一般質問(2001年3月) 
市民への広報、市職員に対する指示に関して、映像などの利用について

● 質問主旨

 <質問の内項目>
(1) 市民への広報や、一般職員を含めた全職員に対する市長の指示やなどに関して、「映像」を利用する考えはありますか。
(2)  その方法として、「インターネット」や、「庁内ラン」の利用を考えますか。

 町田市では、市長がTV画面を通じて市民に呼びかける手段をもっていません。マイクを使用した指示を、庁内にいる職員には出すことは出来ますが、出先を含めた機関の全職員に指示をすることは出来ません。同様に、教育委員会が、学校教師や職員全員に、直の指示を出すことも出来ません。
私は、機関の長が、全職員に直接に指示を出す手段を持つ事が必要と考え、次のように提案した。

 「例えば、インターネットを利用して、市民へのメッセージや職員への指示を、本庁から出先機関にも同時的に出してはどうでしょうか。
市民の中には、市長の顔を見たこともないと言う人もいます。職員の中には、市長の話す姿を直に見たことがないと言う人も大勢いると思います。
 市長の話に限らず、重要な会議の模様や、全市民に紹介すべきイヴェントなどの映像も欠かせないと思います。」

● 結論

 市長は、あまり意欲を示しませんでした。インターネットに興味が薄いことが、最大の原因と考えました。
 教育委員長は、「学校の入・卒業式での挨拶などで、やってみよう」と言う意思が示されました。現在は、代理者の管理職が「文書の代読」をしていることの改善を提案したためです。

● 質問で指摘したことと、その回答

 現在の小中学校の卒業式・入学式では、教育委員会からメッセージを出している。実際には、その担当者レベル職員が、全ての学校に出向きその代読役を担っている。
 市長、教育長に尋ねたのは、「代理にメッセージを託する方法を、自分の言葉と顔で、お祝いを述べる方法」に改善してはどうか、と言う提案でした。市長・教育長の発言を、「映像」に収め、「インターネット」や、「庁内ラン」の利用を考えを示したものです。

現実には、市民の中で、市長の顔を見たこともないと言う人もいます。職員の中には、市長の話す姿を直に見たことがないと言う人も大勢いると思います。
 市長の話に限らず、重要な会議の模様や、全市民に紹介すべきイヴェントなどの映像も欠かせないと思います。映像を持ちいて、その解消を図るべきと考えました。

 他の議員の一般質問で、「職員の服装の乱れ」についてのものがあり、市長、教育長が直接に呼びかける効果もあると考えました。間接的に、上司の話を聞くのでなく、トップの意向を直に示すことがあっても良いと考えたのが、提案の理由です。
 
● 今後の展望

 2001年12月には、議会のTV中継が始まる予定です。
 そのことが本会議に中間報告された直後のため、そのことを十分には説明しずらい点がありました。

 教育委員長は、「学校の入・卒業式での挨拶などで、やってみよう」と言う意思が示されました。今年度に、各学校のパソコンがインターネット接続できる予算が計上されているため、映像をインターネット上で見ることができる段階に入ったことを、示すことができることになります。