天気に見放された一年・黒瀬農舎(転載記事)
(04/11/05) 

 先の台風(夏の台風で、塩害が大規模に発生した秋田県大潟村)で被害にあった黒瀬農舎(転載記事)のサイトからの転載記事です。
http://www.kurose.com/teikei/teikei.htm#200410

 苦難の中で、なんとか切り抜けておられる姿が、このHP記事からにじんできます。(以下、転載記事です)
<前書き>
天気に見放された一年 投稿者:黒瀬農舎(転載記事) 投稿日:2004/10/26(Tue) 21:23 No.4870
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<天気に見放された一年でした。>

 私たちが秋田で米作りを始めて、今年は記念すべき30年でした。
 その節目の今年は、最悪の天候に悩まされました。
 近隣の早い方は9月25日頃から収穫作業を始めました。その情報によれば、予想通り大不作・凶作のようです。
 この一番の原因は、8月20日と9月始めの15・18号のいずれも雨のないカゼ台風による塩害です。
 2つの台風の塩害で葉っぱをもがれた桜は、その後「暖かい春が来た」と勘違いして、右の写真のように、いま村の桜並木は、桜が満開です。
 もう一つは、6・7月の低温長雨と、7月下旬以降一変した酷暑という異常気象の災いで、秋田同様に、新潟・庄内の日本の米処(こめどころ)も、すべて不作で困っているようです。オマケに、夜間まで暑かったために、収量が少ないだけでなくて見た目の品質も最悪だという。 

 我が農舎関係の稲刈りは、これからですが、前号でもご紹介しましたように、我が家の台風被害は、幸いにも、近隣のひどい人に比べれば軽々微で、2割余りの減収で済みそうですが、それでも、30周年の節目の年として、歓迎できない賜り物です。
 収穫作業を始めた近隣の農家の話しによれば「収量も少ない。見た目の品質も悪い。」でも食べてみると「味は、満足できるようだ。」という報告を聞いて、少し一安心しているところです。
 その新米の出荷は、これからの天候にもよりますが、10月15日頃になりそうです。(以上、転載)
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日本海側の台風被害 吉田つとむ - 2004/11/03(Wed) 07:57 No.4901

 ともすれば、忘れ去れそうなのが、今年の台風被害です。特に今年の台風は、九州・四国などだけでなく、本州全域にその被害を及ぼしたのが特徴でした。

 その台風で珍しく大災害にあったと言うのが、日本海側の各地です。この秋田県大潟村付近では、雨をもたらさずに海水の塩分が水田や畑に降り注いだと言う結果になって、今年の収穫に大被害をもたらすものです。

 他方で、京都府などで起きた災害は、激しい降雨で河川が氾濫して、膨大な泥水が人家や道路を襲ったものです。

 それぞれに、甚大な災害であったことは間違いありません。
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