議案質疑  
小中学校のインターネット使用料

前書き(2001年3月議会分)
  2001年3月議会、予算質疑を要約する。内容は、小中学校のパソコン使用料とインターネット使用料である。
  私は、もとより小中学校へのパソコン導入を推進してきた。過去も何度か、その推進の立場で質問をしてきたが、今回の予算質疑でも、その観点から予算の内容とその目的などを問うたものである。

主旨 
1 各学校のクラス数(学校規模)で、配置台数が変わるのかどうかをたずねた。
 町田市の小学校では、パソコン授業において、配置台数は生徒数の半数とされている。中学校では、同様の状況において、配置台数は生徒数の同数とされている。学校規模、学年によっても生徒の総人数が異なるが、学校に配置する場合には、1学校単位となっている。

2 早期導入校と、後から導入される学校では、どのような違いが発生するか。
 町田市はパソコン導入が、著しく遅い自治体だったが、それでの早期導入校と、新規に導入する学校では、異なると考えた。実際に学校現場で、授業を行っているところを見たこと(模擬的に、授業を行うところを見たことはある)が無いが、使用機種の新旧、ソフトの新旧の差異を質疑で尋ねる考えであった。答弁では、早期導入校の古い機種であっても、使用するソフトに支障は無いとのことであった。
 その時の質疑では、明白にしなかったが、教職員が自主的に製作した自作ソフトの中には、WIN98仕様のものあり、以前のものでは作動に問題があると考えられるが、上記の答弁の次第であり、自分としては疑問を残した。

3 インターネット使用環境
 以前は、パソコンは導入されてもインターネットは利用できない、と言う学校が大半であった。これで、全国でもっとも遅れたインターネット自治体の学校を言う汚名を返上できるか。

内容
 その予算質疑では、
(1)学校ごとの配置数とクラス数のバランスはどうなっているか
(2)学校での利用時間はどうなっているか
 と尋ねた。

 実際の授業時間は月に数時間程度と推測した。果たして、その程度の学習でどれほどの効用うがあるか疑問である。とにかく、今年度の予算で小・中学校の全校にパソコンが配置されることになった。(一部、教室の都合で少し遅れると言う)全国的には、もっとも遅れた自治体であろう。あわせて、全校にインターネットが利用可能となる。以前は、パソコンは導入されてもインターネットは利用できない、と言う学校が大半であった。
 なにはともあれ、前進と考える他無い。

 町田市の小学校44校(統合で43校となる)、中学校22校の全校にパソコン導入、インターネット利用可能にようやく達する。実際に導入となると、パソコンルームの整備が必要となり、上記のように今年度全校配備にはいたらない。
 市内小中学校で、ホームページを持つ学校は2校に過ぎないが、今年度の予算措置で導入校が増えると推測する。