職人世界と政治家の仕事、そして職業体験

(04/10/02)
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★ - 職人技術の世界 - 宮本 武蔵 09/26-00:00 No.4975
Re: 政治の職人 - ザトペック 09/26-12:35 No.4976
政治家の評価の基準 - 吉田つとむ 10/01-22:05 No.4995 new!
建設機械販売と修理 - 吉田つとむ 09/27-23:52 No.4982
土木建設の現場に学ぶ - 吉田つとむ 09/28-13:58 No.4985
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★ - 職人技術の世界 - 宮本 武蔵 09/26-00:00 No.4975

 本日、ひょんな事から私が入社した時に工場実習の指導員だった
 人が、当時技術者と共に苦労して製作した約20年前の設備機械
 の修理を行なう羽目になった。当時のことをかすかでも知っている
 者が、私しか残っていない為である。私とても図面と首っ引きで
 やっと、思い出す事が出来ると言うレベルのものである。
 分解していくうちに、製作に当たって設計者との熱い対話が有り、
 図面に反映されたであろう、細かいところへの、心憎いばかりの
 気配りが感じられ、職人だなーーと感動すると同時に今は故人
 となったその人が心をこめて締めこんだボルト類を20年近くの
 歳月を経て 今、自分が分解していることに、妙な感動を覚えました。
 古い仏像を解体修理する職人がいるが、この人たちの感動の僅か
 ばかりを感じた思いがしました。
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Re: 政治の職人 - ザトペック 09/26-12:35 No.4976

>  分解していくうちに、製作に当たって設計者との熱い対話が有り、
>  図面に反映されたであろう、細かいところへの、心憎いばかりの
>  気配りが感じられ、職人だなーーと感動すると同時に今は故人
>  となったその人が心をこめて締めこんだボルト類を20年近くの
>  歳月を経て 今、自分が分解していることに、妙な感動を覚えました。
>  古い仏像を解体修理する職人がいるが、この人たちの感動の僅か
>  ばかりを感じた思いがしました。
>  

 宮本武蔵さんおはよう御座います
 いつもの、切っ先鋭く世の中の矛盾を批判をする武蔵さんの
 書き込みと全く違う内容のスレッドを読ませていただきました。
 恐らく、若き日の自分を育ててくれた恩師の仕事振りを成長した
 自分が見て、大いに感動し、誰かにそのことを言わずにいられ
 無かったということでしょう。
 職人魂は、宮本武蔵さんに引き継がれていると思います。
 
 振り返ると、政治家の世界での伝承と言うのはどの様に行われる
 のだろうか。政治活動の成果物とは別に、市民を思いやる心や情熱
 が引き継がれるべきと思うが、井戸・塀政治家の心は引き継がれず
 私利・私欲に走る政治家のなんと多い事か。
 
 その点で、いろいろな批判を浴びるが、かたくなに自分の姿勢
 を貫く吉田市議は、政治の職人と言えるかもしれない。
 この気風大切にしたいと思う。 

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政治家の評価の基準 - 吉田つとむ 10/01-22:05 No.4995 new!

 政治家がどうあるべきかに関してのことですが、他の分野でも同様ですが、その仕事自体に対して成果を挙げる人物かどうか、これが評価の基準であろうと思います。

 ではそれを現実的にはどのように評価しているかと言うと、政治家を選挙を通じて、その仕事に適しているかどうかを判定しています。その評価のものさしには、その政治家の所属政党内での評価、関係団体やグループでの評価、地盤と目されているところでの評価が主たるものでしょう。そうした中で、インターネットを通じた情報発信をどのように行っているのか、と言う評価も加わっているのが今日の姿です。

 政治の場合は、政党支持によって政治家の評価が大きく異なる可能性を多く持っています。ただし、政党政治が現実に行われているため、その評価の相違は政党自体に託しているとも考えられます。その意味は、ある人物をまったく評価しない人が大半であっても、その政治家の所属政党内で支持があれば、政治家として選挙で選ばれると言うことです。その「政党」の役割を「関係団体やグループ」や「地盤」と置き換えても同様な意味合いがあります。

 つまり、政治家は誰からも均一な評価を受ける事でなく、元来が偏った立場の代表的な側面を持って登場すると考えても良いと思います。

 そうした意味で、かたくなな態度と考えられる立場は、一つの政党的なもの(政党に準じる)に相当しているのかも知れません。おそらく、ザトペックさんがおっしゃる私の姿は、そうした意味合いを持っているのでしょう。
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建設機械販売と修理 - 吉田つとむ 09/27-23:52 No.4982

 宮本武蔵さん こんばんは

 機械の修理関係で、2年程と言う身近な期間ではありましたが、その分野の小さな会社に勤めた経験があります。具体的には、土木関係の資材を主体に販売する会社でしたが、合わせて関連する土木工事用建設機械の販売修理を行う会社で働いていました。

 そうした時に、土木工事用の建設機械に身近に接する機会がありました。新品の機械を販売することもあれば、故障した機械を引き取ってきて修理を受けることもありました。

 そうした土木建設機械には、電気を動力としたモーターで動く機械もあれば、エンジンの回転を動力として動く機械もありました。他に、空気圧を使って機械もありました。

 自分には未知の分野でしたが、ともかく「物」や「サービス」を売らないと仕事にならない会社でしたし、そうした営業をするのが自分の仕事でした。

 その中で、相手先から新品の機械の注文を受けるか、既存の機械の修理として注文を受けるか、そのバランスを効率よく受注できるのが営業の仕事でした。 

 自分が土木建設機械のことは詳しく分からないのですから、相手に新品の機械を買ってもらうのが最も簡単な営業の仕事方法です。しかし、こうした職種では売り切りの商品を取り扱うのでなく、私がいた会社では相手先から多数の機械の販売、数理を受注するのが目的ですので、何もかも新品を買ってもらえばよいというわけではありませんでした。

 私が引き取ってきた故障した機械は、関連の修理サービス工場(1人で仕事をしておられました)ですぐに故障個所のチェックをしてもらい、修理した場合の費用とその所要日数をスピーディーに算出してもらっていました。その結果を即座に取引先に連絡し、相手の判断の参考に供していました。

 新人である私の仕事のために、修理サービス工場の人はずいぶんと無駄な工程や時間をかけてもらったことがありました。その準備のため、自分でも故障した機械の前清掃を手伝ったこともあります。

 そうした人の手助けがあって、自分の仕事が回り始めた経験が今も記憶の中に残っています。

 これが、私と機械の接点です。
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土木建設の現場に学ぶ - 吉田つとむ 09/28-13:58 No.4985

 三十路を過ぎた私は、とにかく土木に関して何の知識もなく、その営業分野に飛び込みました。それ以前は、博多人形という雑貨類分野の販売分野に長くいたため、比較的に細やかなソフトな感じがする仕事をしていました。自分のスタイルもそれに似合った形になっていたでしょう。

 それが、自分の服装からネクタイとスーツが消えて作業服の姿に変わりました。その行き先も、デパート・人形店・ホテルのショップ・観光地のお土産やさんというところから、山間のダムやトンネル・河川の護岸や橋梁、地下の下水道や地下鉄、広大な住宅開発現場や圃場整備事業などの「現場」に変わりました。

 今から思えば、良くぞそうしたまったく自分が知らないところに飛び込んだと思います。

 機械の操作を、現場の監督さんやベテランの作業員さんから聞きました。機械を動かしている最中に質問したこともありました。正確には、故障した機械を引き取るときにその故障の特徴を聞きながら、機械のことを覚えさせてもらったのでしょう。

 販売する機械のメーカーさんからいろいろ教えていただくこともあれば、自社の修理関連サービスの人から知識を得ることもありました。それ以上に、自分の商売相手のお客さんから教えていただくことがもっと多くありました。

 そうした機会を通じて、私はいくつもの機械の特徴を勉強することが出来ました。作業服がかなりなじんできた33歳で、縁があって新人の参議院議員の第1秘書となりました。

 そのときにはまったく違った世界に来たようですが、この時代に土木工事関係の分野で仕事が出来たことが、ずいぶんと役立ちました。たとえば、泥道のぬかるみや増水した河川、あるいは臭気が強い汚水処理場などをそれほど苦にせず、接することが出来るようになくなっています。 --------------------------------------------------------------------------------
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