スタンドアロン機対クライアントサーバー機の戦いの比較
(03/11/29) 

<見だし>
 電子投票:笹山さん転載記事 - 笹山登生(転載) 11/29-16:00 No.3540
 電子投票:吉田の転載記事 - 吉田 つとむ 11/29-16:02 No.3541
 電子投票:笹山さん返信 - 笹山登生(転載) 11/29-16:06 No.3542
 電子投票集計の読み取り時間  - 吉田 つとむ 11/29-16:10
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電子投票:笹山さん転載記事 - 笹山登生(転載) 11/29-16:00 No.3540

電子投票選挙に関するもので、笹山さんとのやり取りを転載しました。
http://www.sasayama.or.jp/saboard/b_board.cgi

●5338 到達点を、どのあたりを見据えての電子投票システムなのか? 笹山登生 103/11/24(Mon) 10:47:44 削除
URL: http://www.evs-j.com/link/link.htm
吉田さん。
吉田さんの掲示板によると、今度は青森県六戸町で、スタンドアローン方式で行われるとのことですが、到達点を、どのあたりを見据えての電子投票システムなのかによって、一概に方式の是非は、論じられないように思われます。
常識的に考えれば、スタンドアローン方式は、記録磁気媒体が多くなる代わりに、サーバ単位あたりの負荷は少なくてすむ、システム障害があった場合の処理も、単体の処理で済む、したがって、現在のように、投票所からオンライン直結集計できない状況の下では、スタンドアローン方式のパフォーマンスのほうが、クライアント・サーバー方式のそれよりも、優れているといえるかも知れません。
http://www.sdl.hitachi.co.jp/2Dvote/evotedata.pdf で見る限り、これまで、クライアントサーバ方式で行われたのは、例の可児市と今回の海老名市だけで、後は、すべてスタンドアローン方式なのですから、しかも、そのわずか二つのクライアントサーバ方式採用の電子投票で、致命的なミスがあったのですから、スタンドアローン方式のほうが、優位な評価を受けるのはやむを得ない状況かとも思われます。
ただし、もし、そのシステムが、今回のNTT東日本のように、オンラインを見据えてのものであるとするならば、長期的なパフォーマンスは、クライアント・サーバー方式のほうに軍パイが上がるのかも知れません。
まして、上記サイトでのシステム比較のように、NTT東日本のシステムは、将来を見据えてのシャッフル機能や暗号化機能を備えているようですから、その意味では、遠大な目標を見据えてのシステムといえます。
吉田さんが報告されているように、今回の六戸町では、投票期日前の電子投票が可能-不在者投票の電子投票化-ということも、暗号化機能やシャッフル機能があったればこそ、とも思えます。
総じていえば、人口規模の多い都市での電子投票には、まだまだ、課題が残されているように思えます。
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電子投票:吉田の転載記事 - 吉田 つとむ 11/29-16:02 No.3541

 電子投票選挙に関するもので、笹山さんとのやり取りを転載しました。
http://www.sasayama.or.jp/saboard/b_board.cgi
 今回は、わたしが返事を書きました。

●5340 有権者の投票の秘密保持について 吉田 つとむ(町田市議) 103/11/24(Mon) 22:41:27 No.5338へのコメント 削除
URL: http://j-expert.com/
 有権者の投票の秘密保持について、私の意見を述べさせていただきます。

 まず、有権者が投票する際に、その投票の秘密保持をどのような手段で確保するか、そのことがもっとも大きな課題です。そのために有権者の投票段階でもっとも重視されるのは、投票決定をする記載台を他者(他の有権者、立会人、選挙事務従事者)に見れないようにすることはまず必要です。
 今回の神奈川県海老名市のものは、その配慮を欠いて幅の広いものと見えましたが、実際に有権者にも不評であったようです。また、電子投票方式を説明する選挙事務従事者の立つ位置にも十分な配慮がなされないといけません。

 次に、クライアントサーバー方式の投票機を用いて投票を行った場合、そのサーバーがダウンをしたときに、どのようにその代替措置をとって、それまでのデーターを保存するかが、十分にそのプロセスが説明できるものが必要です。なぜなら、サーバーの代替機を何台も投票所ごとに置くわけにはいかないでしょう。クライアントサーバー方式の投票機では、その切り替えごとに、ゼロ票確認をして投票を再開をしないといけないようになります。可児市の選挙で、投票しないで帰った人が大勢発生した問題の解決手段を解消しないといけません。スタンド・アローン式のように、故障した投票機は、その時点でデーターの書き込みをストップして、他の投票機を使用しつつ、ゼロ票確認をしたうえで別の代替機も追加投入する方法が、現状のより好ましい利用方法でしょう。

 有権者が投票した投票記録の秘密性は、電子投票においても絶対に確保されねばならない基本的な事柄です。現状では、一人一人の有権者の投票内容をわからないように(暗号化など)するのは、前提と考えられています。さらに、そのデーターを立会人の前で、投票機から取り出し、物理的に封印し、鍵をかけて、開票所に運ぶことになっています。この方法だと、機密性の上では従来のタイプをまったく省略していません。面倒であっても、有権者の代表である権力を持つ人物を選ぶわけですので、その厳格性は安易に簡略してはならないと考えます。

 開票の段階は、またの機会に考えます。
 (名古屋市のネットカフェにて)
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電子投票:笹山さん返信 - 笹山登生(転載) 11/29-16:06 No.3542

 電子投票選挙に関するもので、笹山さんとのやり取りを転載しました。
http://www.sasayama.or.jp/saboard/b_board.cgi
 笹山さんの更なる返信です。

●5341 吉田さん。名古屋のネットカフェからお疲れ様です。 笹山登生 103/11/24(Mon) 23:21:32 削除
URL:
ガイドウェイバスのご視察とか。
私も、先週名古屋周辺にいってきましたが、万博を迎えるにしては、中途半端なインフラが多いように見えましたが、どう見えたでしょう。
スタンドアローンか、クライアントサーバか、という問題は、どの段階で、各投票機の票ヲ、どのような方法で集約するかということなのでしょうね。
各投票機をハブで集約して、サーバに落とし込むという方法が、どうやら、サーバに負荷がかかりすぎるという教訓が、可児市の例であり、今回の海老名市の例だったのだと思います。
では、大規模人口都市で、スタンドアローン方式でやった場合、相当多くの磁気記録媒体を、読み込む時間と手間が生じるわけですから、その工程で、いかに効率よくやることが出来るかということが問われるのかと思います。
結果を磁気記録媒体にいったん落とさなければならないという制約がなくならない以上、どこかで、記録を集約しなければならないでしょう。
検証は生ログでいいというなら、何も、固体磁気記録媒体に落とさなくとも、サーバ固有の記録媒体でもいいわけですから。
信頼性としてはどちらでも、同じなんでしょうが、仕方がありません。

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 電子投票集計の読み取り時間  - 吉田 つとむ 11/29-16:10

 電子投票選挙に関するもので、笹山さんとのやり取りを転載しました。
http://www.sasayama.or.jp/saboard/b_board.cgi
 笹山さんの更なる返信です。

●5341 吉田さん。名古屋のネットカフェからお疲れ様です。 笹山登生 103/11/24(Mon) 23:21:32 削除
URL:
ガイドウェイバスのご視察とか。
私も、先週名古屋周辺にいってきましたが、万博を迎えるにしては、中途半端なインフラが多いように見えましたが、どう見えたでしょう。
スタンドアローンか、クライアントサーバか、という問題は、どの段階で、各投票機の票ヲ、どのような方法で集約するかということなのでしょうね。
各投票機をハブで集約して、サーバに落とし込むという方法が、どうやら、サーバに負荷がかかりすぎるという教訓が、可児市の例であり、今回の海老名市の例だったのだと思います。
では、大規模人口都市で、スタンドアローン方式でやった場合、相当多くの磁気記録媒体を、読み込む時間と手間が生じるわけですから、その工程で、いかに効率よくやることが出来るかということが問われるのかと思います。
結果を磁気記録媒体にいったん落とさなければならないという制約がなくならない以上、どこかで、記録を集約しなければならないでしょう。
検証は生ログでいいというなら、何も、固体磁気記録媒体に落とさなくとも、サーバ固有の記録媒体でもいいわけですから。
信頼性としてはどちらでも、同じなんでしょうが、仕方がありません。
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