二つの際立った行事日程(演劇鑑賞と教科書展)
(05/01/21)
 二つの際立った行事日程をこなしました。たまたま同じ市民ホールで行事が重なったためです。
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演劇鑑賞、米倉斉加年 投稿者:吉田 つとむ 投稿日:2005/01/16(Sun) 10:01 No.5132
米倉斉加年氏と挨拶 吉田 つとむ - 2005/01/16(Sun) 18:04 No.5134
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演劇鑑賞、米倉斉加年 投稿者:吉田 つとむ 投稿日:2005/01/16(Sun) 10:01 No.5132

 町田市民ホールで行われた、演劇「小林多喜二 早春の賦」を鑑賞した。

 この作品は、小説「蟹工船」で有名なプロレタリア作家の小林多喜二氏を取り扱ったものであった。

 小林多喜二氏というのは、北海道小樽で銀行員を勤めながら、左翼の選挙運動に参加していたもので、多数の小説作品を書いていた人物である。後には、東京に居を移し、そのプロレタリア文学運動自身の中心人物にもなった経歴を持っている。

 この演劇作品では、作家の小林多喜二自身に視点を置いて出来た内容であった。「3.15事件」といわれる非合法な共産党活動に対して一斉逮捕があり、小林多喜二氏は、そうした運動の小説化にも取り組んだ人物である。後に、非合法な活動中に逮捕され、死亡するという悲惨さによって、その人物像が一層偶像化されているが、この作品ではその小林多喜二氏のその日常生活の中で見つめなおそうという意図がみられた。

 ただし、作品では、左翼運動やプロレタリア文学に特有な言葉が頻繁に登場し、一般の鑑賞には不向きなところを感じたのは、私だけであろうか。

 なお、この演劇を鑑賞したのは、演出の米倉斉加年氏が、私の母校の先輩で、同じ演劇部に所属したという理由による。もちろん、その演劇部において、米倉斉加年氏は歴代の「華」であり、私は単に裏方の一人に過ぎなかった。

 3年ほど前に、その演劇部同窓会でお会いしたことはあるが、先方は名俳優であり、直接挨拶する状況ではなかったので、この際と考えたのある。
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米倉斉加年氏と挨拶 吉田 つとむ - 2005/01/16(Sun) 18:04 No.5134

 今回、町田市民ホールの公演に際して、舞台俳優の米倉斉加年氏と挨拶をする機会を得た。その理由は、前の記事に書いた理由によるが、実際の会場での手配では前市議会議員の斉藤勇氏にお世話になった。聞くところによると、斉藤氏は今回の会の実行委員であった。

 舞台俳優の米倉斉加年氏は、私の出身高校の先輩であり、なおかつ演劇部の先輩でもある。(ちなみに、学校名は、福岡中央高校という名称。その演劇部の後輩には、森口博子さんもいるという演劇ではメジャークラスと言ってよい)

 実際に身近にお会いした米倉斉加年氏は、やや年齢を感じさせるものがあったが、舞台では人が変わったように元気であり、今回は舞台演出のために声の出演のみであった。そのためか、一層年齢を感じさせないはっきりした口調であった。
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歴史教科書のパネル展 投稿者:吉田 つとむ 投稿日:2005/01/16(Sun) 10:15 No.5133

 平成17年1月15日、市民ホールで開催されていた「歴史教科書を考えるのパネル展」を見学した。

 主要には、各地の教育委員会で教科書採択でその時々で話題になっているが、そのどの点が問題かという点を多方面に取り扱った内容となっている。その中では、歴史記述がどの教科書が適切か、そのことを問うていた。

 太平洋戦争を中心に、日中・日韓の歴史関係の把握が様々の時代と状況に合わせた論争とその動向を把握するのに、多方面の資料を配置し、分かりやすく説明していた。

 古代の歴史に関しては、自分自身が興味がある分野もあり、しばらく眺めていたコーナーもあった。

 こうしてみると、教科書採択の現場で大きな争いが存在することに、リアリティーを感じるものである。

 各教科書会社は、国の検定に通りだけでなく、こうした社会状況の動き、あるいは子どもの社会環境も十分に見極め、その教科書作成方針を出さないと通用しなくなったのだと理解できる。

 なお、関係者の大西議員とは、会場で会い損ねた。
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