「政治家とインターネット時代」(結果編 第5回)

 意識ある住民の支持「相」を目標にする
                                       町田市議会議員 
                                        吉田 つとむ

● 無党派層の取込でなく、固定支持者群の創出

 メディアから「選挙」において、有権者の中で無党派層と称せられる人々がいる。特に、今日の都市部において、「選挙で勝つには、この無党派層をどのように取り込むかにかかっている」と、メディア・評論家などが主張する。
 しかし、現実の地方政治家は、この主張が間違っていることを知っている。特定組織の支持や推薦が無くとも、私も他の現実の地方政治家と同様に考え、自信を持って選挙戦を進めてきた。
 すなわち、組織・団体が推薦議員を決めなくとも、ひとり一人が自分で投票する議員を決めていく、これがインターネット時代の住民である。自分が支持する議員は、本人が信念を持って決定する!と言うわけである。政治家にとっては、自分がその信念を持って決める相手になれば良いわけである。つまり、私は、私を<信念を持って>支持する人々=固定支持者群の創出を、インターネットを通じて進めてきた。

● 私が求めた「住民の自己決定指向」の姿

 すなわち、私が求めたのは、組織や団体の判断に絶対的には組したくない人々=住民であった。つまり、「自己決定を求める指向を持つ人々」が、私が求めた住民のタイプであった。
 それ(彼ら)は、どこに存在しており、どのようにして見出すことができるか?一つにはまずは、街頭演説を続け、さらには議会のレポートをひとり一人に手渡し、インターネット上のHPを通じて、自分の政治取り組みを全て公開する!こうした手法の活動を通じて、政党(支持?)を超えた支持と、無党派層の解体(私が自民党に所属することを容認させる)を現実化してきたのである。つまり、私自身が無党派的に振舞うのでなく、「情報発信」に価値をおく人々を引き寄せようとしたのである。

● 存在した、意識ある住民の支持「相」

 上記の仮説の合理性は、今回の選挙でさらに定着した。
その人物が所属する組織や団体の階層でその支持政党や支持議員をとらえ、そうしたルートを通じて支持者を系列的に形成する方法が、未だに追求されている。私が提唱する立場は、それらに比べて、そのアンチテーゼ的なものであろう。
それは、議員本人が、自分が求めるタイプ(支持「相」)をインターネットの中に描き出すのである。究極的には、私の支持「相」モデルを描き出し、その人物とネット上で会話を開始する。その会話に、新たな人々が順に参加する。その会話を、私のHPの外で話題にしてくれる。これが、吉田つとむの支持「相」である。こうして、確固たる支持者が形成されるのである!
<紹介>
講演依頼.COM: 講演依頼やイベント出演依頼の申込受付サイト。有名人から、各種エキスパートまで。吉田つとむも登録されています。選挙前にその紹介記事を書きましたが、その続編で、として書いた連載記事。

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