「政治家とインターネット時代」(結果編 第6回)

 次なるインターネット選挙戦略の展望
                                       町田市議会議員 
                                        吉田 つとむ

● マスメディアに遜色の無い情報発信を議員HPで!

 すでに、私はインターネット世界に、一定の支持者を確保したのみならず、インターネットを通じて、地方政治の状況、課題点、展望を都度の問題で提起してきた。それに比べ従来は、マスメディアの一方的な報道で、一般には「政治状況」が伝道されてきた。すなわち、大半の事柄の可否が、マスメディアの価値観で誘導されてきたと言っても過言でない。
 しかし、人口数十万人都市のローカル政治をタイムムリーに情報発信する力量では、そうした記者に比べ、我々議員は決して遜色ない段階に来ている。それがインターネット時代の特徴であり、HPを武器とした議員の気概というものである。少なくとも、各全国紙の町田市政情報に比して、議員HPがはるかに豊富、かつ正確であると断言できる。
  
● 支持「相」が、新たにインターネット戦士に変化する!

 我々議員が、それぞれの自治体政治の情報提供に関して、住民が自由に判断できるだけの(豊富で、簡素にまとめられた)情報を発信できれば、今までに無い住民自治が形成されることになる。
 もとより、そうした状況では、単に議員のみが情報発信すれば済むことではない。インターネットを通じて、固定的な支持者が、議員の政治的に必要とする情報収集で行うことが必要となる。
自分が提供できる範囲の時間と場所で、地方政治に関わるであろう「情報」を収集・解析する行為を開始するという作業が誕生する。インターネットが普及した時代にあっては、固定的な支持者が世界のどこにいても、わが町田市のことを考えられるし、議員に情報を届けることができるのである。
今、自分自身で私はこの実験をしている。視察に出かけた地方のネットカフェから、自分の掲示板に書き込みをするのがそれである。あるいは、遠く旅先にあるインターン生が、電子メールで外国の見聞を送信してくるのも、地方自治を考える実験である。
これを私は、「インターネット戦士」と名づけよう!
さらに、外国に出張したサラリーマンが、ビジネスの最前線で仕事を終えてホテルで休息につこうとするその時、ふと「町田市」のことに思いを発する、これを一つのヒントに置こうではないか!

● 次なるインターネット選挙戦略の展望

 恐らく、このように書き進めても、これを全部夢想だ!とする人は、前期から議員を務める同僚諸兄(姉)の中では、まずひとりのいないであろう。そのことは、今までに説明した「得票結果」が示している!
 私は、毎回、選挙で新しい分野への取り組みと、その宣言を行っている。それがなんになるか?それ自身自体には、なぜか適当な回答を用意できないでいる。
 しかし、先にあげた、インターネット戦士が真に活躍する選挙戦を構築する、こうしたことも次回に取り組む上での戦術の一つになるであろう。
 では、インターネットの戦場で、またお会いしましょう!
(終わり

<紹介>
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