桑原望・長岡市議の災害情報プログ
(04/11/05)

 震災発生と同時にブログによる情報発信をはじめた、長岡市の議員がおられました。通常のHP更新では、情報発信が難しいと考えられての行動です。
http://www2.odn.ne.jp/kuwabara-nozomu/
http://blog.livedoor.jp/nozomu69/
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<目次>
長岡市議桑原望の災害情報プログ - 吉田つとむ 10/30-00:51 No.5160
ボランティアにクレームの意見 - 吉田つとむ 10/30-00:53 No.5161
避難所の体制について - 吉田つとむ 10/30-01:05 No.5162
震災避難所のリーダー - 吉田 つとむ 10/30-23:33 No.5165
政治家事務所は震災ボランティア.. - 吉田 つとむ 10/31-00:44 No.5167
避難所先の生活形態 - 吉田つとむ 10/31-08:53 No.5170
10日も過ぎた時点で起きること - 吉田つとむ 11/03-01:05 No.5187
「ゴミがたまりすぎている」との.. - 吉田つとむ 11/04-09:04 No.5191
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タイトル:長岡市議桑原望の災害情報プログ

「長岡市議桑原望の災害情報プログ」を発見しました。

 「新潟県中越地震について私(桑原望)のメモと関係者に対する情報発信を目的としたブログ」と題されており、かなりの記事量です。

 アドレスは、ライブドアのものです。
http://blog.livedoor.jp/nozomu69/
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タイトル:ボランティアにクレームの意見

「長岡市議桑原望の災害情報プログ」の記事では、災害救援のボランティアにクレームの意見が書かれているのを発見しました。

<以下、その転載>
「ボランティア」 29日
ボランティアの数もどんどん増えてきている。
結果として、問題のあるボランティアも増えてきている。
避難所で「泊まらせろ」と喚く人なども。
一部のボランティアなどにより全てのボランティアがこのように見られるのは残念。
ボランティアにくる人は少なくとも「自己完結型」(衣食住すべてを自分で)
あくまでもボランティアセンターもボランティアも被災者を一番に考えなければいけない。

アドレスは、
http://blog.livedoor.jp/nozomu69/
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タイトル:避難所の体制について

「長岡市議桑原望の災害情報プログ」の記事に、避難所の体制に関して下記の書き込みをしました。
http://blog.livedoor.jp/nozomu69/archives/8626860.html#comments

 阪神大震災の時には、避難所には避難者の組織が出来ており、本部長以下のメンバーがそろっていました。

 もちろん、自主的な組織です。その組織と自治体職員がやり取りしていました。

アドレスは、
http://blog.livedoor.jp/nozomu69/
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タイトル:震災避難所のリーダー

 「長岡市議桑原望の災害情報プログ」の記事に、震災避難所のリーダーに関して、下記の書き込みをしました。
http://blog.livedoor.jp/nozomu69/archives/8626860.html#comments

 またまた、阪神大震災の経験

 地方都市であっても、避難所には複数の地域(町内)の住民が避難するのが通常でしょう。さらに、被災地の避難所への交通事情によっても左右されますが、そこに町内会長さん等の日ごろリーダーを務めている人が避難してくるかどうかは偶然です。また、震災という大異変の時ですので、様ざまの人が避難してきた避難所では、その場に適したリーダーが誕生するべきだと思います。

 阪神大震災の時、そうした避難所ではその場に対応したリーダーが誕生していました。タイプで言うと、野戦型のリーダーがふさわしいのだと思います。避難所内に適当なリーダーもおらず、避難所にいる「お役人」の言いなりの避難者ばかりでは、避難所はスムーズに運営されません。

 この先、増えてくるボランティアを統率する意味でも、避難所リーダーは欠かせない存在でしょう。
Posted by 吉田 つとむ(町田市議) at 2004年10月30日 22:57
(以上。自分が書いた転載記事)
アドレスは、
http://blog.livedoor.jp/nozomu69/
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タイトル:政治家事務所は震災ボランティアセンター

「長岡市議桑原望の災害情報プログ」の記事に、震災避難所のリーダーに関して、下記の書き込みをしました。
http://blog.livedoor.jp/nozomu69/archives/8666745.html#comments

政治家事務所は震災ボランティアセンター

 阪神大震災の経験ですが、その年の4月に統一地方選挙が予定されていたため、後援会事務所を拡充している政治家もありました。

 その後援会事務所は、震災の日から「震災ボランティアセンター」に変わったのです。そこは政治家のキャリアと言うべきか、自前で「ボランティア」を受け入れる宿泊対応型の施設に変更し、ボランティア活動に専念していました。

 各地から幾人ものボランティアがきていました。初めて顔を合わせる間柄ですが、お互い親しく話すようになります。共同体験がなせる業でしょう。

 私もその場所に宿泊した経験がありますが、もちろん、「ボランティア」には様ざまの人がいるのは人間社会のどこでも見かける光景です。幾人もの「ボランティア」が登場するわけですので、ある程度はそれらを承知で考えていただきたいと思います。
Posted by 吉田 つとむ(町田市議) at 2004年10月31日 00:38

(以上。自分が書いた転載記事)
アドレスは、
http://blog.livedoor.jp/nozomu69/
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タイトル:避難所先の生活形態

 新潟中越地震の被災地住民の皆さんは、10万人にも上る人が避難所に入っている一方で、それ以上の人が自宅で生活(している人数に相当)しています。

 避難先の形態も様々にありますが、
1.学校や公民館などの公的な施設で生活する方法が一般的であり、他に、
2.公園や空き地にテントを張って、その中で生活する方法、
3.自然や既存の施設(倉庫や、農家のビニールシート)を利用して、それを利用して生活する方法、
4.自家用車などを使い、自宅に出入りしながら生活する方法、
5.ややポピュラーな形態としては、町内会館などで少人数の家族などが避難生活する方法もあります。
6.そう少しポピュラーな形態としては、親類縁者の方宅にお世話になる方法もあります。
7.これら以外に、この際思い切って他の土地に移動する人もあるでしょう。

 私が何度も見た阪神大震災の経験からすれば、上記の方法で避難者の皆さんが生活されています。それらのどの方法を選択するか、選択できたかによって、これからの居住環境が大きく変わってくるでしょう。

 お役所やメディアの役割として、それらの避難形態の概要を早期につかむと言う仕事があります。ともすれば、よりニュース性が高いところにそれらも目が向きやすいのですが、幅広い情報収集をするのもそれらの役割と考えます。

 その避難形態の分類は、罹災証明の発行前後が集まりやすいと考えます。阪神大震災に比べると亡くなった人の割合が少ないので、避難形態の分類とその人数把握はかなり容易であろうと考えます。
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タイトル:10日も過ぎた時点で起きること

 またまた、阪神大震災の経験によれば、震災から10日も過ぎると、人や家屋の被害が軽微で、ライフラインが復旧した人たちは、まず身の回りの品の整理整頓を始めないといけない状態です。

 自宅の備品類が散乱した状態になっているでしょうし、親族などのご不幸やけが人が出ているケーも多いでしょう。

 他方では、自宅が全壊したり、半壊したりして、復旧のめどが立っていない人、特に半壊の認定を受けた人が自分の自宅がとても使えないと考えられる際には、役所との折衝をしないといけなくなります。

 あってはならないことですが、「泥棒」の発生も顕著になります。避難所にいて、自宅を決まった時間に留守となるケースでは特にねらわれることになります。

 それと同等の大変なのは、会社や事業所が震災にあうことです。仕事は動かず、お金は入ってきません。給料は支払わないわけにはいかず、手形は落とさないといかないわけです。

 そうしたもろもろの用件が控えており、行政窓口はてんてこ舞いしてきます。さらには、ぞんざいな対応を図る職員が登場するのもこれからのことになるでしょう。

 一端落ち着きだす時点の方が、より忙しい時期に入る人たちも出てくるものと考えられます。

長岡市議桑原望の災害情報プログ
Posted by 吉田 つとむ(町田市議) at 2004年11月03日 01:02
http://blog.livedoor.jp/nozomu69/archives/8783529.html#comments
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タイトル:「ゴミがたまりすぎている」との問題

 「長岡市議桑原望の災害情報プログ」の最新記事に、システムの外にある人たちと言う記事がありました。
http://blog.livedoor.jp/nozomu69/archives/8830235.html

 主に市の情報系列から外れたマンションの被災回復の遅れの問題でしたが、ゴミ処理の問題があったため、その部分に関する「レス」を入れました。以下、その全文です。

 桑原望さん おはようございます。11月3日のブログ記事には、「ゴミがたまりすぎている」との問題が書いてあります。

 被災地において、損壊した住居の整理をしてその住居から搬出されるゴミや、避難所の中での日常生活ゴミの発生で、日ごろのゴミ搬出量の数倍もあるという状況が想像されます。

 下記は、東京都の「新潟県中越地震に伴う東京都の支援について」
http://www.metro.tokyo.jp/SAIGAI/niigata.htm
 の一覧です。ごみ収集作業に関する情報がまったくありませんが、区に事業移管したためのものか情報をつかんでいません。(従来は、東京都では、区部と市部はまったく異なった自治体でした。市部は自前のゴミ処理を行ってきました)

 阪神大震災時には、町田市からゴミの収集職員とその収集車両を、西宮市(など)に泊り込み派遣しました。今回、長岡市から<ごみ収集の応援>要請があれば、町田市とその職員はきっと駆けつける体制を取るはずです。
 町田市役所 042−722−3111(代表)
 
 早急にご検討ください。

長岡市議桑原望の災害情報プログ
Posted by 吉田 つとむ(町田市議) at 2004年11月04日 08:45
http://blog.livedoor.jp/nozomu69/archives/8830235.html#comments
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<注:その後、ゴミの収集に関しては、間に合っている旨の連絡をいただきました。いずれにしても、必要な協力は、ご連絡ください、と結びました>
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