(03/03/12) 2003年第1回定例会 12日質疑日の採決結果

      ◆ 12日質疑日の採決結果

     ◎全員一致、 ○賛成多数、 ▲賛成少数、 ×全員反対
     吉田の態度は、○賛成、 ×反対

 今期の定例議会に提案されたもので、議案の裁決結果と、関連する内容を記事としました。
 

◎ 掲載記事の見出しの一覧
    1 委員会付託案件記事
    2 追加議案付託案件記事
    3 即決議案審議採決
    4 動議提出(渋谷武己議員)
    5 議事進行上の発言(大西宣也議員)


 1 委員会付託案件記事
    条例案や予算案など、全部で47件が初日に提案されたいた。
    質疑通告は、条例関係12件、予算関係17名と、最近にない人数であった。
    (思うに、議案説明会で一般質疑を取りやめたことが、新人が増えたことによって、増加した原因だろう。
 2 追加議案付託案件記事
  12日には、追加議案が2件、「諮問」1件が出された。
    この「諮問」というのは、市町村議会では極めて珍しいことのようです。
    <別途、記述>
 3 即決議案審議採決
議案番号議案名 、及び説明吉田全体備考
第 68 号 土地所有権移転登記抹消登記手続き並びに土地明渡請求に関する民事訴訟の
提起について
市民派の4名反対

 町田市の民事訴訟の提起の説明と私の解釈

 町田市三輪町にあった、もとの下水処理場跡地を、町田市が民間に売却していました。(町田市と建設会社の所有地において、お互いに相手と交換用地する予定でしたが、町田市側がそのタイミングで準備できず、やむなく、一昨年にゼネコンの「鉄建建設」に売却しました。
 その時には、鉄建側は土地を不要とし、市内の企業に転売する約束で、町田市はその土地を手放しました。その際に、市内企業への転売には、3年以内に倉庫を建てるという、買付証明がついていました。
 ところが、市内企業は、その約束を破棄して、それを「ある病院」に使用させるように目的用途の変更を計画しました。
 しかし、町田市は当初の約束履行を求め、土地利用の目的変更を阻止する意味で、昨年2月、仮処分の裁判を起こしていました。改選直後の新議会は、この予算措置を承認(大多数の議員が本会議で賛成)しました。
 そうして、1年。現状の変更を出来なくなり、その市内の企業は、本裁判を求める要求を行いました。そこで、裁判所は本裁判を起こすことを町田市に求めてきました。
 市は、これまでの立場を堅持するため、相手からその土地の返還を求める裁判を起こすことの同意を議会に求めてきました。
 本裁判を起こさないと、相手の言い分を認めることに、他の目的に変更されることになり、そうした事態を真似かさせることは許されず、議会は、この裁判を起こすことを多数決で認めました。
 議会では、市の方針を一つの会派の4(もしくは5)名を除いて、他の会派議員全員と、およびその一つの会派の1名の議員が賛成しました。
 なお、反対派の主な主張は、その土地の利用に付いては、市民要望で大勢の人が「病院建設」を望んでおり、その要望に沿うべきであるとしています。
    【即決請願】
議案番号議案名 、及び説明吉田全体備考
請願第3号「平和の意見書」を求める請願大西議員が反対
請願第4号教育基本法の「見直し」に反対する意見書の提出を求める請願××共産・社民ネットが賛成

* 「平和の意見書」の提出を求める請願を本会議では、賛成多数で採択しました。
 「国連決議に基づかない、すべての軍事行動に反対する」「唯一の被爆国である日本が、平和的解決に貢献する」という主旨の意見書を国に出すことを求めた請願でした。
 一人を除いて、他の議員は全員賛成しました。
 そうとう以前から、照会のあったものですが、議会では象徴的な請願に対する対応でした。
    4 動議提出(渋谷武己議員)
 議会の一般質問ではありませんが、議案の本会議質疑で、議員の発言に関して、発言取り消しの動議があり、成立しました。
 以下、その概要です。本文は、掲示板(通常)と同様です。
 渋谷武己議員が動議提出 投稿者:吉田 つとむ 投稿日:2003/03/13(Thu) 00:38 No.2490
 渋谷武己議員が、古宮杜司男議員の質疑で、不適切な差別的な用語を使用したことに対して、その発言取り消しを求める「動議」を提出しました。
 両者や古宮議員の所属会派代表友井和彦議員の協議で、古宮議員が、その発言を訂正することでまとまりました。
 そのことを議運で説明した後、本会議で本人が発言訂正の発言を行いました。そうした手続きを終え、渋谷武己議員は、その主旨が生かされたとして、動議を解きました。
 議会は、「動議」の事態となると、ピーンとした空気に包まれます。

5 議事進行上の発言(大西宣也議員)

 「土地所有権移転登記抹消登記手続き並びに土地明渡請求に関する民事訴訟の提起について」とする、第68号議案が提起された際、
 この議案が、上程・説明が終わるや否や、大西宣也議員から、議事進行上の発言がありました。
 大西議員の要求内容は、この裁判のもとになった、土地売買契約書と買付証明書の資料配布を求めるものでした。
 しばしの間を置き、議長はこれを許可しました。議場には、一人一人にその資料が手際よく配布されました。会議の進行を考えて、大西議員が、あらかじめ議長に申し出ていたものでしょう。
 答弁予定の助役や、一部の議員にとっては、昨年の本会議で同じ資料が配布されており、不必要ではないか?とする感じがありました。議長は、あらかじめスムーズな会議運営を目指していたのでしょう。