一般質問(公立学校におけるIT教育の実施状況とその成果について)
平成17年3月議会 (平成17年4月1日作成)

@質問の目的

 近年、社会ではパソコンを使う機会が以前にも増して増えている。家庭のパソコン普及率も増え、子供たちのパソコンに対する興味や関心も大きい。パソコン操作が出来る事はこれからの社会では必須条件になってくるだろう。こういった現状に対し、町田市はIT教育に関して、他の市に比べ積極的なのだろうか。

A質問の趣旨

・町田市の小中学校でパソコンを使用する授業にそれぞれの学校の差があるのだろう
か。

・学校ごとに作成されているホームページは中身のあるものになっているか。

・生徒を指導する先生のパソコン指導はどのようになっているのか。十分なサポートがされているか。教員を指導する立場である教育センターにはこういったものに関して能力のある人がいるので、教員が使用できる補助教材を作ってはどうか。

・それら成果はどのように現れているか。

B答弁の趣旨

・全校でインターネットは使用できるようになっているが、学校ごとにネット教育には差があり、小学校では多いところで200時間、少ないところで30時間、中学校では300時間、少ないところで40時間となっている。

・現在、小学校14校、中学校3校がホームページを開設しているが、学校ごとにホームページの更新サイクルが長短ある。中には給食のことについてや、とても見やすい学校のホームページもある。まだホームページを学校で開設していない学校もあるが、情報公開や説明責任のためにも、開かれた学校をつくるために、学校のホームページを開設することに期待したい。

・教員のパソコン指導は夏期休業中などに中学4校を会場として、講師を招いて研修している。教員向けの教材は、以前教育研究所時代に研究の1つとしてソフトを作成していたが、研修計画見直しでなくなってしまった。しかし、大事な活動ゆえ、今後検討していきたい。

・成果として夏期の研修では教員1500名中350名が参加するという結果になった。

Cこれからの見込み
 来年度には全校ホームページを持つことが期待される。また、その中身も見ている保護者の方にわかりやすいものであってほしいと思う。
 教員向けの教材も今後検討していきたいとのことで、教育センターには以前の研究所時代のことを考えれば、それだけの実力があるゆえ、近い将来実施されるのではないだろうか。実施されれば教員のITに関する知識も増え、円滑なIT教育がされることであろう。

<注記>

 私自身の一般質問は、ノー原稿で行うため、小滝さんが作成した質問文とはかなり違ったものですが、その趣旨は活かしたつもりです。 一般質問を傍聴席で見学し、さらにインターネット中継の記録を見て、元来の質問文を作成した、黒後 文さんが私の一般質問のまとめを作成しました。よくまとまっていると考え、これを吉田つとむの一般質問記録とします。
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