メディアの取材スタンスへの批判

(03/06/03) 掲示板記事 2003/05/27(Tue) 21:01

 今日の読売新聞朝刊によれば、「追跡ワイドたま」という記事がある。「撮影・録音なぜ禁止」の見出し記事です。

 多摩地域の自治体議会の中で、傍聴者が議場を撮影することや、録音することを禁止するところが多いことを問題としています。

 その主張自体は、傍聴者から見ればもっともなことがあろうし、議会側にはそれなりの歴史的な経過があることが多いのです。

 ここでの記事の書き方を見ますと、その説明を全て議会事務局にさせていますが、その理由はなぜでしょう。議会(議員)に聞けばよいことです。よくも悪くも、われわれは説明責任を負うものであり、それを回避できません。

 町田市議会は議会の自己開示として、議会の放映をインターネット方式で実施しますが、そのことをその読売新聞は、1行で記しています。「町田市議会では今年度内にインターネット放映を予定している」と!

 正確には、本年中に予定していると書いてほしいのです。実際にそれを目指して、準備したわけです。メディアの方なら、年度と年は3ヶ月の違いあることを承知しておられよう。

 さらに、町田市議会が導入するインターネット放映の特徴は、実況と録画の両方が可能なことであり、市議会自体がこの方式を導入決定をしたことです。

 これとて、議員が自発的な立場で、導入を協議してきたものです。行政主導でもなく、議会の情報公開を目指す立場で、自前で導入を検討してきたことです。議会への請願もありましたが、請願以前から、その導入の検討をテーマ化してきました。ましてや、インターネット方式は、その先進例の自主調査を議会のみで調査化してきたものです。

 それ以前にも、熱する議論を交わしてきました。そうした議論の取材を一度もしないで、安直に事務局に聞いて、記事にしている姿が背景に見えます。