● 情報公開請求で、磁気ディスク情報のディスク類へのコピー実現

◎ 要旨(磁気ディスクのコピーは「紙」という考えを、実力行使で打破)

 平成12年10月23日、教育研究所の「私たちの町田」(CD−ROM)の全データの閲覧、及び他に1件の公開請求を行いました。当然、「紙」にコピーしての公開を求めました。さらに、必要な部分のみ「写し」の交付も請求しました。

 「私たちの町田」(CD−ROM)の全データの閲覧を、「紙」コピーして公開するとなると、膨大なコピー枚数になります。なぜなら、このCD−ROMには、「絵などの動画」と、町田市内を空から見た風景をビデオ撮影したものも含まれていました。1000枚くらいになるのか、2−3000枚くらいになるのか、とにかく、やってもらおうという作戦を立てました。

 上記の少々どぎつい作戦を用いた結果、情報公開請求において、ディスク類へのコピーがOKとされる運びになりました。この改正措置が、議会質問でなく、情報公開請求で実現した言う点はいささか残念ですが、とにかく、これで、情報公開請求の方式も変わりました。

 平成12年11月28日、ついに、「私たちの町田」(CD−ROM)の全データを、CD−Rへコピーすることが実現しました。また、そのデータの一部をフロッピーディスクにコピーすることも実現しました。行政と私との、この間の攻防もついに決着を見ました。

 なお、その費用は、CD−Rへコピーは、400円。フロッピーディスクにコピーするのには、100円の料金がかかることになりました。そこで、今回の支出総額は、500円で済みました。なお、コンピューターウィースルの対策も兼ねて、ディスク類は、持ち込みのものを使わず、町田市が購入したものを使用することも決められています。

◎ 見出し

  1 9月の一般質問で敗退

  2 議員の調査請求を使わず、伝家宝刀<情報公開請求>を行使

  3 公開方針への転化

  4 CDーROMのコピーは、CD−Rか、フロッピーディスクにコピー

 

1 9月の一般質問で敗退

 平成12年9月議会の一般質問で、インターネット上に乗せているディスク情報や、CD−ROMにのっている情報を、「紙」にコピーせず、CD−Rやフロッピーディスクへのコピーを認めるように求めました。(既報の通りですが)要求は退けられました。

 公開しない理由として、 町田市はデッイス類に保存する情報も、決済を全て「紙」で行っている。あるいは、「紙」に打ち出さないで、ディスク類へのコピーは出来ないとの答弁でした。

 町田市の「情報化への取り組みの後進性」を伺わせました。私にとって、議会での何度目かの質問であり、大変に不本意な事態でした。緻密な論理を組み立てて、再挑戦をしようと考えました。

2 議員の調査請求を使わず、伝家宝刀<情報公開請求>を行使

 ところが、もっと別の方法を発見しました。行政が、「紙」コピーにこだわるなら、要領の大きい磁気データを「紙」にコピーして打ち出すように、請求してみようと考えました。動画が入っている「ホームページ」の元データのコピー、CD−ROMを「紙」コピー請求してみると、どうなるか、実験してみようとの発送でした。

 議員の場合は、議会事務局、議長を通じて、資料請求する方法があります。ただし、この方法では、関係職員が我々のところに来て、実現が困難だとかのあれこれ丸め込む説明をされ、丸められる可能性があります。そこで、今回は、その方法を採用せず、伝家の宝刀、「情報公開請求」の方法を用いました。

 平成12年10月23日、教育研究所の「私たちの町田」(CD−ROM)の全データの閲覧、及び他に1件の公開請求を行いました。当然、「紙」にコピーしての公開を求めました。さらに、必要な部分のみ「写し」の交付も請求しました。

 町田市の場合、「公開」自体は無料ですが、コピー代は有料です。私は、東京都への情報公開請求で、数万円のコストを掛けたこともあるので、自分の意志を押し通すためなら、費用は惜しみません。ただし、今回は、町田市が相手であり、必要なコピーのみを請求する考えを伝えました。

3 公開方針への転化

 さー、大変です。「私たちの町田」(CD−ROM)の全データの閲覧を、「紙」コピーして公開するとなると、膨大なコピー枚数になります。なぜなら、このCD−ROMには、「絵などの動画」と、町田市内を空から見た風景をビデオ撮影したものも含まれていました。1000枚くらいになるのか、2−3000枚くらいになるのか、とにかく、やってもらおうという作戦を立てました。

 情報公開担当の市政情報室の関係者にも、「この公開請求は、議会の論議の継続であり、所管する総務部長との戦闘と考えており、とことんやるつもりである」と説明しました。

 閲覧者の中には、私の行動は「ばかげた」ものと思われる方も大勢いらっしゃるでしょうが、これが吉田つとむの神髄です。政治は継続した力であるという見地に立っています。

 公開請求を出して程なく、内部で処理が検討された模様です。担当者より、出来るだけ「公開」する方針であること、そのために、「取扱要綱」を変更する時間がかかるとの説明を受けました。行政と喧嘩をすることが目的ではないので、「とにかく、町田市が、フロッピーディスク等へのコピーを認めるなら、時間がかかることは了承すると伝えました」

 平成12年11月28日、ついに、「私たちの町田」(CD−ROM)の全データを、CD−Rへコピーすることが実現しました。また、そのデータの一部をフロッピーディスクにコピーすることも実現しました。この間の攻防も決着を見ました。なお、その費用は、CD−Rへコピーは、400円。フロッピーディスクにコピーするのには、100円の料金がかかることになりました。そこで、今回の支出総額は、500円で済みました。なお、コンピューターウィースルの対策も兼ねて、ディスク類は、持ち込みのものを使わず、町田市が購入したものを使用することも決められていました。

4 CDーROMのコピーは、CD−Rか、フロッピーディスクにコピー

 平成12年11月28日、ついに、「私たちの町田」(CD−ROM)の全データを、CD−Rへコピーすることが実現しました。また、そのデータの一部をフロッピーディスクにコピーすることも実現しました。行政と私との、この間の攻防もついに決着を見ました。

 このことから、オフラインのディスクに入っている、議会議事録の公開問題にも波及することは必定です。「紙」へのコピーとされてきた、議事録の磁気データは、フロッピーディスク等にコピーがオーケーとなるはずと思います。

 なお、その費用は、CD−Rへコピーは、400円。フロッピーディスクにコピーするのには、100円の料金がかかることになりました。そこで、今回の支出総額は、500円で済みました。なお、コンピューターウィースルの対策も兼ねて、ディスク類は、持ち込みのものを使わず、町田市が購入したものを使用することも決められていました。

◎ (12/12/10) f51212101 <「情報公開請求で、磁気ディスクのディスクへのコピー実現」の記事は、この行で終わります>