2003年統一地方選挙、選挙戦と縁起担ぎ

 選挙には、縁起担ぎがつきものとも考えられます。私は、自分の選挙の立候補届出の際、選挙カーを自分で運転していきます。そのようにしていているのは、初当選の選挙時以来のことで、それ以前の選挙で大きな失敗があったことで、やり方を改めたものです。
 その立候補届け出に出向く最中、途中にある町田市高ヶ坂の熊野神社に、本人が必勝祈願を行っています。特に、今回は毎日欠かさず、その熊野神社にお参りに行きました。それは、2002年の選挙でした。
 
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選挙戦と縁起担ぎ 1
選挙戦と縁起担ぎ 2
選挙戦と縁起担ぎ 3
選挙戦と縁起担ぎ 4

選挙戦と縁起担ぎ 1

 選挙の「縁起担ぎ」では、事務所開きの神事とダルマの眼入れが最も有名です。もっとも、神棚を作るのを縁起担ぎの中に入れると、お叱りになるかたもあるでしょう。

 行く先々で見ると、神棚が無いところも中にはあります。(吉田の事務所も最近ではそれを置いていません)

 では、今回の選挙で出会った、各陣営の選挙の「縁起担ぎ」を見つめて見ましょう。

 最初は、「黒」を排除する候補者の妻。
1 黒い服を着ない。洋服、靴、かばんなど全てが黒を使いません。
2 まかないの分野では、選挙中、「海苔やワカメを使わない」と言うところがありました。

 こうしたこだわりを候補者の妻は頑固に守る人がいます。

選挙戦と縁起担ぎ 2

 選挙の「縁起担ぎ」では、決めた色をなんにでも適用するということがあります。

 宣伝カーや、ポスターのバックの色をそうした色で統一する方法です。以前はシンボルカラーのジャケット着た候補者を見かけましたが、最近では運動員とおそろいのジャンバーを着る候補者が増えたため、そうした傾向は少なくなりました。

 ですが、シンボルカラーのネクタイは一層目立った「縁起担ぎ」の小道具です。

選挙戦と縁起担ぎ 3

 選挙の「縁起担ぎ」では、忘れられないのが、運動員の食事に「カツ」が出されることです。

 その「カツ」は、選挙の初日に出されることが最も一般的な方法です。以前は、その「カツ」の厚みを有力候補者が競っていたようですが、成人病の心配からもそうした志向が減ってきました。

選挙戦と縁起担ぎ 4

 選挙の「縁起担ぎ」では、「タスキ」にかける候補者の思いと言うものも重要なものの一つではないでしょうか。
 その当該選挙の候補者のみがその「タスキ」を付け、どんなえらい来賓がきても只のリボンを付けるのみです。そうした重みを持つのが、「タスキ」と言えるでしょう。

 スポーツの中で、駅伝のタスキと似たものがありますが、選挙の場合はチームプレーでありながら、その栄光も失敗も只一人の候補者の「タスキ」に託されます。

 そのタスキは、選挙では神聖なものとして扱われます。その取り扱いは一点の汚れも許されません。

 一人の候補者は、宣伝カーの前を自転車で走っていましたが、連日のオーバーワークで、転倒してしまいました。それは、その候補者は、転倒したときに手足を突っ張り、タスキが地につかないようにしたようです。その結果、手足は派手にすりむけ、かなりの打撲を負ったはずですが、極めて元気にしていました。そして、タスキは、傷一つ無く、きれいな状態でした。

 そうした候補者の「タスキ」へのこだわりも、縁起担ぎの一つといえましょう。

結び

 こうした努力をしたから当選するわけでもなく、残念ながら落選したした人もいます。神を恐れぬ態度の候補者でも、当選した事例はあります。要は、信心の領域に含まれる事柄でしょう。少なくとも、吉田つとむは、こだわりが多いタイプです。

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