● 自民党青年部講演会は大盛況!

「江戸のリサイクルに学ぶ」講師 田中優子法大教授

◎ 講演会の模様

 自由民主党町田支部の青年部は、平成11年11月23日(祭日)町田市民ホール第4会議室で講演会を行いました。タイトルは「江戸のリサイクルに学ぶ」(講師 田中優子法政大学教授)とし、女性を中心とした80名の参加者を迎えて、スライドを使用した楽しく、有意義な講演会となりました。
 
 政党の講演会というと、政治家や評論家が「政局の裏話」を語るケースが大半ですが、私は、どちらかと言えば、文化的な雰囲気のものをやりたいと考えていました。講師の田中優子教授(法政大学)は和服を着て会場に登場され、参加者から大きな拍手を得て、入場致しました。

 講師の説明では、江戸の住民がいかにものを大切にしていたか、ものを捨てることなく再利用やリサイクルしていたかを、わかりやすく説明を受けました。当時、世界的にまれな人口で100万を越す大都会であり、その100万の人々がいかに、健康で、混乱せずに、二百年を過ぎてきたかを学びました。質議ともで、2時間の講演でしたが、参加者からの質問では、今の時代に即した問いかけがあり、それぞれに丁寧な回答がありました。

◆ 田中優子教授「講演レジュメ」の一部(転載しました)

 江戸のリサイクル

1 着物が消えるまで

呉服屋→洗い張り(繰り返し)→古着屋→洗い張り(繰り返し)→仕立て直し→古着屋→染め直し→

洗い張り(繰り返し)→ふとん皮→風呂敷→袋物→壊れ物のクッション→灰→畑

2 以降は、省略致します。

 

◎ 青年部の活動と今後の展開

 参加者の皆さんからお褒めの言葉をたくさん頂きました。来賓の伊藤公介代議士・渋谷守生支部長(都議会議長)・八木邦治幹事長(市議)・渋谷佳久総務会長(市議)の方々も、一人の聴衆として参加していたただ来ましたが、「環境・リサイクル」の問題などを取り上げた、この種の初めての取り組みに意義を認めていただきました。

 青年部は、選挙の時に、演説の準備や前座を務めますが、日常的にはどのような活動をすればよいのか。議員として活動する者、あるいは党員として参加する人は別にして、一般の住民に「自由民主党」と言っても、なかなかなじみがないものです。ましてや、20歳台、30歳代などに自分たちの立場を訴えても、なんの反応もないのが実情です。身近な生活の改善につながる、このような講演会を企画できたことは、大変有意義であったと思います。

 参加者から、「次は、何時やるのですか」と言う、ありがたい言葉をありましたが、次の世代の皆さんの感覚でもっと幅広く内容を検討してもらえればと考えています。


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