選挙事務所とフリースペースのあり方

<目次>
選挙事務所とフリーアドレス - 吉田つとむ 05/20-11:09 No.4417
選挙事務所の主役は誰か - 吉田つとむ 05/22-00:34 No.4432
事務長などは専用机と椅子を準備 - 吉田つとむ 05/29-01:19 No.4466
選挙の候補者には専用机と椅子が.. - 吉田つとむ 05/29-01:29 No.4467
Re: 選挙の候補者には専用机と椅.. - 安藤 05/29-11:12 No.4473
選挙事務所のカラー - 吉田つとむ 05/30-07:48 No.4478
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選挙事務所とフリーアドレス - 吉田つとむ 05/20-11:09 No.4417

 掲示板(通常)で、フリーアドレス(会社などで、個人の机を特定せず、どの机を使っても自由な設定とするやり方)の関して、話題が出ました。
 その中で、選挙事務所とフリーアドレスの関係に関するものがり、「選挙事務所は、そのスタッフは固定の机でなく、すべてフリーアドレスになっているでしょう、という質問でした。
 そこで、この際、選挙事務所は、どのように作られているか、経験と推測の中でお話しましょう。(続く)
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選挙事務所の主役は誰か - 吉田つとむ 05/22-00:34 No.4432

選挙事務所の主役は誰か、まずはこうした問題に変えて考えて見ましょう。

 選挙の候補者か、それとも事務所の所長(事務長)か、あるいは後援会の会長さんか、はたしてこのうちの誰が主役なのでしょうか。きれい事を言う人は、市民が主役などと的外れな答えを出すかも知れません。(続く)
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事務長などは専用机と椅子を準備 - 吉田つとむ 05/29-01:19 No.4466

 選挙事務所では、その主役は事務長です。一定規模以上の事務所では、その事務長には当然常設の机と椅子が用意されています。

 また、その事務長を補佐するポジションの会計係や書記係り(事務員)の机と椅子も、専用のものが準備されています。その他、最近では、パソコンラックが配置されているケースもあります。

 その他、選挙対策本部長やそれの代行者にも、専用の机と椅子が用意されるのが通常です。

 その他の選挙運動員の場合は、専用の椅子と机がなく、まさにフリースペースとなっているケースが多くなっています。こちらは、長机を主体に、出入りの人数が増減しても自由な設定となっているのが通常です。
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選挙の候補者には専用机と椅子がない - 吉田つとむ 05/29-01:29 No.4467

 こうした選挙事務所では、その事務所内に「選挙候補者」の専用机と椅子は、ほとんどのところで配置していません。

 選挙の候補者、まだ外部に遠征しているケースや、事務所では長机を囲んで選挙運動員幹部と打ち合わせる行為が主体です。あるいは、来客を歓迎するため、応接セットのソファーなどに座って客と歓談するのが、一般のスタイルです。

 選挙候補者の妻も、その専用の机と椅子がないのが通常で、一般には事務所の台所にいて、湯茶出しの対応をしています。まれに、小規模の選挙事務所では、その妻が事務員を担当しているケースがあります。その是非は不明です。私は、決して薦める方法とは考えていません。
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Re: 選挙の候補者には専用机と椅子がない - 安藤 05/29-11:12 No.4473

吉田さん凄いですね、勉強のあとがうかがえます
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選挙事務所のカラー - 吉田つとむ 05/30-07:48 No.4478

 吉田つとむは、自分の選挙で7戦して、4敗3勝の結果です。少人数の選挙から、中規模の選挙までを自身で担ってきました。

 選挙態勢がどうあるべきか、自分流のスタイルも持っていますし、その時々に確保できた事務所スペースによっても、事務所内のスペース設定がことなります。

 この選挙事務所のスペースという問題は、都市部の選挙においてかなり重要な要素をなしていますが、それがどのように作られるべきか、ほとんど論じられたことがないようです。

 それは、大半の選挙の話が、国政選挙に対応した話題となっているためです。選挙には、政党が基本になった国政選挙もあれば、自治体の首長選挙もあります。数十人が一つの選挙区で争う、地方都市の議員選挙もあります。

 最後の、地方都市の議員の選挙に関して、ほとんど今まで、論じられることがありませんでした。大半の選挙は、新人候補者が立候補したまったくの素人の選挙か、何度も選挙にかかわったと信じている自称選挙通が仕切ったケースが大半です。

 しかし、選挙の候補者は、同じ選挙方法では戦えません。なぜなら、1期目と2期目の選挙戦はまったく異なるからです。また、3期目の選挙スタイルもこれまたその選挙内容が異なってきます。

 選挙の候補者がいつまでも初々しくあることもありませんし、選挙を支える運動員も年を重ねるためです。

 また、地方議員選挙において、それぞれに小さな地域で支持をされてきた候補者の選挙も、特定政党の候補者が立候補すること、ほぼ必ず若者や女性候補が立候補することによって、従前と同じくは行えないようになってきました。

 すなわち、自分の陣営のカラーが必要となってきたためです。

 その意味では、選挙事務所の机や椅子が固定されたものか、それともフリーアドレスか、という選択でなく、その選挙に立候補する候補者とその選挙組織が、どのような事務所をのぞんでいるか、それによって決まってくるものです。

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