● インターネット時代は、個人献金方式(貧者の一灯)

◎ インターネット時代に相応しい事件

  私は、朝日新聞の政治部と、議員インターン記事の記載を巡って、「正確な報道の姿勢」に関して論争していますが、一方で朝日新聞大阪本社社会部から、別途取材を受けました。「開け電網政治の時代」(政治家ホームページの点数評価サイト)や、「個人献金促進委員会」(千円の個人献金をインターネットで呼びかける議員紹介サイト)を通じて、私を発見された次第です。インターネット時代に相応しく、ネット検索を通じて、記者が記事内容を自分で確かめるという手法が取られました。内容は、画像で紹介します。(少し、重くなる)

(12/07/10) 朝日新聞(大阪本社・社会部編集)記事: 平成12年6月11日(日)朝刊 潮の変わりめ(総選挙を前に)
           [ネット対話 期待先走り 結べぬ民意] ・・・開くのが、すこし重たくなっています。
(12/07/10) その記事の源となった、吉田つとむの宣伝カーの写真。
           (情報公開のエキスパートを前後に、政治家ホームページ日本一と、左右に書き加えています)

◎ <貧者の一灯>とした要旨

 「貧者の一灯」とした献金を頂きました。ある意味では、裕福な人が献金をするという習慣があるわけでなく、決して十分といえる生活の中で寄せられる献金なのでしょうか。頭が下がる思いです。従来は、地方議員に対するものとなると、<献金>という言葉がなじんでいませんでした。

 自分では「議会レポート」の名称で議会報告を作り、新たに会報購読料(年間で、二千円)の依頼をしたところ、大勢の協力があり、案内後に寄付金とあわせて合計35万円の金額をお寄せいただきました。発行部数に比べて、まだまだの範囲と考えますが、その実績は着実に増加をしています。この方法をさらに充実させていきたいと思います。

 その他の方法では、まだ実績はありませんが、インターネットを通じて個人献金を呼びかける手法も開始しています。たまたま、このことが、冒頭に紹介しました朝日新聞の記事になった次第です。その記事には掲載されていませんが、「インターネット献金の実績はないが、会報購読料は徐々に増えている」と説明しました。





◎ 見出し

  1 われわれ地方議員は、ゴミかゴキブリと考えておられるのかな?

  2 インターネット時代には、会報紙購読料と個人献金で維持していこう!

     (行動が、新聞記事に掲載されました)

  3 一つの企業には、会報紙購読料は一部のみで上等です

  4 <貧者の一灯>との言葉を添えて頂いた個人献金の力強さ   

  5 現在までに、頂いた機関紙購読料と個人献金の金額は次の通りです。
 



1 われわれ地方議員は、ゴミかゴキブリと考えておられるのかな?

 一般には、政治家というと<口が上手くて金に汚い!>と思われており、我が自由民主党議員の場合は、それが特に著しいと言われてきました。国から政党交付金をもらっておきながら、企業献金を受け取ることが出来る「議員単位の所属政党支部」をつくるなんてとんでもない!と批判があります。

 もっともな批判のようですが、自民党の場合は次の方法で運用されており、その経過を踏まえないで行われる私たち(地方議員)への批判は、国民からノーガードでサンドバックのように叩かれている有様です。

 自民党では政党交付金を、国会議員の方々が、自分の選挙区支部の運営活動に自由にお使いになっています。政党交付金の支出が開始されて以来、選挙区支部単位の収支報告が国に提出されているようです。政党交付金の収支は、一般の政治資金収支報告とは別の形で報告書が作成されているのでしょう。私たちが日常的に関知することはありません。ここ1年間、それらしいビラやポスターを丹念に見ていますが、自分たちがそれらに掲載される姿を目にしません。また一方で、交付金が私たちにばらまかれるような不健全な事態もありません。国の税ですので、「地方議員や地方政治に使うと違反であり、国会議員が自主的に使うべきだ」と思われているのでしょう。

 地方分権の時代と言いますが、地方自治体や自治省が、政党の地方組織に交付金を支出する制度は一切ありません。しかし、実際の政党活動を担っているのは、町田支部などの市区町村単位の支部です。そして、その活動を日常的に体現しているのは、(私たち)党所属の地方議員と言って過言でありません。私たちは、国や地方自治体からその種の交付金を受け取ること無く、党の看板を背負い、風の向きに関わらず、議会の外でかけずり廻っています。これとは別途に、議員の調査活動のため、「会派調査研究費」(政務調査費)という補助金があり、町田市では議員一人当たり、月額で5万5千円が支出されています。ただし、その内容については、その支出明細と領収書の全部を公開しています。本年4月に、平成13年4月からは、政務調査費の支出に関しては、条例で定めるように法改正が行われました。

 
2 インターネット時代には、会報紙購読料と個人献金で維持していこう!
     (行動が、新聞記事に掲載されました)

 政治家が、自分の財産を使って政治活動や選挙を行っていくのも一つの方法です。あるいは、全てを政党や団体(業界団体、宗教団体、生活協同組合、労働組合等)が、組織内候補として政治家を擁立する方法もあります。つまり、お金か組織かという、選択があります。

 そのいずれでもない方策はないのかというのが、ここで取り上げる課題です。

 私は、住民の代表に相応しい議会活動はどうあるべきと考え、「議会報告」としてレポートを作成して、会報代を購読料として受け取る考えでいます。党の機関紙を販売する政党がありますが、私たちの場合は、一人一人の議員が、相当する自治体のレベルで、自己の「活動報告」レポートを定期的に発行して販売する方法を試みています。実際には、まだまだの範囲ですが、着実に増加をしています。** 自治体によっては、調査研究費(政務調査費)の予算が比較的に多くで、議員はそのお金で住民への「報告レポート」を作っているところもあるようです。その額が比較的に多い東京都の23区自治体の議員などは、この例に入るでしょう。町田市も、会派調査研究費を議会報告として支出することは可能ですが、前記のように、月額5万5千円の範囲では、会派視察を含む諸調査活動で無くなってしまいます。

 もう一つの方法は、個人献金の募集です。今までにさまざまの政治家が試みてきました。名の通った国会議員であれば、まだしも地方議員となると、なにか利権でもないと議員に寄付をするなど考えられませんでした。これは、我が自民党の場合です。インターネットを通じて、議員のホームページを閲覧することができるようになりました。その内容がりっぱであるか、はっきりした政策や実績の記載があるかどうかが簡単に見ることが出来るようになりました。立派な政治家に献金をする!こんな時代がねもうそこまで来ているのかもしれません。


3 一つの企業には、会報紙購読料は一部のみで上等です

  私は、自分が作った「議会報告」に、ある程度の自負を持っています。町田市や地方自治体が今後どうあったらよいのかについて書き記す、今の市政に欠けていることの指摘や、過剰な施策の整理を提案したことを明らかにすることも重要と考えます。その会報については、だれにでも読んでもらいたい!と思い、後援者や知人に「会報購読料」の負担を依頼しました。反発もありますが、幾人かの方々からはご理解をいただくようになりました。

 一部の年間購読料は二千円ですが、ご送付の段階で、それ以上の金額をお送りいただいたケースも起きています。感謝するべきことですが、企業から決めた以上の「会報購読料」を頂くことは、寄付金に相当し、後援会が企業献金を受けたことになります。そこまで厳密に考えなくともの意見はありますが、国会でお決めになったことですので、「決めた額以上のものは頂かない」ことにしました。結果的に、企業で1部及び個人で1部をご購入いただく方がありますし、企業で1部を購入し、残りを個人の献金に移し替えていただいた方もありました。

 その手数で言えば両者にめんどうですが、相手先に出かけて余分なお金を返金しようとする態度を評価して頂いた社長さんもありました。議員本人にとっては、二重に感謝する事態でした。

 吉田つとむ後援会の会報購読は、企業においても一部で結構です。よろしく御願いいたします。


4 <貧者の一灯>との言葉を添えて頂いた個人献金の力強さ   

 「貧者の一灯」とした献金を頂きました。ある意味では、裕福な人が献金をするという習慣があるわけでなく、決して十分といえない生活を営む中で寄せられる献金なのでしょうか。頭が下がる思いです。コーヒー一杯の献金を提唱された方がありました。株券とした個人献金を提唱された方がありました。その中には、いまもそのような活動スタイルをとり続けている議員もあるでしょうが、地方議員となると、<献金>という言葉がなじんでいませんでした。

 政党交付金の恩恵がない者にとってこそ、個人献金のありがたみとその充実を願う者はいないでしょう。


5 現在までに、頂いた機関紙購読料と個人献金の金額は次の通りです。

 後援会会報に振込用紙をお入れしたのは、この5月です。これまでに35万円を超えました。上記のように、購読料以外に個人献金として含まれていた分も含みますが、とにかく「会報購読料」の負担を求めた文書依頼に、これだけの方に答えていただきました。本当に有り難いことです。最終的には、政治資金報告書でその内容を届け出ることに致します。

 ちなみに、平成11年度の実績は次の通りです。購読料として27万7千円と(本人と妻の負担を除く)寄付金が5万円であり、前年度の額を、この期間だけでも上回っています。上述のように、インターネット分野はまだまだ未実績です。本人は、その成果を期待するとともに、団体に頼らず、個人を基本にした後援者と本人とのる政治活動の実践を目指していきます。

 

◎ (12/07/10) a21207102 <「個人献金とは、<貧者の一灯>の心です」の記事は、この行で終わります>

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