メディアの取材と記事表現について

メディアの取材と記事表現 - 10/30-14:14
記事掲載は多摩板の片隅 - 10/30-22:14
<参考記載>両紙を朝日に限定する訂正 - 10/31-08:59
<補遺>
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メディアの取材と記事表現

 「まちだ新世紀」から離脱者がでて、別途に会派ができたことに関して、全国紙では2紙がその記事を書いている。読売記事と朝日の記事がそれに当たる。

 読売新聞は、「最大会派が分裂し7議員が新会派」の見出しをつけ、朝日の見出しは「町田市議会の最大会派が分裂」としている。この記事の見出しは事実のことであり、その記載自体を問題とすることではないが、取材や記事構成に関して、大きな問題点を含んでいる。

 まず、読売新聞では、両派の意見を記載する前に、関係者とするコメントを付しており、「議案賛否などへの合意形成過程を巡り、一部議員に折り合いがあわない面があったという。」とする無責任な内容に誘導している。両派で話し合って、そうした事態になっているのであれば、関係者なるもののコメントを冒頭に書くのは、新聞社の憶測を結論としたいからであろう。

 次に、朝日の記事では分裂の結果記事を書き、そのあとに憶測を書いている。最後の記事の部分は、当事者の言葉であるかのような言い回しをし、当事者に取材をしないで書くという、朝日新聞特有に特徴が出ている。会派の責任者に確認したところ、取材は受けていないとのことであった。

 この朝日の記事では、両者の違いを「会派運営や市当局に対する姿勢の違いによる対立が原因と見られる」と無責任に書いている。会派分裂という結果であるので、会派運営の見解や立場が違うのは理由の根拠はともかくとして必然だが、市当局に対する姿勢の違いと見た理由をまったく記載しない記事を書いているのは不当な編集である。現実には、「まちだ新世紀」では、市当局に対する対応の違いで立場を異にしたことは断じてありえない。なぜなら、これまでも何度も市の方針と異なった立場をとる議員がいたし、議員の賛否では毎回のように、それぞれのケースで賛否が分かれる事例が何度もおきてきたのが事実である。このことは、私が毎回のようにこのインターネット上に記事としてきたことである。

 メディアの関係者であれば、本人が本会議を傍聴するか、私のHPの「議案の状況」を見れば、明らかなことである。

 記者が必要な取材をせず、憶測で記事を書いていくことは、あまりにも無責任な仕事とみなされてもしかたないことである。

記事掲載は多摩板の片隅

 問い合わせがありましたが、この記事は10月24日時点のもので、多摩板です。掲載は全国紙ですが、記事があったのは多摩板限定です。

  <以下、補足>

 なた、朝日の記事に関して、会派の責任者に取材をしていないと書きましたが、これはもちろん、私が所属する「まちだ新世紀」会派の責任者=幹事長の取材が無いとしたもので、まちだ新世紀を離脱した側の議員の取材の有無は確認する立場にありません。

<参考記載>両紙を朝日に限定する訂正

<メルマガ記事vol.321の訂正記事>のお知らせ

 vol.321(2)ニュース、メディアの取材と記事表現 の記事に行き過ぎの表
現があり、新聞社が取材をしないで記事を書いたとする部分を訂正します。
訂正する部分とその内容は、下記の部分です。

<以下は、訂正する部分>
 その両紙とも、当事者への取材を一切せずに、片方、もしくは当事者以
外の議員などの話で記事を作成しているフシがあります。

 憶測記事の多発は、記事の信頼先を損なうと思います。

<下記のように、訂正します>
 その朝日記事は、当事者への取材を一切せずに、片方、もしくは当事者以
外の議員などの話で記事を作成しているフシがあります。

 憶測記事の多発は、記事の信頼先を損なうと思います。

<訂正の取扱について>

 問題の対象を間違えていますので、このメールマガジンの続報と、関係
掲示板、また、HP記事(後日、まとめる)にこの間違い部分を含めて
掲載します。読売記事は、記者が当事者の取材を行ってかかれたものでした。
メールマガジンvol.321の表現は明白違っていました。読売記者さんには、
失礼しました。(なお、この読売記者さんとは、自分自身、一切接触してい
ません)

 以上を、メールマガジンvol.322として、2,003年10月31日での配信しました。vol.321の発行と連続するものです。

<補遺>
 前段の「<参考記載>両紙を朝日に限定する訂正」の記事部分は、メールマガジン記事の中での間違いです。当初の本文記事(メディアの取材と記事表現 - 10/30-14:14 )は、その記載に間違いはありません。ここの場で、そのことを補足します。