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南成瀬中学校入学式校長先生式辞について
前書き ２００１年４月７日に開催された、地元の南成瀬中学校の入学式に出席しました。２００１年３月１７日の卒業式の出席に続いてのものです。卒業式は､全卒業生が、合唱と呼びかけを行う感動的なものでした。しかし、入学式を含めて､議会やその他の会合などの日程上、感想記事を書く余裕がありませんでした。
菅田校長先生の式辞本文参考に､校長先生の式辞を掲載します。中では､「継続は力なり」の説明が印象的でした。 本日ここに、各小学校の校長先生はじめ、諸先生方、地域を支えてくださっている方々ＰＴＡ活動に長年携わってくださった方々、そして保護者の皆様のご臨席のもとに、町田市立南成瀬中学校の第二十回入学式を挙行できますことを、本校教職員を代表してお礼を申しあげます。 一四八人の新入生の皆さん。入学おめでとう。今日から、皆さんは南成瀬中学校の生徒となります。今の皆さんを見ていると、十二月の中学校説明会の時に比べて、すっかり成長して頼もしくなりましたね。あの時は期待より不安が多かったのではないかと思いますが、今の皆さんの顔には、これからの中学校生活をがんばるぞという気持ちがみなぎっています。ちょうど、十二月には葉を落としたまま枯れ木だった桜が、今、満開になって、華やかに咲き誇っているように。そして花が散った後に若々しい葉が伸びるように、皆さんの中学校生活はどんどん豊かになっていくことでしょう。 さて、皆さんは今日から南成瀬中学校の生徒ですが、本校には、こんな生徒になってほしいという教育目標があります。入学にあたって、ぜひ心の中に入れてください。 三つの項目があります。最初は、「心身ともに健康で忍耐力のある生徒」 心身ともに健康というのは、心も体も健康であるということです。体の健康ばかりでなく、心の健康が大切です。心が健康であるというのは、いつも前向きに考えることができるということです。 例えば、部活に入ったが弱いチ−ムだった。負けてばかりいる。がっかりだと思わず、自分が頑張って優勝させるぞと前向きに思えることです。 忍耐力かあるいうのは、マラソンで最後まで走り抜くということばかりでなく、自分の決めた一つのことを、途中であきらめずに毎日続けることです。毎朝六時に起きて体操をするとか、毎日必ず二時間は勉強するとか、自分で決めたことを最後までやり抜くことです。「継続は力なり」といいます。繰り返しが大きな力になるのです。歩くことだって、一歩一歩の繰り返しですが、歩きつづければ新しい世界へと行くことができるのです。途中であきらめずに続けたことは大きな力になります。 二つ目は「豊かな心を持ち、思いやりのある生徒」 豊かな心を持つためには、音楽や美術に親しみ、本をたくさん読むことは勿論ですが 人の話をよく聞き、人の身になって考えてやれるという心を育てることが大切です。豊かな心を持つ人は、自然に思いやりのある人になります。 例えば、道を歩いていて転んでしまった。よくみると歩道にある黄色いボツボツにつまづいたのだ。こんな邪魔なものが・・と恨むのか、これは目の不自由な人のためのものなのだから気をつけなくてはと思うのかで、思いやりの心がわかります。豊かな心とは、様々な立場の人のことを理解できる心なのです。 三つ目は「すすんで学び考えて行動する生徒」 中学校での勉強は、将来の自分を作るために全て必要なものです。勉強をやらされると思うのでなく、自分から楽しんで、すすんで学べるようにならないと、本当に身につきません。どうしたら楽しく学習できるかを工夫することが大切です。 考えて行動すること。皆さんは、自分の行動を考えながら行っていますか。何も考えずにしてしまって後から後悔するということがありませんか。 例えば、友達を殴ってしまった。「あの時は、キレていたから仕方がない」などという言い訳は通用しません。自分の行動には責任をとらなくてはならないのです。 それから、皆がしているからという理由で、自分としてはそんなにしたくもないのに、してしまうことはありませんか。ある人を皆がいじめるから、自分も一緒になっていじめたなんていう経験がありませんか。「考えて行動する」ということは、とても大切で、とても難しいことなのです。でも、中学校生活で絶対に身につけてほしいことです。 この三項目の教育目標が身につくような、中学校生活を過ごしてほしいと願っています 保護者の皆様。かけがえのない大切なお子様方を本日たしかにお預かりいたしました。本校に勤務いたします教職員全員、全力をあげてお子様方の成長のために努力してまいります。今日の中学生の問題は、いろいろ心配が多いことでしょうが、学校と家庭が同じ方向を目指し、協力していくことが何より重要であると考えられます。お子様の教育に関わる悩みや疑問をもたれた場合には、どうかご遠慮なく学校に相談下さるようお願いします 終わりにあたりまして、来賓の皆様に感謝の言葉を申し上げるとともに、これからも、末永く本校の教育を温かく見守っていただくことをお願いいたしまして本日の式辞といたします。 平成13年４月７日
町田市立南成瀬中学校長 菅田 弦
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