自民党総裁選、既に戦後処理過程

 自由民主党の総裁選挙は、2003年9月8日に始まりました。メンバーは良そう通りの4者でした。
 直前にいきを巻いていた若手の立候補はなく、淡々とした選挙戦が進められていきます。
 事態は、既に総裁選以降を目指した動きになっています。

 私などは、小泉支持の立場に無く、孤島に立つ心境で日々過ごしています。反主流派が息を吹き返すまで、冷たい環境に絶えていきます.

<見出し>

中曽根元総理の失言と本音 09/07-08:51
自民党総裁4候補のサイト 09/08-15:45
自民党選挙区支部大会 09/08-22:03
大将の責任の取り方=野中元幹事長 09/09-20:20

中曽根元総理の失言と本音

 今朝のTVで、中曽根元総理が自民党の総裁選に関して、立派なことをおっしゃっていた。

 総裁候補の一人くらいは、教育を語るべきではないかということであった。最もなことである。より重要なことでは、「憲法」調査がめどが立ってくることに対する対応である。うんぬん。

 その後、自分が押す候補として、小泉現総裁の名前を挙げ、自分は自分に相応しい応援方法を取ると断言された。私は、やはりそうであったかと思った。

 ところが生放映の番組のためか、TVの途中で、中曽根元総理は本当は亀井元政調会長を押していること、自分が電話作戦などの方法を取るわけではないと言う話に訂正がなされた。現在進行形の話で進んだので、スタジオの外にいた秘書が驚いて「訂正」を申し入れたという解説まで付け加わった。

 中曽根元総理は、江藤・亀井派に所属しているので、当然自派の候補を押すのが当然とする論理に従ったわけだが、本来は別の考えであることがはっきりした。総裁選は無記名投票のため、中曽根さんは、自派が押す候補(亀井静香候補)に投票することは無かろう、と私は推測します。

自民党総裁4候補のサイト

 自由民主党総裁選の候補者一覧

 下記は、4候補のサイトです。総理については、官邸のサイトになっています。

小泉 純一郎内閣総理大臣(森派)現職
http://www.kantei.go.jp/

亀井静香・前政調会長(江藤・亀井派)
http://www.kamei-shizuka.net/

高村正彦・元外相(高村派)
http://www.koumura.net/

藤井孝男・元運輸相(橋本派)
http://www.fujiitakao.info/

自民党選挙区支部大会

 地元の伊藤公介代議士が支部長を務める、自由民主党東京第23選挙区支部の総会が行われました。

 今年は人事がないということで、役員補充は多摩地区の新人議員関係のみとなりました。なお、私はその選挙区支部では、一切役についていません。つまり、一党員です。

 なお、今日の議事のことについて少々記しておきます。司会は、多摩市の藤原正範市議、同じく町田市の熊沢あやり市議が行いました。開会後、国歌・党歌に始まり、議事の進行のため、議長団が選出されました。議長には多摩市の朝倉泰行市議、副議長には渋谷佳久市議が指名されました。

議事では、活動報告を渋谷敏頴市議が行ったのをはじめ、各役員が決算、監査、活動方針、予算案の発表を行いました。質疑では、総選挙の時にも、選挙運動費用が増額されないのかという発言があり、事務局より、その時はまた本部より、支出が予定されるとの報告があり、全てが了承されました。

 なお、総会では一切、今回の総裁選候補者名のことは出ませんでした。これは、総裁選挙の候補者名を公式の場で特定するわけには行かない、という考えが働いたに違いありません。伊藤代議士が現総裁を支持していることは明白ですが、会議の場で強要するわけには行かないからです。もし、こうした場で、特定候補を推薦する話が持ち上がった場合、会議の途中であっても、この東京第23選挙区支部では、反対意見が出る可能性があるための措置だと理解しました。

 なお、総会議事の終了後に、それぞれ来賓の挨拶と支部長挨拶がありました。市議団の紹介は長村敏明議長が行い、代表して挨拶を行いました。

 その後、党員以外の人も対象にした、竹中大臣の講演が予定されていましたが、私はその時点で退席しました。

大将の責任の取り方=野中元幹事長

 橋本派の大将格である野中広務元幹事長が、党本部で記者会見をし、次期の総選挙には立候補せず、引退の表明をされたとのことです。「巨星落つ!」という感じが、伝わります。

 数々の策を弄したと評されましたが、奇才の小泉純一郎総理にはかないませんでした。最後の総裁選の陣中で、腹に自刃を刺し、その決意を表しました。古き時代のよさを持った数少ない政治家の姿を施設けられました。

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