しかし、子どもを取り巻く現状を考えると、子どもが日常生活から解放されるような、冒険性に飛ぶような遊びも体験できる、この大地沢青少年センターの名称が示す内容にそって考えるべきです。
 むやみに利用率を強調し、時間がある高齢者が集う施設になってしまっては、ゲ―トボールと化した「児童公園」のあり方と同様に、子どもの安らぎの場と奪うことにつながり、将来的にも問題です。「利用率」より、「子どもをはぐくむ施設」であるのかどうか、という視点を大切にしていきます。
<議論点の導入>
@どの程度に、利用率がわるいのか――――――――――資料を下記で検討
A子ども世界での、広がりをどのように位置づけるか――事例をもとに探求
B広域的な交流の場にする手だて―――――――――――今後の課題

 *大地沢青少年センターの利用率の現実*

 ――――以下の数値を見ると、上記のクレームも理解できるが青少年対象という精神は大事にしたい。

 利用者状況(人)  平成10年度(10年4月1日−11年3月31日)
(宿泊者数)
  幼児 小学生 中学生 青年 成人 小計
多目的室

949

1,152

418

281

1,978

4,778

和室

44

67

13

98

711

933

Aキャビン

106

573

85

417

705

1,886

Bキャビン

177

900

201

439

842

2,559

テント

7

60

8

166

128

369

主催事業

2

128

13

3

4

150

小計

1,285

2,880

738

1,404

4,368

10,675

(日帰り)
  幼児 小学生 中学生 青年 成人 小計
野外施設

889

1,815

250

258

1,732

4,944

卓球

31

734

488

70

174

1,497

本館

1,241

1,809

392

534

2,991

6,967

主催事業

323

1,032

310

227

1,166

3,058

小計

2,484

5,390

1,440

1,089

6,063

16,466

(総合計)
  幼児 小学生 中学生 青年 成人 小計
総合計

3,769

8,270

2,178

2,493

10,431

27,141

 

ホール午前

774

1,596

308

548

2,040

5,266

ホール午後

818

1,602

469

483

1,872

5,244

ホール夜間

559

1,208

395

363

1,515

4,040

多目的午前

196

297

427

120

802

1,842

多目的午後

177

212

13

24

588

1,014

 

利用<率>パーセント 9年度(隔月の偶数月のみ記載)
  4月 6月 8月 10月 12月 2月
多目的午前

5

5

4

4

1

0

多目的午後

0

5

2

5

1

0

多目的夜間

27

17

32

37

20

19

和室

35

26

61

66

44

33

Aキャビン

25

19

69

48

18

0

Bキャビン

22

16

73

37

4

1

ホール午前

12

23

48

42

30

26

ホール午後

24

38

48

59

37

42

ホール夜間

20

24

33

36

29

33

*大地沢青少年センターの町田市の位置づけ*
 町田市が発行した「私の便利帳」の記事紹介では、「大地沢青少年センターは、町田市の西の端にあり、標高300メートル前後山々に囲まれています。面積は22万平方メートル、本館(集合宿泊棟)、ヒュッテ(研修棟)、キャビン、テント、ミニアスレチックスなどの施設があります。恵まれた自然の中で、キャンプやハイキング、軽スポーツ、音楽練習、自然観察などを楽しんで下さい。食器、飯ごう、なべ、ほうちょうなどのキャンプ用品のほか、卓球用品、バトミントン用品などをお貸しします。」と記しています。
(これ以降の記事掲載は、次回以降の更新時とする)