電子投票のニュース報道とネットカフェ(町田市議 吉田つとむ)
(03/08/15)作成 以下は、吉田の議論掲示板記事を引用。 <見だし>
ニュース報道、電子投票 07/21-02:00 No.2720
Re: ニュース報道、電子投票 - 宮本 武蔵 07/21-10:16 No.2721
ネットカフェでの記述の経過 07/21-16:27 No.2724

ニュース報道、電子投票 07/21-02:00 No.2720

 可児市の市議会議員選挙のトラブルで、記者会見が行われました。一般の視察者は、ほとんどの人がその場を立ち去りましたが、私は記者会見の場にもぐりこむことにしました。

 とにかく、しぶとく記者会見に入り込みました。もちろん、そこで質問するわけには行かず、黙って後ろにいました。

 その他、NHKのインタビューを受けました。編集の都合でどのような形になるか不明です。

 ただし、私が今回の電子投票で問題視したことは、クライアント・サーバー方式が問題として問われよう、と話しました。

 詳細は、別途に記載。

 理由は、ネットカフェ閉店時間のため。

 では、皆さん、蛍の光でさようなら。

Re: ニュース報道、電子投票 - 宮本 武蔵 07/21-10:16 No.2721

 吉田市議殿、現場主義は結構ですが、自分の年齢と体力をお忘れなく
 ネットカフェで夜中の2時までモニタを睨めば、そのストレスは計り
 知れないものがあります。ご自愛ください。

 さて、今回の事故の件、電子機器を取扱う者として、折角、電子投票
 が、一般民衆に認知され様としている矢先に、取りかえしのつかない
 大ブレーキとなる様な失態を演じてしまった事に苦言を呈したい。

 電子投票は、TVゲームの様な遊戯施設と違い、銀行のキャッシュ
 デイスペンサー並みもしくは、それ以上のの信頼性が要求されるもの
 である。安かろう悪かろうでは困るのである。

 聞けばリース費用が160万円との事。一般には、リース価格は
 購入金額の10%内外と思うので価格は1600万円位かと思う。

 この安さは、多分コンピュータを一般事務所仕様の物を使ったと考える。
 人がたくさん集まり、温度、ノイズ、電源事情等、劣悪な使用環境下
 で使用されることを前提とした機器ではないものを、この様な所で使用す れば、事故を起すのが当たり前と価格から想像される。

 事故の詳細内容の公表と徹底した原因と責任追求、そして、再発防止
 対策を早急に行い、失われた信用を着実に回復して欲しい。

ネットカフェでの記述の経過 07/21-16:27 No.2724
 ただ今(7月21日)、自宅に戻りました。

 現地の生活時間のことで、大変心配をおかけ致しました。

 岐阜県可児市における市議会議員選挙の電子投票の投開票のトラブルに関して、その究明のために開かれた記者会見が、堂堂巡りの状況で終了したのが、午前1時でした。

 本来は、前日の午後10−11時くらいに選挙の開票作業が全部終了すると誰しも考えていました。ところが、上記の2件に問題が発生し、特に、投票数の差に関する説明がなされず、選挙の開票事務が終了されたことに、観覧者の疑問が深まりました。

 私としては、その記者会見を見逃す訳にはいかず、末席にて聞き耳を立てていました。

 午前1時過ぎになって、記者会見が打ち切られました。私は、その話しを忘れないように、既に閉店となった1軒のネットカフェに行くことを断念し、もう1軒のネットカフェに飛び込み、閉店まで小1時間近く残っていることを確認し、入店しました。

 そこで、ようやく、掲示板の書きこみに入った次第です。

>  人がたくさん集まり、温度、ノイズ、電源事情等、劣悪な使用環境下
>  で使用されることを前提とした機器ではないものを、この様な所で使用す れば、事故を起すのが当たり前と価格から想像される。
>
>  事故の詳細内容の公表と徹底した原因と責任追求、そして、再発防止
>  対策を早急に行い、失われた信用を着実に回復して欲しい。
● 吉田

 さて、今回の電子投票システムは、「富士通」と「ムサシ」(選挙関係機材メーカーで、最大手)が納入したものでした。

 宮本 武蔵さんがおっしゃるように、選挙に使用する機械類は、通常のコンピューターの使用環境とことなり、現場に即した状況で設営することになります。
1. 前日のあわただしい時間に、限定去れた人材で設営する。
2. 場所もありあわせの状況下で、機材を配置する。
3. 特に、電源の使用や、施設にとって意図しないケーブル配線をしいられる。
    (サーバーの配線と子機の配線の両方が必要になる)
4. 投票者の入場時間にばらつきがあり、時間によって集中する。
 などの問題点が入っていました.

 メーカーは、厳しく、今回の事故の原因究明を図ることでしょう。
 
 一つの問題は、競争社会のことゆえ、他のメーカーとシステムが大きく異なっている場合、自社の優れた点を上げます。投票所から、開票所に運ぶ「時期媒体」の数を少なくすることができると言う反面、投票所に1台しかないサーバーが故障すると、その投票所の投票が全部ストップするという問題点が浮き彫りになりました。

 数十分間も待たされ、復旧のめどがはっきりしなかったため、投票受付を待つ人で、投票を断念してその場を立ち去った人が幾人も出たことは、私自身が現場で確認したことであった。

 その時間帯に投票所にいた人は、サーバー方式に限らず、「電子投票はばめ」という印象を持ったでしょう。

 メーカー責任は、計り知れないものがあります。
ーーーーーーーーーーーーーーー
<吉田注: 記事の流れで、宮本武蔵さんの記事の部分も転載して掲載しました)