脱冷房実験の委員会と、朝日新聞の誤報記事
(03/06/21) 

1. 前書き
2. 脱冷房実験の委員会
3. 朝日新聞が誤報記事
4. 扇子の使用について

1. 前書き

 掲示板(通常)の記事を転載しました。内容は、町田市議会文教生活常任委員会を朝日新聞が取材した記事に、2件も誤報があるというものです。

 2,003年6月20日のその会議の前に、今日の午後の時間で「脱冷房」を委員会で実験したい、という話が委員長より委員にありました。委員長の話なので、われわれはそのことを快諾しました。午前中は、冷房を入れていましたが、午後は実験です。

 そのことを取材した朝日新聞が、会議の模様で2件の誤報を書いていました。町田市議会の実態と異なっており、その朝日新聞の読者に誤解を与えるので、その誤りを正したいと思います。

 なお、以下の私の記事は、2段に分かれており、上部の記事は昨日のうちに、私のHP掲示板(通常)に書いたものです。後部の記事は、朝日新聞の記事を見て、今日書いたものです。

 経過を比較してください。

2. 脱冷房実験の委員会  2003/06/19(Thu) 23:49 No.2925

 文教生活常任委員会では、今村委員長の発案で、脱冷房の委員会審査の実験を試みました。

 今日の委員会は、委員会ならぬ、議場ロビー会議室(町田市議会は会議室も冷遇されている)で開催されました。

 午前の会議の時間も暑かったのですが、その実験はさらに気温が上がった、午後1時からスタートしました。

 道路側の窓をあけ、できるだけの電気を消しました。(冗談で、マイクの電源も切ったが良いのでは?の声も出ました)会議の熱がこもり、部屋はむんむん、窓からは、時折、米軍のジェット戦闘機の爆音が響きました。

 こんな実験は、明日の委員会でやってくれれば・・・・。という出席した部課長職員の弁でした。

 午後3時の休憩時間では、これでは暑くてたまらない、なんとかしてくれーの声も出ました。なんといっても、うちの委員会には80歳をはるかに超えた議員も委員をいます。

3. 朝日新聞が誤報記事 2003/06/20(Fri) 10:44 No.2927

 早速、この件を朝日新聞が記事にしています。しかし、その報道には誤報が2件も含まれています。

 一般に地方議会のことがメディアの記事になるのはありがたいことですが、町田市議会の状況を示すには不適切な記事となっています。その記事は2,003年6月20日朝刊「青鉛筆」という記事ですが、はっきり言って誤報が2件も含まれており、議会の実態を間違えて伝える内容になっています。

 その事態は、上記の「脱冷房実験の委員会」のことを、朝日新聞が取り上げたのですが、町田市議会を誤解した報道をしています。

 関係部分を引用します。朝日青鉛筆記事<午後1時開会。議員はせわしなく動かし、質疑を進めた。>

 ここに朝日新聞が書いていることで、この日の委員会が午後1時に開会されたというのは、間違いです。文教生活常任委員会は、午前中から会議を開いていました。町田市議会の常任委員会は、通常午前10時の開会です。この日も10時開会でした。1時間の休憩をとって、会議を午後1時に再開したものです。

 他の自治体では、午後から会議を開く議会があるかも知れませんが、記者の取材がいい加減なため、こうした誤報記事を書いたのでしょう。会議の模様は、私の「脱冷房実験の委員会」の記事をお読みいただければわかることです。間違っても、担当の常任委員長がそうした説明をするはずがありません。

 これでは、新聞の読者に「町田市議会は、午後1時の開会している」と誤解を与えます。(午後1時に開会するのは、定例会の初日のみです。その日以外は、午前10時の開会です。皆さんは、朝日新聞に惑わされないようにしてください)

 もう一つの朝日新聞の誤報記事は、「議員はせわしなく動かし、質疑を進めた。」という部分です。
 
 これも誤報です。確かにその日は暑く、あの場所での「冷房を止めた会議」では、むんむんするものでした。午前中のことですが、脱冷房実験をさせてくれという常任委員長の依頼があり、われわれ委員はそれを快諾したものです。そこで、その日の午後の会議は、脱冷房で行われました。しかし、どんなに暑くても、扇子を準備できるような余裕はありませんでした。私の記憶では、議員が本会議や委員会で、扇子を使って仰ぐ光景は見たことがありません。

 これは、新聞記者の錯覚でしょう。

 町田市議会の開会時間を間違えて、午後に開会と書いたり、その会議で、議員が扇子で仰ぐ光景があるかのような錯覚をする記者の感覚が私は理解できません。何か、議員に対して、思い込みがあるとしか、考えられません。

4. 扇子の使用について

 上記の記事に関して、私自身は扇子の使用が悪いという感覚は持っていません。ただし、町田市議会の会議で、議員が扇子を使用している光景を見たことがないということを明示しました。
 つまり、現状の説明を行ったとご理解ください。