東京都多摩地域の、保健所縮小の動向

都内保健所の動向 - 10/31-09:17
今後の検討課題 - 10/31-09:26
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都内保健所の動向

 都内保健所廃止の話題が大きくなっていましたが、その動向が市長より示されました。

 東京都は、多摩地域の保健所が平成9年度までに17ヶ所あったものを、12個所としました。この体制で進展した矢先に、さらのその保健所数を5ヶ所に絞り込む案を、多摩地域の市長会に提案しました。

 両者の見解は大きく異なり、その協議が続けれてきましたが、その合意が成り立った次第とのことでした。東京都は、下記の施策を講じることになりました。

1.保健所の機能としては、分室的な機能をとり入れる。
2.市町村の自前の機能充実に、都が財政的な支援をする。
3.市町村がその業務を行うために、職員の派遣・研修等の支援を行う

 結果的に、町田保健所は、八王子保健所とともに、当面存続します。ただし、町田市は自前の保健所設置が急務の課題になることは否定できません。

今後の検討課題

 この件に限らず、東京都はそのサービス機能を縮小することに躍起になっています。特に、多摩地域の施設を廃止したり、統合したりすることは他の分野でも健著です。

 当該市にとっては、重大な影響をもたらすことにもつながります。

 ただし、町田市はこの保健所を除いて、東京都の施設がほとんどなく、素より東京都の都民サービス機能は極めて低レベルです。しかし、同じ多摩地域の問題として、施設撤廃問題には対応しています。

 このこの東京都保健所問題では、町田市が自前で保健所を存立させる方向で検討するほうが、最終的には東京都の思惑に振り回されない、立場になれると考えます。