京都市長選挙・電子投票取材日誌(杏林大学出口調査チーム等)

<目次>
30分後には選挙の投票 - 吉田 つとむ 02/08-06:35 No.3943
予定を変えて、東山小学校 - 吉田 つとむ 02/08-15:46 No.3945
メディアの取材姿勢 - 吉田 つとむ 02/08-17:06 No.3947
大賑わいの視察陣 - 吉田 つとむ 02/08-17:45 No.3950
杏林大学の出口調査チーム - 吉田 つとむ 02/08-17:58 No.3951
昼夜、食事が一緒でした - 吉田 つとむ 02/09-17:37 No.3961
電子投票メーカー社員 - 吉田 つとむ 02/09-17:29 No.3960
会費を払って、お疲れ様 - 吉田 つとむ 02/09-17:55 No.3962
 *電子投票選挙に関する今回のあり方等の見解は、別途の記事にします。
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タイトル:30分後には選挙の投票

 京都市長選挙は、30分後には選挙の投票が始まります。

 来れから、電子投票が行われる東山区に出かけます。その取材先では東山区役所を考えています。
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タイトル:予定を変えて、東山小学校

 電子投票の取材を東山小学校に変更しました。特に理由はありませんが、そのほうが取材場所が多く取ってあるためです。

 6時45分くらいにその場所に到着しましたが、すでに十数名の視察者が到着していました。その人数では、最大値で32名であったとのことでした。(電子投票普及協業組合のメンバーが、その人数を常時カウントされました)出入りがあり、述べ人数は少なくとも50人くらいにはなったでしょう。

 また、途中からTVカメラが多数入り、延べで7社以上は、入ったと思います。この人数は、上記の人数に含めていませんので、その人数まで合計すると、7×3名=21名を合計する必要があります。

 午前7時に1名、数分遅れで1名の入場があり、投票機のゼロ票確認が行われました。

 今回の京都市長選挙は、出足が大変鈍い選挙の様相です。
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タイトル:メディアの取材姿勢

 取材といえば、メディアの取材は際立っていました。

 東山小学校では、その体育館が選挙の投票所に当てられていました。そのフロアーの一角を視察・取材用に割り当てられていましたが、メディアの皆さんは視聴者にわかりやすいようにと、柵を超えてぐんぐんとTVカメラを移動させていきます。

 最初は、抵抗していた「選挙係」もだんだんと押し捲られていきます。ここでは、選挙の管理者は行政職員でなく、一般の中から選ばれた人がなるようです。

 選挙の投票者において、TVカメラの角度や、場所によって断るのは、その投票行為が万が一にも映ってはいけないと考えるためです。その仕事は、通常は選挙管理の責任者がおこなうものですが、この京都市では、その大半の仕事を一般も皆さんがやるようです。

 その結果、メディア対応では時間帯でかなりのばらつきが生じていました。
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タイトル:大賑わいの視察陣

 午後からは、東山区役所の投票所を見学しました。

 この場所は、区役所内の展示スペースを使用したもので、投票所として狭い割には、その導線が明確になっているようです。ただし、その内部は確認しずらい位置に電子投票機類が並んでいました。

 ここでは、各地の選挙管理委員会、議員(国会・地方)の視察が目立っていました。3Fには、デモ機も配置されているとのことで、そのフロアーにあがる視察者も大勢ありました。

 本日の夜に行われる電子投票の開票では、さぞかし大勢の視察者と、新聞記者・TVカメラマンが終結するでしょう。

 昨日は愛知県岡崎市の選挙担当者、今日は福島県大玉村(昨年夏に電子投票)の選挙担当者の皆さんと、お互いに挨拶を交わしました。こうした電子投票の視察や実施で、各地に知人が増えていきます。

 それ以上に、電子投票メーカーの皆さんと知り合いが増えていきます。今日の開票では、宮崎市の担当者と顔を合わすことになるでしょう。
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タイトル:杏林大学の出口調査チーム

 岩崎正洋助教授が率いる、杏林大学の出口調査チームは今回は合計9名が参加しました。試験も終わり、2泊3日の予定が取れたとのことでした。今回は、電子投票を行う東山区と、一般の投票方式の投票所の他区の比較調査も実施しているとのことでした。


 この杏林大学の学生チームには、知り合いも大勢できました。その中の一人は、これで9箇所目の電子投票出口調査に参加したので、全部を踏破したことになります。そうしたこともあって、私とって、行く先々で挨拶する関係です。

 どうか、こうした経験が学業での成果になるだけでなく、実社会に出たときに、社会参加の一端につながっていくように期待したいと思います。

 ひょっとすると、彼・彼女らは先々、地方自治体職員になったり、あるいはこの電子投票メーカーの社員になるかも知れません。
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タイトル:昼夜、食事が一緒でした

 この岩崎正洋助教授が率いる、杏林大学の出口調査チームとは、岩崎助教授を含む数名の皆さんと、昼食を一緒に取りました。その際、お店の方に記念写真を撮っていただきました。

 その後、電子投票選挙の開票場所では、オールメンバーと私も加わって、記念写真を撮りました。

 今年の卒業生に、電子投票出口調査に関する感想文を書いてもらうことにしました。その感想文が到着した時点で、その写真もHPにアップすることにしました。

 はやく、その文章が到着する様に、待っています。
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タイトル:電子投票メーカー社員

 日本では9番目となる電子投票選挙には、この業務を受注した「電子投票普及協業組合(EVS)」の皆さんが大勢そろっていました。とくに、こうした受注した仕事を地元で担っていく、新規参入企業の皆さんの顔を目だっていました。

 私は、電子投票選挙自治体の全部を、その選挙の際に現地訪問しています。そのためか、このEVSをはじめ、電子投票機メーカーの皆さんとは顔見知りの関係が多くなっています。この日も、他の企業社員の顔を見出しました。相手の人から挨拶されるケースも増えました。

 この電子投票分野は、まだまだ始まったばかりであり、企業間の集合離散も激しい様相です。

 そうした中で、私自身がその一人一人の顔が判る人達も含まれていました。(もっとも、我々は、議会でなんどかそのような関係に陥っています)
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タイトル:会費を払って、お疲れ様

 電子投票が終了して、関係の皆さんが軽く食事をとられることになりました。縁があってのことで、私もお誘いを受けましたので、「会費」制であればという条件で、その食事にお付き合いをしました。

 他にも、間接的な付き合いの方があったようで、それぞれに会費を払っておられました。もとより、私も会費を払っての参加でした。

 厳密に考えれば、これは間違い無く「業者」の皆さんであり、これからの技術開発と、その普及を願っている間柄でありましょう。

 その場では、これからの電子投票のありかた、機器の問題、法律の動向、参議院選挙での電子投票の導入などなどが、それぞれに語られました。そうした考えで、「基本は有権者にとって役に立つ」と言う姿勢が書かせないことだと理解しました。

 私は、幾人かの人に、憲法改正に伴う、国民投票に電子投票を採用すのが適当だと述べました。まだ、この話は自分の頭の中でスタートしたばかりであり、人には十分には説明しきれない内容です。

 とにかく、人にあったら、「国民投票は、電子投票方式で進めよう」と話して見たいと思っています。

 ともあれ、9回目の電子投票は終了しました。