小規模作業所<あんしん>の震災復興に向けて

<目次>
震災被害の作業所の復旧工事 - 吉田つとむ 02/12-12:52 No.5778
春の訪れを願って - 天野 02/15-20:26 No.5787
貧者の一灯の輝き - 吉田つとむ 02/16-10:27 No.5790
十日町市のあんしんに到着 - 吉田つとむ 02/19-08:50 No.5795
再建費用の捻出について - 吉田つとむ 02/20-18:38 No.5807
災害弱者に対する公的支援のあり.. - 天野 02/21-18:51 No.5809
震災復旧のシンボル的な存在 - 吉田つとむ 02/27-22:26 No.5834
--------------------------------------------------------------------------------
震災被害の作業所の復旧工事 - 吉田つとむ 02/12-12:52 No.5778

 新潟中越大地震で被災した、十日町市にある障害者のための小規模作業所(NPO法人支援センターあんしん)について、何度か記事にしています。詳しくは、下記のブログがその元記事です。

社長のぶらぶら日記
http://plaza.rakuten.co.jp/tokamachi/

 その作業所は、この震災で多大な被害をこうむっていますが、無認可の小規模作業所であるため、復旧工事費に公費が出されません。

 その費用捻出でずいぶんとご苦労なさっている情況を以前に記事にしました。各地から暖かい気持ちも届いているようですが、まだまだその費用を満たしたとはいかないようです。

 私もささやかな応援を試みています。

 すでに、この作業所では、その修復のための大工さんも入っているとの記事を見ました。

 その工事が無事終了することと、またその費用は全額そろうように願っています。
 
NPO法人支援センターあんしん
http://mx51.et.tiki.ne.jp/~ansin/index.html

 その所長さんを務めておられる、樋口 功さんの人徳には、多くの学ぶべき点があります。
--------------------------------------------------------------------------------
春の訪れを願って - 天野 02/15-20:26 No.5787
http://homepage1.nifty.com/machisaren/index2.htm

吉田さん、こんばんは。
震災被害を受けた「無認可」作業所の厳しい状況について、
こうして掲示板でとりあげていただいていますことに
同じ作業所の立場から、心より感謝申し上げます。

ご報告が遅くなりましたが、
ご紹介いただいた「NPO法人支援センターあんしん」さんの方へ
ささやかですが、町田作業所連絡会から
2月7日に50万円の義援金を送らせていただきました。
(町作連会員全体のカンパによるものです)

先日、先方と電話でお話しもさせていただきましたが、
すでに数回雪下ろしをするほどの大雪に見舞われているとのこと。
また、今後は、作業所の復興とともに、「認可」にむけての
とりくみも新に開始されるとのことでした。
もちろん、それらの計画を実現するためには、
多額の費用を要することが予測されますので、
どうか、たくさんの方にご支援いただけますようお願いします。

私どもとしましても、1日も早い作業所の復興と、
春の訪れを祈りたいと思っています。
--------------------------------------------------------------------------------
貧者の一灯の輝き - 吉田つとむ 02/16-10:27 No.5790

 天野さん おはようございます。

 震災地=新潟中越の十日町市にある、「NPO法人支援センターあんしん」の建物は、今回の震災で大きな被害をこうむったとの情報でした。

 天野さんにそのことをお伝えし、ありがたくも、町田作業所連絡会の皆さんが一致協力して、募金を集めていただきました。天野さんは、「その募金額を称して、ささやかですが、・・・」としていますが、皆さんの行動は「貧者の一灯」にも通じる思想に基づいた行動であり、自分らの身を削り、他者からの支援も含めて集められた実のあるお金であると確信しています。

 今回の皆さんの募金が更なる広がりにつながると信じ、中央団体を通じた一般的な募金方法でなく、その対象を特定目標に集中させて、募金の効果を発揮させようという趣旨であったと理解しています。

 もとより、そうした町田作業所連絡会の募金だけで、、「NPO法人支援センターあんしん」の復興事業が完結するわけには行くこともないのですが、大きな心の支えになったものと考えます。
--------------------------------------------------------------------------------
十日町市のあんしんに到着 - 吉田つとむ 02/19-08:50 No.5795

 昨日より、新潟県十日町市にきています。

 障害者の小規模作業者である「NPO法人支援センターあんしん」と、その所長さんである樋口功さんを訪ねるのが第一の目的で、次に役所の雪・水対策課をたずねるのが、第2の目的でした。

NPO法人支援センターあんしん
http://mx51.et.tiki.ne.jp/~ansin/index.html


 役所では、雪・水対策課の参事(課長補佐)である山田真一・克雪水対策係長と主事の柳さんにお世話になりました。ただし、記事は別掲とします。

 さて、「NPO法人支援センターあんしん」の所長をなさっている樋口功さんは、北越融雪という会社の社長さんでもあります。というより、本来はそれがメインの仕事であるようです。これまた、別掲で記事としましょう。

 さて、震災で被災した、「NPO法人支援センターあんしん」の建物ですが、ただいま再建中でした。その樋口さんのブログに経過が記事になっています。

社長のぶらぶら日記
http://plaza.rakuten.co.jp/tokamachi/

 木造の建物ですが、内外装も大きく修復されるようで、現在は室内の柱や梁の部分が修復工事中でした。壁などをはがしたくず類がかなり飛び散っており、ダクトを使って外に飛散させている様子でした。

 計画では、外壁も大きく改装されるとのことでした。強度を持たせるため、卵の殻状の外壁材が使用されるとの事でした。春過ぎには完成する見込みで進行しています。

 ただし、元からの問題どおり、無認可の作業所であるため、その修復費用は自前のものとなり、公的な負担がない状態で再建費用が調達されなければならないという課題があるとおりです。

 樋口さんのアピールに答えて、大勢の人や団体・グループの支援が出ています。このたびは、「全国からのご支援に感謝いたします」というお知らせ文と、その支援者リストを記載したものが印刷文にされていました。数百人の方のリストの中に、「小規模作業所あじさい」と「NPO法人町田作業所連絡協議会 天野貴彦」の名前を発見しました。他にも、町田市関係のものがあるかも知れませんが、とりあえずの報告です。

 東京の遠方までのことはわかりませんが、この「あんしん」で作られているトイレットペーパーが記念に送られてくるかも知れません。その節は、ご愛用ください。

 なお、この案文は現物をいただいているので、町田に帰りましたら、天野さんにお渡ししたいと思っています。(続く)
--------------------------------------------------------------------------------
再建費用の捻出について - 吉田つとむ 02/20-18:38 No.5807

 この無認可小規模作業所である「NPO法人支援センターあんしん」の震災被害復旧のための工事は、元の形にするだけでなく、トイレットペーパー製造機の規模を大きくすることと、2階へのエレベーター(リフト?)の工事も追加することにより、当初の800万円から1,100万円に工事費がかさむ計画となっているようでした。

 先に書いたように、再建の熱意がそれぞれに伝わり、全国の大勢の個人・団体・企業などから義捐金の送付があるそうですが、その絶対額が満たされたというところまでは、まだまだの金額であるようです。

 来週には、有名なピアニストの支援コンサートも東京で開催されるとのことですが、そうした情報発信にも期待したいところです。

 幸い、町田市関係では、「NPO法人町田作業所連絡協議会」のみなさんによる力強い支援の募金がありました。前回のニュースのように、支援一覧にも掲載されている通りです。私としても、紹介させていただいただいた関係で、その復旧支援行動がより、さらに幅広くエリアと対象に拡大することを願っている次第です。
--------------------------------------------------------------------------------
災害弱者に対する公的支援のあり方 - 天野 02/21-18:51 No.5809
http://homepage1.nifty.com/machisaren/index2.htm

吉田さん、こんばんは。
十日町市にある「ワークセンターあんしん」さんへの視察、ご苦労様でした。
吉田さんのご報告と併せて、樋口所長さんのHPも拝見させていただき、
現地の皆様が、作業所の復興と再建に向けて、懸命にご努力されている様が十分に伝わってきました。
再建費用がまだまだ不足しているとこと、この掲示板をご覧の皆様にも改めて、
ご支援をお願いするとともに、町作連としても、第2、第3弾の協力を考えていかねばと思っています。
まずは、直ぐにできることから、らいむに募金箱を置くことから始めてきたいと思います。

阪神・淡路大震災のときもまったく同じ状況でしたが、
ひとたび、こうした深刻な天災が起きたとき、一番の被害を受けるのが、いわゆる災害弱者と呼ばれる人たちです。「無認可」の小規模作業所に通う人たちは、ご本人がまずもって災害弱者であることに加えて、通所している施設自体が、運営や財政上で様々な困難を抱え、ダブルハンデの状態を余儀なくされています。(詳しくは、阪神のときの小規模作業所の状況をまとめたこの(↓)ような論文がありますから、ぜひ、ご覧になってください。)

http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/norma/n182/n182_023.htm

そして、「福祉の町」と呼ばれる町田にあっても、まだまだ多くの「無認可」施設があるのが現状です。

阪神、そして今回の新潟にも、震災直後に、現地を訪ね、被害の状況をつぶさにご覧になり、復興にむけての支援のあり方について、深い洞察をお持ちの、吉田さんには、ぜひ、機会を見て、災害弱者への公的支援のあり方について、議会でのご提案とご検討をお願いしたいと思います
--------------------------------------------------------------------------------
震災復旧のシンボル的な存在 - 吉田つとむ 02/27-22:26 No.5834

 天野さん こんばんは

 先日は、「ヤマト福祉財団賞」受賞とその祝賀会の開催おめでとうございました。会の件では個人的な「律」があり、出席できず、大変申し訳ありませんでした。

 さて、この「無認可」と「認可」の間では、特に福祉施設などではその処遇などに大きな差があることを、幾つか学ばせていただきました。

 今回の新潟県十日町市にある「ワークセンターあんしん」の復旧でも、その無認可であることが大きなハードルとなっていました。

 震災と障害者福祉施設の復旧という関係ですので、その再建のシンボル的な存在として、この広がりが実現できないものか、と考えています。

 その「ワークセンターあんしん」の所長さんである、樋口功さんは、十日町という「小都市」であるにもかかわらず、自分の事業の中で一般就労事業の展開を図っておられる貴重な人材です。

 いずれ、「ワークセンターあんしん」はこの取り組みから認可への道も開かれるであろうと考えますが、当座の再建が第一優先と考えます。

 後段の記述となりましたが、阪神大震災に関する資料をご提示いただきありがとうございました。もとより、「震災」と「災害弱者への公的な支援」では、国政への働きかけの取り組みが優先されるものと考えます。地元の代議士には、こうした施策を追及されることを要求することが重要と思っています。
--------------------------------------------------------------------------------
   文頭に戻る  関係記事  意見一覧  HPメインに戻る  吉田つとむHP