未成年の選挙運動と、電話かけの選挙運動は無報酬で
(03/12/11) 
  
<見だし>
近藤浩議員が買収容疑で逮捕 - 宮本 武蔵 12/06-19:14 No.3595
選挙の買収容疑で逮捕記事 - 吉田 つとむ 12/06-20:38 No.3598
主婦が、有給で電話かけて選挙違.. - 吉田 つとむ 12/08-19:28 No.3610
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近藤浩議員が買収容疑で逮捕 - 宮本 武蔵 12/06-19:14 No.3595

衆院議員・近藤浩容疑者(42)(自民)が公選法違反(買収など)
の 疑いで逮捕された。
 今回の総選挙で、当選した議員が選挙違反で逮捕されたのは初めて。現 職の国会議員が、自身の選挙に関して買収容疑で逮捕されるのも極めて 異例だと報道されている。
 
 本件の話は、選挙終了早々に新聞報道されていたので、やっぱりそうか
 と言う感じと、あっさり決まってしまったなと言う印象がある。
 政治の世界も選挙の職人がいなくなり、選挙を戦うノウハウが後継者に
 伝承されなくなっているのではないだろうか。法律すれすれの選挙運動 を、そつなくこなす事が出来る名参謀がいなくなった結果ではないか、
 
選挙の買収容疑で逮捕記事 - 吉田 つとむ 12/06-20:38 No.3598

 実際に、議員本人が逮捕される記事は珍しいものです。お金を渡して人を動かそうと言うのが、「未だにあとをたたない」ということを示しているのでしょう。

 今回の衆議院議員選挙では、未成年を選挙運動員にして報酬を払って逮捕されるケースが目だっています。中には、大学・短大に求人広告を出して事件になった例も出ています。

 未成年の選挙運動は禁止、さらに届出をしないで選挙の事務員・車上運動員を雇うことは禁止、こうした原則を知らないで、選挙にかかわらせる傾向が出ているようです。

 そもそも選挙運動は、無報酬のボランティアで行うのが原則です。つまり、選挙の候補者は自然にそれだけの人材であることが基本、と言う原則が見失われているのが現状です。

 なにか若者で選挙をやっているのが、ボランティア選挙と誤解されている面が出ています。決して、そうしたことはありません。内容を十分に確かめず、そうした違反が行われる選挙運動にかかわって、後になって知らなかったでは済まないのは当然のことです。

 こうした選挙運動の進め方で、「ぎりぎりまでやろう」という手法に私はあくまで賛成できません。思うに、選挙運動、政治活動の中で十分やれることがいくつも保証されています。私は、そうした法律遵守の見地で物事を考えていくべきものと考えます。

 もとより、選挙の関係者は、日ごろから公職選挙法、政治資金規正法などの法律を熟知することは、必須科目であるでしょう。

主婦が、有給で電話かけて選挙違.. - 吉田 つとむ 12/08-19:28 No.3610

 そのほか、今回の衆議院選挙では、主婦が有給で電話かけをして選挙違反
に問われた、と言う事件もありました。

 そうした主婦の人のなかには、なぜ自分が選挙違反とされたか、それすらもわからない人もあったでしょう。そうした皆さんにすれば、「時間を割いて電話かけをしたのだから、お小遣いか、バイト代をもらって何が悪いの」と言う気持ちがあるでしょう。

 自分一人ぐらいの気持ちがそうさせる時もあれば、みんなでやれば大丈夫という考えが、法律はどのように決まっているかを考えさせる余裕を無くさせるのでしょう。

 後援会が主催する正月の初詣に誘うのであれば、政治活動の運動ための人件費と認められるでしょうが、選挙の支出費目にそうした経費が無い以上、そうした選挙活動はボランティアでやるより、手はありません。

 前にも書いたように、地方議員は基本的に地元で自然に応援者がそろう人材がふさわしいと言うのが原則だと思っています。

 ただし、今はそうしたものより、学歴・経歴と言う紙に単純に表現できる情報と、一目瞭然と呼べる顔が優先する時代に履いています。くれぐれも現職議員は、気を抜かない様に自分の存在を自己アピールさせることが必要と考えます。

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