政治資金規正法及び公職選挙法の改正を求める意見書」が可決

<結論>
 私たちが提案した、「政治資金規正法及び公職選挙法の改正を求める意見書」は、町田市議会で大多数の賛成を得て可決となりました。これで、この意見書が、国や国会に送られます。本当にうれしい限りです。
 議会関係者、そうしてインターネット政治に興味がある皆さんに、ささやかな成果を示せました。
 今回の経過全体を述べると,少々長くなりますので,詳細はHPの議会の論点に書かせていただきますが、まずはそのポイントを先にあげさせていただきます。具体的な経過をしたい人は、次の議員HP掲示板をご覧下さい。
 1 甲府市議会の野中一ニ議員、2 町田市議会のたかしま均議員、3 吉田つとむ

<経過の箇条書き>
1 甲府市の野中一ニ議員が、<国と地方との議員の格差に関する>自分の構想を、吉田の掲示板に書き込み、フリーな議論を求められた。
2 それならば、吉田は「選挙内容に関する格差」を追加するべきではないですかと、「選挙ビラ発行の格差是正」の追加を提案した。
3 速攻の野中さんは、わたしの提案を即座に取り込み。野中さんは、文案作成する過程で、「決議」でなく、国や国会に意見を出す「意見書」に変更したいと提案され、吉田は即座に同意。(そのご、甲府市議会では、全会派一致で成立した)
4 町田市議会では,わたしは、まず自民党会派議員にその文案を提示し、会派議員の意見を聞き、自民党の素案を作成。もちろん、そのネタは野中さんのものです。
5 町田市議会で「全会派提案」とするため、各会派に「素案」を個別に提示。結論には、少々の時間を要した。
6 公明党の志村議員さんより,その文案の一部に意見があり、それをもとに「素案」を書き換えて、「意見書提案の原案」を作成。
7 12月議会の日程が迫り、やむなく個別提案方式に切りかえことにした。全会派を再度まわり、次の結果を得た。自民党が提案者となり、賛同者で自民党2名、公明党1名、諸派の大西議員の形で、意見書提案とした。
8 その間,町田市議会でHP掲示板を持つ、たかしま議員のHP掲示板にも、この内容と経過をできるだけオープンに書き込み。
9 (たかしま議員HP掲示板の常連であるうすいさん、前記の野中議員さんらが両者の掲示板に書き込み、さらに議論をオープンなものにした。
10 議会での議員提出議案の審議となり,自民党会派では、資料を取り揃え、「質疑」を受ける準備をして待ち構える。
11 本会議では,質疑は無く(各会派に、事前に十分な説明を個別にしていたからか)、賛成討論が、共産党のたかしま議員さんよりされた。採決では、大多数の議員が賛成してくれた。

 {11の説明:共産党議員の賛成討論!に、議場は一瞬あっとおどろいた。ただし、その発言の直前に、ご当人のたかしま議員より、「賛成討論をし、意見を自由に述べたい」と案内を受けていた。その案内方法はインターネットではなく、「耳打ち」と言う原始的な方法だった!本会議場に入り、吉田は会議の直前に、答弁に立つ長村議員(幹事長=自民党会派代表で、隣席に吉田は座っている。ちなみに吉田は副幹事長職)に、同じく「耳打ち」!たんたんと、その採決時間を向かえた。町田市議会では、議員提出議案に間する各会派の対応は、全会派提案の場合を除き、その瞬間まで分からないのが特徴。}

12 吉田とたかしま議員さんが、その結果とポイントを、相互に両者のHP掲示板に書き込み情報開示した。
13 最終状況では、たかしま議員さんは、当初共産党内で意見がわかれていたこと、吉田とメールで意見交換をしていたことも、HP掲示板でオープンした。
14 こうした交渉過程をできるだけオープンにすることで、開かれた政治の実現に繋げていきたいと考えています。(政治が、議論の過程を情報開示する、インターネット時代の見本になれば幸いです)
15 さらに付け加えると、この議論には、おせっかいな「聞きかじりさん」という、インターネットの愛好家が何度もネットの意見を述べたり、資料を探してきたり、時代に相応しい活躍を示してくれた。

<展望>
16 この経過に、わたしのHP掲示板参加者から、うれしい書き込みをもらった。それらをもとに、この意見書を実現させるための次のステップを取って行きたい。甲府市の野中議員は、市長会・議長会への提案はないだろうかと構想中。既に、次の作戦を練り始めた。
1 インターネットを利用し、この成果を友人の議員に案内する。
2 自分の所属政党機関に働きかける。
こうした方法があるが、どの方法であれ、1年以内には国会で、この結論を実現できるように働きかけてみる。

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