● 自民党の改善すべき体質について(その4)

 平成12年11月は、自民党にとって大変な時期でした。元幹事長の加藤紘一さんが、「森内閣の不信任決議案に賛成」の表明するというものでした。結果は、「大山鳴動して」の感でしたが、自民党内部に大きな亀裂が入ったことは否めませんし、党の外部から見れば、不満分子に対する自民党の圧力のかけ方が、「より自民党らしく、密室や水面下で行われた」という印象を深めたことは事実であります。

 もちろん、そのような圧力も不可避という判断を、党の存亡の事態にやむなしの意見もあるでしょうが、自民党をより近寄りがたいものにしたことも事実であります。それでは、他に方法を示せと言われても、今、全部を例示として返すことが出来ませんが、少なくとも、都市部から「自民党議員」が一掃される事態が発生したとすると、今回の問題解決の方法が、問われることは明白です。

 ただし、その戒厳令をしいた司令官たる野中幹事長が、辞任をされた今、今後の問題の善悪は、一切が「森総理」の自己責任とされるものであります。一党員として、今後の展望を危惧するものです。

<党の企画 「ガツンと言おう、政治家へ」が中止>

 さて、この事件の最中に、次のような、小さい事件がありました。自民党青年局は、「ガツンと言おう、政治家へ」というものを企画し、インターネット上で、発言者を一般募集を行っていました。実現すれば、大変良い企画でありました。私も、その企画を知り、勇んで応募しました。結果は、本部が企画を直前に中止したため、参加できませんでした。党本部のホームページには、「延期」と書いてありましたが、私にとってだけでなく、自民党の将来にとって大変残念なことだと思います。

 下段は、政治家評価サイト「開け電網政治の時代」の掲示板に、私が実名で書き込んだ記事です。

● バッドニュース、別掲

投稿日 2000年11月20日(月)00時40分 投稿者 吉田 つとむ(町田市議) 削除

バッドニュース、別掲

前の記事が分量が多くなりすぎました。
バッドニュースは、別掲としました。
自民党青年局がつのっていた、「ガツンと言おう、政治家へ」参加申込書が、
党本部のホームページ記事に掲載されていました。吉田は、早速申し込みました。
内容は、つぎのようなもので書き込み方式でした。
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自民党や国会議員に「ガツン」と言ってみたいことをご記入下さい。
○これ、たのむよ、国会議員の先生(理由もご記入下さい。以下同じ)

○何が足りない、日本の政治?

○自民党のここを変えるべきだ!

○その他(これを言わずには、おれない)

○話を聞いてみたい国会議員
等でしたが、その後になんの返事が無いので、みたら、ドタキャンの知らせ
がテロップで入っているではありませんか。
当事者には、何の連絡も無いままです。抗議の書き込み送付をしましたが、
これまた、何の返事もありません。官邸に直撃しようにも、だれもその
メールを総裁には見せないのでしょうから、ここで経過のみ公表する次第
です。
その他、自分のホームページの記事を更新しました。市議会活動関係と、
党活動関係記事です。
 http://www2k.biglove.ne.jp/~expert/
もう一つは、http://j-expert.com/  現在、併用中です。

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 ご存じのように、この日は野党の内閣不信任案が提出され、加藤・山崎派の押し込みに全力がかかっていた時間帯でした。ただし、この企画「ガツンと言おう、政治家へ」は、11月28日の開催予定であり、先のことまで中止とする理由は無かったわけです。やはり、本気で会を開催しようとしていたとはだれも思えません。ましてや、参加申込をしても、なんの連絡もしないまま、ホームページ上だけで、中止の案内記事をするのはけしからんことです。

 当時の責任者は、東京都板橋区の下村博文衆議院議員(森派)です。ご本人は、東京都議会出身で、自民党が野党時代に、「東京都連」の青年部長を務められたこともある、大変実直な政治家ですが、お家大事の考えだったのか、そこまで手配が廻らなかったのか、残念なことです。

<a21212101 自民党の改善すべき体質について(その4)は、この行で終わります。>