町田市障がい者就労生活支援センター その4

(04/09/23)

 この記事は、町田市障がい者就労・生活支援センター事業に関して、議論掲示板に書込みがあったものを集合したものです。
 記事内容の性格上、記事にはまったく手を触れないでの転載です。
 特に、他の「就労・生活支援センター」関係記事とも照らし合わせてください。

<目次>
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★ - 町田市障がい者就労生活支援セン.. - あすなろ小池 08/02-22:14 No.4730
Re: 町田市障がい者就労生活支援.. - あすなろ小池 08/06-20:25 No.4753
特例子会社の増加 - あすなろ小池 08/17-17:28 No.4791
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町田市障がい者就労生活支援センターその4  あすなろ小池

吉田先生ありがとうございます。あすなろ小池にHP削除記述について
瑕疵があったのは紛れも無い事実です。お詫びいたします。言い訳は
いたしません。
ところで、ウイズ町田は、NPO法人ではなく、社会福祉法人ですと言
われても、HPでは、紛らわしい表現がたくさんあり、一度整理してわ
かりやすくしてから忠告お願いします。たとえば、PL法では、説明責
任があり、説明があやふやな場合には、製造者側の責任になります。

 さて、次の事項の件につき説明いたします。
<障がい者就労の厳しさ、そして早急性、業務実施状況、町田市
障がい者就労生活支援センターと町田市障がい福祉課との関係から鑑
み、「癒着 ずぶずぶの関係」、「誠に非常識な団体」という表現を
させていただいた。このことが障がい者就労生活支援センターの業務
に支障をきたすことが考えられるというのであれば、謝罪いたします
。>

私は、まず障がい者ありきの考え方は、当初より変わっておりませ
ん。私の言動はもとから粗野であり、そのことが、ウイズ町田の天野
さんを苦しめ障がい者就労生活支援センターの業務に支障をきたすこ
とになったと考えれば、障がい者のためにも一度身を引くべきではな
いかとかんがえたのです。(NO4718の記事より) よって
<今週金曜日に今までの流れ問題点を時系列的に整理して、町田市
障がい者就労生活支援センターはの投稿は、終了させていただきます
。>と記述させていただいた。
 ところが、天野さんは、私の謝罪という言葉をつぎのように理解
し返答された。
<「癒着、ずぶずぶの関係」「誠に非常識な団体」という記述に関
しては、謝罪とともに「削除」を求めています。直ちに、この掲示板
の管理者である吉田さんに、不適切な部分の「削除」依頼をおこなう
が、ご自身で「修正」をお願いします。>

この「癒着、ずぶずぶの関係」「誠に非常識な団体」表現について
は、「削除」も「修正」をするつもりは全くない。今でもまことに妥
当な表現だと考えております。国の事業として法律でも決められてお
り、決められた内容も実施されていない。監査すべき行政も機能して
いない。まず、利用者第一、障がい者の声を聞いてから組み立ててい
くのが筋ではないかと思います。働きたい障がい者の声が聞こえるの
は、9月1日。遅すぎる。遅くても7月末までには、数人と面接をして
、方向性を見出す。それぐらいのことは十分できたのではないかと思
います。

  そのことをふまえて再度天野さんに質問します。
  さて、町田市障がい者就労生活支援センターは、7月度国の雇用
安定事業として示された業務内容についてどのくらい実施できたので
しょうか。
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Re: 町田市障がい者就労生活支援センターその4 あすなろ小池

 吉田先生この掲示板のおかげでいろいろなことが解ってきました。感
謝申し上げます。
私の町田市障がい者就労生活支援センターの投稿は、約束通り最後と
させていただきます。
  この掲示板をごらんの町田市納税者のみなさん、障がい者福祉は
みなさんの血税により成り立っております。感謝申し上げます。福祉に
携わるものに対しては、私も含めて、税金が本当に障がい者の為に有効
に使われているか、厳しくチェックをしていただきたいと思います。福
祉に携わるものがおかしな使い方をしていれば、厳しい指摘をしてくだ
さい。
 その行為は、障がい者差別に繋がることなど全く無く、反対に障が
い者の為になります。本当に必要なところに税金が投入されるのです。
  福祉に携わるみなさん、福祉に携わるものは、やはり真摯でなく
てはいけません。納税者のみなさんに感謝し、支えてくれている社会に
感謝し、障がい者の為に精進しましょう。他者の行為が間違っていると
思っているときは、勇気を持って発言しましょう。そのことが社会から
は、自浄作用と評価され、障がい者のためにもなるのです。
  就労を目指している障がい者のみなさん、決して諦めず前向きに
行動し、自らを律していれば、必ずチャンスはめぐってきます。めぐっ
てきたチャンスはかならずものにしましょう。

  今回の町田市障がい者就労生活支援センターの原点から説明しま
しょう。
 平成15年町田市議会第2回定例会(6月)  今村路加議員の質問に対
する加島助役の答弁
  <障がい者の就労支援についてお答え申し上げます。(以下中略)
企業倒産、や中高齢者、障がい者のリストラ解雇ということで、雇用状
況の厳しい中で特にハンディを持つ人が深刻であるということが言える
と思います。そうした中で障がい者の雇用を確保していく為には、市内
の関係機関、企業とのネットワークづくりを進めて、障がい者就労の推
進を図り、雇用の安定を確保するために、障がい者就労生活支援センタ
ーを検討していくべきだと思います。
 現在、町田市障害者雇用連絡会議(ハローワークと特例子会社、養護
学校、保健所、町田通勤寮、作業所連絡会、障害者職業センター等)で
定例的に開催しておりまして、連絡会議の中でさらに障がい者の一般就
労と雇用の安定を図るため、就労支援センターというものを設立すると
いうことで検討会の立ち上げを進めているところです。ちょうど本日6
時から、その会合を行う予定になっております。
 障がい者就労に当たっては、作業所等の福祉就労だけでなく、最初
に申し上げましたみずほ銀行(特例子会社)ですとか、そういう民間の会
社にぜひ障がい者の就労をやっていただいて、自立に向けた取り組みを
進めていく必要があるというふうに考えます。地域社会の理解を深めて
就労機会の拡大を図るため、公共施設等での就労の場所の提供を検討し
ていきたいというふうに考えております。
 尚、市の契約に当たっては、市の契約の中に障がい者の就労という
項目を設けまして、それぞれ指導しているところでございます。>

障がい者の一般就労に対する正しい認識、そして未来への取り組みが
入ったすばらしい答弁だとおもいます。しかし、加島助役のめざしてい
るものとかい離しつづけております。
まず第一に検討会の位置づけです。議会でここまで発言されているの
ですから、公的なものと考えるのが妥当です。しかし、有志の集まりだ
そうです。検討会出席者に直接話しを聞きましたが、議事録もなにもな
いということです。この検討会のメンバーの一人がプロポーザルコンペ
に参加するわけです。
 第2に加島助役の障がい者就労生活支援センターに対する考え方、こ
れが、プロポーザルコンペの評価の基準となるべきではないでしょうか
。では、どうでしょう。あすなろ小池の出した企画書が最もその考えか
たに近い。職場開発については、NO4595に紹介しています。経歴実績で
就労支援ができるかの評価についてもNO4675の通りです。
 第3に就労の場所の提供については、NO4641で説明した通りです。こ
のことは、役人のサボタージュ以外に考えられないのではないでしょう
か。
 
 最後に、プロポーザルコンペについての事実を時系列的に記述しま
す。
平成16年5月7日 検討会の場でプロポーザル方式による事業者選定の
方針が行政側より正式に報告され、ウイズ町田が正式に参加表明。NO
4598
平成16年5月21日 町田広報でセンターの募集説明会の案内あり。
平成16年5月28日 健康福祉会館で説明会。6者参加(後3者辞退)。
平成16年6月11日 3者に加え、追加で2者コンペに申し込む。計5者で
実施 ウイズ町田5350字、その他1500〜3000字。規約は2000字程度。
平成16年6月13日 ウイズ町田HPで企画書公開及び当掲示板に企画書UR
Lを貼り付ける。NO4531
平成16年6月28日  郵送にて25日付けでプロポーザルの結果が届く。
健康福祉部事務適正化委員会12名の委員で行い、6月24選定結果を集計
起案。障がい福祉課長24日承認、福祉部長24日承認、加島助役24日承認
、寺田市長25日に承認をしウイズ町田に決定。ちなみに、1位306点
          2位255点、3位243点(同点で2者)、5位140点。
あすなろは3位。
ということです。この件に関してはいろいろな方々が関心あるようで
す。あとは、関心のある方々にお任せいたします。ただし、就労のこと
でまた理不尽と思えることがあればた再度投稿させていただきます。
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特例子会社の増加 あすなろ小池

 吉田先生お世話になります。障がい者就労について新しい情報が日本
経済新聞8月17日朝刊企業総合9面のトップに出ていましたのでご紹介し
ます。

障がい者雇用に積極姿勢   特例子会社今年最高に迫る
社会的責任を重視
企業による障がい者雇用が広がりを見せてきた。障がい者を雇用する
ための「特例子会社」の設置数は、すでに15社に達し、通年では、過去
最高だった昨年の23社を上回る勢い。累計でも154社となり、同子会社
の障がい者雇用数も増え続けている。産業界で企業の社会的責任(CSR)
への関心が高まっていることに加え、景気回復で企業が障がい者雇用に
前向きになっていることが背景にある。

東京急行電鉄は、4月に駅の清掃などを手がける特例子会社、東急ウィ
ル(川崎市)を設立、8人の障がい者を雇用した。ワールドも4月に社内の
事務を請け負うワールドビジネスサポート(神戸市)を立ち上げ、78人の
障がい者を雇い入れた・ブリヂストンでは4月設立のブリヂストンチャ
レンジド(小平市)で7人の障がい者が社内の清掃に携わっている。
 制度のスタート時は製造業の会社が特例子会社を設立するケースが
ほとんどだったが、最近は電鉄会社や人材派遣会社などサービス業によ
る設立例が目立ってきた。
 企業が障がい者雇用に積極的になってきている背景には、CSRや法令
順守(コンプライアンス)の浸透がある。
 障がい者雇用促進法は、従業員56人以上の企業に障がい者を1.8%以
上雇用することを義務付けている。厚生労働省は未達成で改善努力がみ
られない企業の社名を昨年から公表しており、「企業イメージが大切な
上場企業や消費財企業への圧力になっている」(障がい者雇用コンサル
タントの育成会アシスト)という。
 リクルートの特例子会社で、社内文書の印刷などを手がけているリ
クルートプラシス(東京、中央)は、全従業員132人のうち障がい者が71
人を占める。障がい者を雇用するため、トイレの改造、通勤用駐車場の
確保、手話通訳者などの手配などを行う必要があり、年間1億円の費用
がかかっている。一方プラシスでの積極雇用の結果、リクルートは、法
定雇用率を満たしており、未達成企業に義務付けられる納付金支払いを
免れている。助成金も受け取っており、「プラシスの実質収支は、年間
2千万円−3千万円の赤字にとどまっている」(近藤康昭 社外広報担当
グループマネージャー)
 景気回復も障がい者雇用の追い風になっている。パソナの特例子会
社、パソナハートフル(東京 千代田)の深沢旬子社長は、「経済環境が
明るさを増せば、法定雇用率を満たすために特例子会社を設立する企業
は増えて行く」と予測。「企業は今後、障がい者が働くための教育や研
修制度を整える必要がある」と指摘する。
 特例子会社で働く障がい者は、最低賃金の対象になるが、健常者に
比べて就業時間が短くなりがちで毎月の給与は、10万円前後と見られる
。ただ福祉作業所や授産施設の月2,3万円よりは多く、障がい者の経済
的自立に貢献している。
 数合わせ排す戦略急務
 特例子会社の増加は、障がい者雇用という点で一歩前進といえる。
ただ課題も多い。企業全体の障がい者雇用率は、昨年6月で1.48%と法定
雇用率1.8%を下回ったまま。特例子会社は、数値基準を満たす手段とし
て安易に利用される恐れもある。今後は、障がい者を持続的に雇用し、
職場も、多様化する経営戦略が問われる。
 障がい者雇用のコンサルティングなどを手がける福祉ベンチャーパ
ートナーズ(東京、千代田)の大塚由紀子社長は、「障がい者の選択肢が
増えたことは、評価したい」と話す。だが「障がい者のキャリアプラン
を考え、長期的な経営ビジョンを描いている特例子会社はまだ少ないの
ではないか」とも指摘した。親会社も含め、障がい者の職域を広げるこ
とも重要だという。
 ヤマト福祉財団(東京、中央)が支援するパン店やカフェでは、障が
い者が注文を取り、料理を運ぶなど接客業務にも携わる。店舗は、14店
舗まで増え、障がい者の就労数も今年初めに130人に達した。小倉昌男
理事長(元ヤマト運輸会長)は「すべての企業で障がい者が働く喜びを味
わえること」を理想に掲げ、新しい雇用形態の創造に取り組んでいる。
 特例子会社でも数合わせでなく、障がい者の能力を引き出し、会社
を発展させる経営努力が必要になる。CSRの取り組みが形だけか本物か
、これから差が出てくるのではないか。(編集委員 塩田宏之)

私がいままでずっと主張していたこと、NO4753での加島助役の議会答
弁。現実とすべて合致していると思います。ぜひ障がい福祉課及び健康
福祉部事務適正化委員会12名の委員の人に良く読んでもらいたいと思い
ます。
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