宇多津町議会 議会のしおり の紹介 香川県宇多津町議会は、日本の市町村議会で一番立派な議会の紹介パンフレットを持っている議会である。行政が立派なパンフレットを作ることは多々あるが、議会独自のもので、きちんと構成されたものは珍しい。全編で12ページの構成、全部がカラー刷りと言う代物である。「資料」と「歩み」は別途に作成し、とじ込み構成となっている。 清渓セミナーという議員の自主的な研修会の場で、同町の平田景子議員(総務常任副委員長)に頂いたものだが、自治体議会の模範とすべき、議会紹介パンフレットだと思い、ここに紹介したい。 <見出し> 1 香川県宇多津町議会の議会独自の紹介パンフレット(表紙写真 A4版12ページだて) 2 そのパンフレットは、市町村議会のもので一番の出来栄え 3 中身の紹介、12ページ全部がカラー刷り、資料と歩みは別途に作成し、とじ込み構成 4 議会と行政の位置付け 5 議会の議員定数も10名!に驚き。 1 香川県宇多津町議会の議会独自の紹介パンフレット(表紙写真 A4版12ページだて) 全編で12ページの構成、全部がカラー刷りと言う代物である。とにかく、自治体議会でこんな議会の紹介パンフレットを見たことがない。立派なものである。本来は、全てのページを紹介したい。 2 そのパンフレットは、市町村議会のもので一番の出来栄え 本文構成は、議会の目標と議長の挨拶で始まり、町長をはじめとする自治体の紹介が一切無いところが見事である。、 「資料」と「歩み」は別途に作成し、最終のめくりページに、袋式で綴じ込み構成で全てがおさめられている。時々で内容が変わるものがあり、この中身は1枚づつのバラ刷りとなっている。差し替えが利くようになっている。さらに、議会の歩みは、A4版カラーの片面印刷となっている。 アナログ作品のパンフレットで、これに比する議会紹介パンフレットは見当たらず、日本一の出来栄えである。 3 中身の紹介、12ページ全部がカラー刷り、資料と歩みは別途に作成し、とじ込み構成 本文構成は、先に紹介したように、12ページだてで全部がカラー刷りと言う代物である。、 1 表紙 高台から、瀬戸内海と瀬戸大橋、更に対岸の岡山県を望んだ町の遠景写真。以前は塩田の街であったという。 2 町づくりビジョン 見開きで構成。主な事業を写真と紹介記事で構成する。 3 議長挨拶 半分のページを使い、町議会のPR紙「議会のしおり」の発行趣旨まで説明される。 4 議会の説明 自治と議会、住民の直接請求権 5 議会のしくみ 会議と委員会の説明 6 議会の役割 議案議決 7 議会の役割 議決のながれ 8 常任委員会 2委員会 ◎ 総務民生常任委員会 ◎ 建設教育常任委員会 それぞれ5名で構成。写真つき。 9 議会の傍聴 議会の配置と傍聴手続き 10議員定数 10名に削減した経緯。半減している。その経過を異常の削減としているが、現実に機能している。 11ふくろ部分 ここに、資料と議会に歩みをとじこむ 12裏表紙 マークと町名 (100%再生紙を使用する) 資料は、次のものが用意されている。 宇多津町議会関係資料 1 議会の組織と構成 2 議会の組織と構成 続き 3 最近の議員報酬等改定推移 4 議会の活動状況 5 歴代正副議長(議長) 6 歴代正副議長(副議長) 7 宇多津町の財政状況等 8 歳出 9 平成13年度一般会計歳入歳出予算 10 議会費予算額並びに決算額 町議会の歩み A4版カラーの片面印刷 *誉めるばかりでは、信憑性がうすかろうから、次のことを紹介する。 宇多津町議会では、今まで「議会便り」が発行されていなく、このパンフレットも「議会便り」発行準備の中で、構想されて経緯があるという。 4 議会と行政の位置付け 宇多津町では、行政と議会が独立して存在し、そのまた意識で議員が活動している姿が見えます。町田市では、建物に市役所とは書いてあっても、「市議会」の看板がどこにあるか不明です。そうした状況も、行政ばかりを目出させ、議会の影を薄くしているのかもしれません。 5 議会の議員定数も10名!に驚き。 昭和34年、合併問題のこじれから、議会の意見対立があり、定数半減の選挙になったという。当初は、選挙区制で議員が選出されていたものが、削減数が端数になり、一挙に半減につながったようだ。住民の声を反映できるかの意見もあったが、そのまま現在に至っているという。 何事も特徴あるぎかいである。 |